旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

秋の乗り放題パス 三日目

2023-11-03 20:00:00 | 鉄道

JR西日本 特急〔はるか22号〕8122M列車 [281系HA606編成] (関西空港)

令和5年10月21日土曜日。関西空港駅に来ている。自動改札より特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」で入場。一路、京都へ向かう。


Hello Kitty HARUKA


はるか KANSAI AIRPORT EXPRESS HARUKA 京都 KYŌTO



キティちゃんなら乗り換えなしで京都まで1時間20分で連れて行ってくれるが、特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」では特急に乗れない。昨日、特急〔南紀〕に乗った時は自由席特急券普通乗車券を購入した。特急〔はるか〕でも同様の切符が必要。


JR西日本 関西空港線 関空快速 4154M列車 [225系HF438編成] (関西空港)

関西空港天王寺行関空快速列車に乗車する。天王寺行だが大阪を経由する。


225系車内の様子


metro 関空快速で関西空港を出発symbol6


関西国際空港連絡橋を渡り本土へ (りんくうタウン-関西空港)


上段が道路、下段が鉄道となっている




空港線が分岐 (日根野-りんくうタウン)

本土に上陸し、りんくうタウンを出発する。関西空港から線路を共用して走ってきた南海電気鉄道とはここで分かれる。


南海本線と立体交差


阪和線に合流



日根野に到着。ここで和歌山始発の紀州路快速を連結して出発。次の熊取は昨夜泊まっていたところ。関空快速、紀州路快速ともに始発から各駅に停車していたが、熊取からは通過駅のある快速らしい走りとなる。東岸和田和泉府中に停車。からは阪和線の支線である羽衣支線が分岐して東羽衣に至る。東羽衣駅では南海の羽衣駅に接続している。三国ケ丘堺市に停車。三国ケ丘の三国とは摂津国和泉国河内国。そして堺の地名の由来は三国の境であったからだそう。


大和川を渡る(杉本町-浅香)

江戸期に付け替えられた大和川。後に国境もここに変更。和泉国より摂津国に入る。堺市と大阪市の市境でもある。


あべのハルカスが近づく (美章園-南田辺)

列車は阪和線より阪和短絡線を通って関西本線に入り天王寺に到着。この列車は天王寺行だがまだ終着ではない。天王寺の次の新今宮を出発すると関西本線より大阪環状線に入る。外回りで大阪京橋を経由して天王寺に戻ってくるのだ。列車は新今宮を出ると大正弁天町西九条と停車。


(環)福島に停車

高架の駅から見下ろすと踏切が見える。東海道本線の支線と大阪環状線の線増部分からなる梅田貨物線にある浄正橋踏切。特急〔はるか〕〔くろしお〕などが運転されるが、この区間は単線であり地上を走るので踏切での道路との平面交差もある。この先は地下化され特急〔はるか〕〔くろしお〕も停車する大阪駅(地下のうめきた新駅)が設けられた。新線開業ではなく線路の付け替えではあるが、乗ってみたいと思う。しかしわざわざ特急に乗らなければならない。今後乗る事もあるだろうから今日は乗らない。列車は高架の大阪駅に到着。下車する。


metro 関空快速で大阪に到着symbol6

うめきた新駅大阪駅の一部であり、特急ばかりではなくおおさか東線の列車も乗り入れる。地下のうめきた新駅から新大阪まで乗ってみてもいいが、関空で思いの外時間を取ったので先を急ぐ。


奥のプラットフォームに特急〔サンダーバード〕の姿が

大阪金沢行特急〔サンダーバード25号〕。


サンダーバード THUNDERBIRD 金沢 KANAZAWA

来春の北陸新幹線敦賀開業以後も敦賀までの列車として残るが、金沢行が見られるのは今のうち。


metro 東海道本線で大阪を出発symbol6

新快速は混雑していると予想し、一本前の網干野洲行快速列車で座ってゆく。複々線のうち内側線を走って行くが、外側線を走る特急〔サンダーバード〕に盛大に抜かされてゆく。


新名神高速道路を建設中 (島本-高槻)

新名阪高速は四日市JCTで伊勢湾岸自動車道、東名阪自動車道に接続し、神戸JCTで山陽自動車道、中国自動車道に接続する。新東名高速などと合わせて日本の新たな大動脈である。



