旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

わたらせ渓谷線

2023-11-08 21:00:00 | 鉄道

丸美屋自販機 (群馬県みどり市東町花輪)


天ぷらうどん(300円)

令和5年10月29日日曜日。群馬県で自動販売機のうどんを食べた。美味しかった。ごちそうさま。


国道122号沿いにある





国道は花輪駅のある集落の山側を通っている。行きは上り坂がきついが、帰りは下りでらくらく。


駅が見えてきた


猫に睨まれる…


駅裏に到着





自由通路はない。桐生方に㉔不動道踏切(第4種踏切道)、間藤方に㉕学校前踏切(第1種踏切道)がある。駅構内に勝手踏切のようなものがみえる。


1面1線の構内


線路の曲がり具合からして元は1面2線のようだ


みどり市旧花輪小学校記念館 (群馬県みどり市東町花輪)

立派な木造校舎が見えたのでやって来た。





明治6年開校、平成13年閉校となった花輪小学校。同校の卒業生で日本鋼管の創立者である今泉嘉一郎氏の寄付で、昭和6年に建てられたのがこの校舎。また卒業者で校長も務めた石原和三郎氏は童謡「うさぎとかめ」を作詞されたそう。花輪駅で「うさぎとかめ」のメロディが流れていたのはそういう訳だが、これは後で知った。


間藤方を望む


駅に戻ってきた



駅の時刻表によると当分列車は来ない。その辺を散策してみる。




群馬県道349号(一)花輪停車場線 東村 花輪

勢多郡東村は平成18年に山田郡大間々町、新田郡笠懸町と合併してみどり市となった。群馬県には複数の東村が存在していたのは知っていたが、ここもその一つ。多い時には五つの東村が群馬県に存在していたそう。群馬県東村では特定出来ないので群名は省けない。広島県だと旧国名をつけて備後府中(府中市)、安芸府中(安芸郡府中町)と呼ぶ感じか。広島県府中市武蔵国の東京都府中市とも重複する。ちなみに群馬県東村は平成の大合併ですべて消滅した。


国道の旧道らしき県道へ

国道が市街地を迂回しているので、県道は通過車両が入って来ないのか交通量は少なく落ち着いている。国道のある山の方からエンジン音など聞こえてくる。突如、踏切の警報音と列車の走る音が聞こえる。花輪駅の時刻表にはなかったけど、通過するトロッコ列車のようだ。線路から離れていたので写真は撮れず。銅街道花輪宿を行く。東村役場(現みどり市役所東支所)も花輪にある。


風格のある煙草店


渡良瀬川を望むが…

ここはちょっと川まで遠い。


丸美屋商店 (群馬県みどり市東町花輪)

お店は閉まっているが、屋号を見てうどんの自動販売機と関係あるのかなと思う。



後で再びお店の前を通った時に見掛けたポスター。まず関係あるでしょう。


東瀬橋

渡良瀬川に架かる東瀬橋。




下流側を望む


上流側を望む


わたらせ渓谷鐵道 わたらせ渓谷線 普通 723D列車 [WKT-520形]
(花輪-中野)

列車の通過を見てみる。桐生間藤行普通列車。1両編成である。






わたらせ渓谷鐵道 わたらせ渓谷線 花輪駅(群馬県みどり市東町花輪)

また駅に戻ってきた。列車本数が少ないので、列車で丸美屋自販機を訪れる方は予め時刻表を見て計画を立てられたし。帰りの列車については無計画だったので花輪に2時間弱滞在する事となった。




旧村名の駅名標




わたらせ渓谷鐵道 わたらせ渓谷線 普通 724D列車 [WKT-510形+WKT-500形](花輪)


metro わたらせ渓谷線で花輪を出発symbol6

往路で乗った列車が終点で折り返し帰ってきた間藤桐生行普通列車に乗車する。2両編成だが、後ろの車両は締め切って乗車する事が出来ず、前の車両のみ乗車出来る。後ろの車両は大間々で切り離すという。車内は混み合っており通路に立つ乗客も多数。どういう事情か判らないが、空気を運ぶくらいなら乗せてくれればと思う。WKT-510形はセミクロスシート。ボックスシートの進行方向とは逆向きで通路側の席に空席を見付け腰掛ける。往路もそうだったが、大間々から(まで)アテンダントという乗務員が乗務している。大間々に停車すると多くの乗客が下車するが、車内はガラガラとはならない。1両編成となり出発。相老に到着。下車する。

わたらせ渓谷線 普通 724D 花輪(15:50)→相老(16:26) WKT-512

※特別企画乗車券「ぐんまワンデーパス」利用


わたらせ渓谷鐵道 わたらせ渓谷線 相老駅東武鉄道 桐生線 相老駅 (群馬県桐生市相生町)

明治44年、山田郡相生村(昭和29年に桐生市に合併)に足尾鉄道相生駅として開業したが、山陽本線相生駅(兵庫県相生市)との重複を避けるため、翌年の明治45年に相老駅に改称されている。




わたらせ渓谷鐵道 わたらせ渓谷線 普通 724D列車 [WKT-510形](相老)

桐生大間々行普通列車と交換。


駅頭にはわたらせ渓谷鐵道の清涼飲料水の自動販売機が




左の桐生線は1面2線、右のわたらせ渓谷線は2面2線の構内

今は撤去されているが、わたらせ渓谷線には中線の跡が見える。かつては足尾銅山からの貨物列車が走っていたのだろう。今日訪れた花輪駅も、以前は交換可能だった。


普通列車が相老を出発


特別企画乗車券「ぐんまワンデーパス」(2,670円)


特急券 相老 ➡ 東武動物公園(1,050円)