ようやく全通する姿が見えてきた。後に鞄に札束(に見立てた紙)が入らずアタフタしてたのが余計な事をしなければ、とっくに完成していただろう。


山崎に停車

ウイスキー工場を見て、大阪府より京都府、摂津国より山城国に入る。山崎に停車中、後続の新快速に盛大に抜かされてゆく。新快速には追加料金なく乗車出来るし京都到着も早い。しかし快速で座っていきたかった。新快速でも座れたかも知れないが。


JR西日本 東海道本線 快速 770T列車 [223系J5編成] (京都)


metro 東海道本線で京都に到着symbol6

関西空港線 関空快速 4154M 関西空港(12:17)→大阪(13:28) クモハ225-5116
※天王寺-日根野間は阪和線。天王寺-新今宮間は関西本線。大阪-新今宮間は大阪環状線。
東海道本線 快速 770T 大阪(13:38)→京都(14:20) クモハ223-2064

※特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」利用



京都に着いたが観光する訳ではない。疫病がおさまり訪日観光客が戻ってきたのはいいが、京都を訪れる人が多すぎて問題になっている。京都観光は楽しいが、適当に地方都市にばらけてくれんかな。


新福菜館本店 (京都府京都市下京区東塩小路向畑町)

京都ではこちらのお店へ。行列は出来ていたが思ったよりは早く入店出来た。



お店の外に並んでいる時に注文を聞かれるので迅速に料理は出てきます。


ビール(小)(350円) 朝鮮漬(200円)

朝鮮漬をつまみ麦酒で喉を潤す。


中華そば(並)(850円)


チャーシュー♪

肉多目(1,000円)もあります。相席のにいちゃんの注文したヤキメシが気になる。この店はヤキメシも有名なのだそう。ヤキメシの小はないので、ヤキメシと中華そば(小)を注文してみるかと思いつつ、いつも中華そば(並)と朝鮮漬で麦酒を飲んでいる。


麵はこんな感じ♪


スープの色は黒い…かといって塩辛い訳ではない

久しぶりの新福菜館さんの中華そばは旨かった。ごちそうさまでした。


隣のAさんの行列が随分伸びている


新福菜館さんは右側のお店です




平安京 羅城門 (十分の一 復元模型)

駅に戻ってきた。


JR西日本 東海道本線 京都駅《烏丸口》
(京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町)

正面の改札は中央口だが、北の在来線側を烏丸口、南の新幹線側を八条口と記す。八条口にはJR東海東海道新幹線京都駅近畿日本鉄道京都線京都駅があり、南北に貫く形で京都市交通局烏丸線京都駅があり、4社局の駅である。京阪、阪急の駅はない。


京都タワー(京都府京都市下京区烏丸通七条下る 東塩小路町)

最後に京都タワーを見て駅に入る。探していたおたべは駅地下の土産物店にあり購入する。




JR西日本 東海道本線 新快速 3476M列車 [223系] (京都)

自動改札より特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」で入場。姫路長浜行新快速に乗車。混雑していても時間的に新快速に乗るしかない。通路側の空席に腰掛ける。


metro 東海道本線で京都を出発symbol6

山科を出て京都府より滋賀県、山城国より近江国に入る。府県境、国境は山科盆地にある。新逢坂山隧道が境ではない。府庁所在地の京都市と県庁所在地の大津市は隣接している。


瀬田川を渡る (瀬田-石山)

写真奥は琵琶湖。瀬田川は琵琶湖の水が流れ出す川。滋賀県より京都府に入る辺りで宇治川と名を変える。大阪府に入る辺りで桂川、木津川と合流して淀川となり、大阪湾に注ぐ。さて車内も空いて来て窓側の席に移る。相変わらず新快速は早い。米原に到着。下車する。


metro 東海道本線で米原に到着symbol6


JR東海 東海道本線 新快速 5348F列車 [313系] (米原)

次の列車の編成も長い。大垣行の2両編成だった時とは違う。


metro 東海道本線で米原を出発symbol6


秋のおたべ(702円)

空港で買えなかった秋のおたべ。栗あんと紫芋あんのおたべだが、栗あんが特にお気に入り。後でウェブサイトを見ると京都市内の店舗しか載っていない。関東での販売はおやめになったのか。通信販売を推奨なのかな。


車窓には伊吹山と新幹線(柏原-近江長岡)




新垂井線が見える (関ケ原)

滋賀県より岐阜県、近江国より美濃国に入る。先日、特急〔しらさぎ〕で通った新垂井線。今日は上り線なので特急でも新快速でも普通列車でも垂井経由となる。


金生山を望む (南荒尾信号場-垂井)


新垂井線が見える

下り線の特急列車や貨物列車は南荒尾信号場より新垂井線に入り、北側に大きく迂回して急勾配を避けて関ケ原で合流する。登り勾配なのに下り線でややこしいが。


美濃赤坂支線の荒尾駅が見える

米原から各駅に停車していた列車は岐阜からは新快速らしい走りとなる。木曽川を渡って岐阜県より愛知県、美濃国より尾張国に入る。名古屋近郊で混雑してきた。車窓も暗くなってきた。境川を渡って尾張国より三河国に入る。終着の豊橋に到着。


JR東海 東海道本線 新快速 5348F列車 [313系] (豊橋)


JR東海 東海道本線 普通 5998M列車 [211系] (豊橋)

豊橋浜松行普通列車に乗車。京都から転換式クロスシートの座席に座ってきたが、ここで窓を背にしたベンチシート(ロングシート)に。暗くて車窓は見えないから何でもいいかな。新所原到着前に愛知県より静岡県、三河国より遠江国に入る。鷲津ではお祭りのようで煙火のような大きな音が聞こえる。浜名湖も見ぬまま終着の浜松に到着。


JR東海 東海道本線 普通 858M列車 [313系] (浜松)

次に乗る浜松静岡行普通列車を待っていたら313系8000番台が入ってきた。ここへきて転換式クロスシート。車窓の見えぬ夜間に乗るのが残念である。しかしロングシートと比べると快適。大井川を渡り遠江国より駿河国に入った。京都から新快速、普通列車を乗り継いで東海道本線を上っているが、このまま乗り継いで東京上野までは行けるものの、その先の常磐線の列車が心配。以前は遅くまで運転されていたが、疫病の頃に初電・終電を間引いてそのままになっている。このままでは上野で夜を明かす事になる。一寸だけ新幹線を使おうと思う。所謂「ワープ」である。この列車が静岡着20時48分。乗り換えたい新幹線〔こだま750号〕が20時52分発。静岡での4分乗り換えは可能だが新幹線の切符を持っていない。JR東日本の新幹線ならSuicaのSF残額でそのまま自由席が利用出来る(要登録)。東海道・山陽新幹線には交通系ICカードで乗車するスマートEX(要登録)があるが、まずは予約・決済が必要。SF残額を使って新幹線に乗るという訳ではない。結局、乗り換え4分の間に切符を買わなければならない。以前は車掌が切符の変更で車内を回っていたのに。静岡到着前に新幹線がゆっくり走っているのが見える。あれに乗るのかと思うと気が急く。静岡に到着すると足早に新幹線のりかえ口へ。出札口と自動券売機がある。出札口に先客はいない。よかった。急いで切符を買う。新新線の中間改札(自動改札)を通過して新幹線プラットフォームへ。

東海道本線 新快速 3476M 京都(15:30)→米原(16:24) クハ222-2059
東海道本線 新快速 5348F 米原(16:30)→豊橋(18:40) クモハ313-306
東海道本線 普通 5998M 豊橋(18:48)→浜松(19:23) クモハ211-5614
東海道本線 普通 858M 浜松(19:34)→静岡(20:48) クモハ313-8501

※特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」利用


新幹線〔こだま750号〕 750A列車 [N700S·J30編成] (静岡)

名古屋東京行新幹線〔こだま750号〕に乗車。


N700Sの普通車の様子






metro 新幹線〔こだま〕で静岡を出発symbol5


乗車券・新幹線特定特急券 静岡 ➡ 三島(1,980円)

三島静岡の間は久しく隣駅であり、自由席を利用する場合は割安な特定特急料金が設定されていた。二駅間に新駅の新富士が開業したが特定特急料金のまま。50km以上あり、「ワープ」するにはいい区間。新幹線が空いていて快適なのでこのまま乗っていたい。東京22時12分着だそう。


特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」(7,850円)

いやいや、新幹線は例外である。普通列車の旅に戻ろう。





写真では判りづらいが、N700Sでは到着前に車内の照明が明るくなる。ウトウトする人を起こす効果はありそう。西九州新幹線では次の駅まで10分もないので、すぐに明暗を繰り返していたが。


新幹線〔こだま750号〕 750A列車 [N700S·J30編成] (三島)

三島到着前に駿河国より伊豆国に入る。下車する。各駅、列車通過待ちのため停車時間が少し長い。


N700 Supreme


metro 新幹線〔こだま〕で三島に到着symbol5

新幹線〔こだま750号〕 750A 静岡(20:52)→三島(21:13) 744-30

◆運賃980円 新幹線特定特急料金990円


JR東海 東海道本線 三島駅《南口》 (静岡県三島市一番町)

三島でよく利用する駅前のホテルの一階に入っているファミリーマートで買い物をしてくる。不思議に感じがするが今日は宿泊しない。自動改札から特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」で入場する。


JR東海 東海道本線 普通 464M列車 [211系LL12編成] (三島)

浜松熱海行に乗車。ロングシートで構わない。


metro 東海道本線で三島を出発symbol6


JR東海 東海道本線 普通 464M列車 [211系LL12編成] (熱海)

丹那隧道を抜けて熱海に到着。


metro 東海道本線で熱海に到着symbol6


JR東日本 東海道本線 普通 728M列車 [E233系U632編成] (熱海)

熱海東京行普通列車。東京行の最終。これで常磐線に乗り継げるはず。


セミクロスシートの車内

ボックスシートに腰掛ける。


石窯パリジャンサンド(ハム&チーズ)(308円) ペプシコーラ600ml(129円)

三島で買っておいたサンドイッチを食べる。


metro 東海道本線で熱海を出発symbol6

千歳川を渡って静岡県より神奈川県、伊豆国より相模国に入る。清水谷戸隧道を抜けて相模国より武蔵国に入る。六郷川橋梁を渡って神奈川県より東京都に入る。


JR東日本 東海道本線 普通 728M列車 [E233系U632編成] (東京)


metro 東海道本線で東京に到着symbol6
これまで令和5年10月21日撮影

無事に東京に帰ってきた。久しぶりに東京行に乗った。上野まで乗り換えて行かねばならない。桜木町南浦和行普通列車に乗車する。京浜東北線である。


JR東日本 京浜東北線 普通 2370C列車 [E233系] (上野) これより令和5年10月22日撮影
※正式には東京-南浦和間は東北本線。


日付が変わり、令和5年10月22日日曜日。こんな時間だというのに京浜東北線は混雑していた。終電が近いから混んでいるのか。ここへきて座れなかった。


JR東日本 常磐線 快速 2491H列車 [E231系] (上野)
※上野-日暮里間は東北本線。

上野我孫子行快速列車。我孫子行の最終に間に合った。ところで特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」は3日間有効で、0時を回り4日目になってしまった。もう切符は使えないのか。

「有効期間の最終日の乗車が翌日にまたがる場合は、乗車した列車が0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効です。ただし、東京・大阪の電車特定区間内については、終電車までご利用になれます。」

電車特定区間とは元の国電区間 E電で、常磐線日暮里取手間が電車特定区間である。目的地まで切符は通用する。安心して常磐線に乗車する。


metro 常磐線で上野を出発symbol6

江戸川を渡って東京都より千葉県、武蔵国より下総国に入る。日付は変わったが泉州より下総に帰ってきた。 (おわり)

東海道本線 普通 464M 三島(21:36)→熱海(21:50) クハ210-5033
東海道本線 普通 728M 熱海(22:09)→東京(23:46) クハE232-3022
京浜東北線 普通 2370C 東京(23:53)→上野(0:01) サハE233-1236
常磐線 快速 2491H 上野(0:12)→松戸(0:32) クハE231-62
常磐線 普通 2303K 松戸(0:35)→馬橋(0:40) 東京地下鉄16004

※特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」利用