相老で下車したのは東武電車に乗り換えるため。今日は特別企画乗車券「ぐんまワンデーパス」を利用しているが、桐生線全線、伊勢崎線(川俣-伊勢崎間)でも使えるので、川俣以遠は乗り越し精算するとして、特急券のみ購入する。待合室で列車を待つ。



屑物入に国鉄を感じる。知らんけど。


駅頭の様子


改札口と出札口

わたらせ渓谷鐵道の駅だが東武の特急券が出札口で購入出来る。自動券売機も設置。改札口には簡易改札機が設置されているが、わたらせ渓谷線では交通系ICカードは利用出来ない。東武線で利用出来る。交通系ICカードで入場しようとしてエラーとなった女性客が。駅員さんが確認すると往路の相老で出場となっていなかったそう。出場用の改札機にタッチし、今度は入場用の改札機にタッチして入って行った。時間制限はないのだなと思う。


東武鉄道 特急〔りょうもう19号〕 1819列車 [200系] (相老)

浅草赤城行特急〔りょうもう19号〕が入ってきた。この列車の折り返しに乗るのだろう。


わたらせ渓谷鐵道 臨時〔トロッコわっしー6号〕 8724D列車
[WKT-550形] (相老)




〔トロッコわっしー号〕が相老を出発


東武鉄道 特急〔りょうもう38号〕 1838列車 [200系] (相老)



赤城浅草行特急〔りょうもう38号〕が入ってきた。乗車する。


metro 特急〔りょうもう〕で相老を出発symbol6


200系の車内の様子



車窓はすっかり暗くなってきた。単線の桐生線を運転停車で交換しながら進む。太田からは乗客が増えてきた。伊勢崎線に入るが単線区間である。群馬県より栃木県、上野国より下野国に入り足利市に停車。今度は栃木県より群馬県、下野国より上野国に戻り館林に停車。この先の伊勢崎線は複線となる。川俣を通過して利根川を渡る。群馬県より埼玉県、上野国より武蔵国に入る。東北本線と接続する加須で下車する客が多い。列車は日光線との接続駅、東武動物公園に到着。下車する。


東武鉄道 特急〔りょうもう38号〕 1838列車 [200系] (東武動物公園)






metro 特急〔りょうもう〕で東武動物公園に到着symbol6


夜空には旧9月15日の満月

明け方には部分月食もあったそうである。


月齢14.4


東武鉄道 伊勢崎線 急行列車 [営団8000系] (東武動物公園)

南栗橋中央林間行急行列車に乗車。


metro 伊勢崎線で東武動物公園を出発symbol6


東武鉄道 伊勢崎線 急行列車 [営団8000系] (新越谷)

特急〔りょうもう38号〕 1838レ 相老(17:04)→東武動物公園(18:16) モハ209-2
伊勢崎線 急行 東武動物公園(18:22)→新越谷(18:42) 営団8815

◆相老-東武動物公園間の特急料金1,050円
※相老-川俣間は特別企画乗車券「ぐんまワンデーパス」利用
◆川俣-新越谷間の運賃670円


metro 伊勢崎線で新越谷に到着symbol6

新越谷で下車する。有人改札で特急券を渡し、特別企画乗車券「ぐんまワンデーパス」を見せて乗り越しとなる川俣新越谷間の運賃670円を支払い出場する。せっかく特別企画乗車券を購入したけれど、あまり乗らなかったので普通運賃で旅行した方が安かった。飲み放題にしたけどあまり飲まなくて、普通にメニューから注文した方が安かったみたいな。


8月には阿波踊りが行われていた通りから満月を望む いずれも令和5年10月29日撮影

伊勢崎線新越谷駅に接続するのは武蔵野線南越谷駅。南越谷で食事をして帰った。 (おわり)


丸美屋自販機

2023-11-05 20:00:00 | たべる

東武鉄道 特急〔リバティ会津119号〕〔リバティけごん19号〕 1019列車 [500系] (北千住)

令和5年10月29日日曜日。群馬県に出掛けてきた。その前に特急で栃木に向かう。


metro 特急〔リバティけごん〕で北千住を出発symbol6


特急券 北千住 ⇨ 栃木(1.250円)

特急改札口の前に出札口と自動券売機があり、特急券を購入した。乗車券はSuicaを利用。列車は前寄りが浅草会津田島行特急〔リバティ会津119号〕、後ろ寄りが浅草東武日光行特急〔リバティけごん19号〕の併結である。東武日光行特急〔リバティけごん〕に乗車しているが、券売機で買ったらそうなったまでである。毛長川を渡って東京都より埼玉県に入る。


伊勢崎線より日光線に入る (東武動物公園)

東武動物公園にて伊勢崎線下り線を浅草方から来た列車は、日光線下り線に入る時に、伊勢崎線上り線と平面交差する。写真には写っていないが、特急が少し遅れていたからか、伊勢崎線上りの急行が駅の手前で待っていた。


東北本線と立体交差 (南栗橋-栗橋)

東武鉄道日光線とJR東日本東北本線は栗橋駅構内で線路が繋がっており、特急が直通運転する。


JR・東武直通の特急からも見える車窓 (栗橋-新古河)


利根川を渡る



ここでは利根川は県境でも国境でもない。国土地理院の地図を見ると谷田川を渡ると埼玉県より群馬県、武蔵国より上野国に入る。今日の目的地は群馬県だが、邑楽郡板倉町を通り過ぎると群馬県より栃木県、上野国より下野国に入る。両毛線が近づき栃木に到着。下車する。


東武鉄道 特急〔リバティけごん19号〕 1019列車 [500系] (栃木)
※浅草-下今市間、特急〔リバティ会津119号〕を併結。

特急〔リバティけごん19号〕 1019レ 北千住(11:12)→栃木(12:08) 501-2

◆IC運賃912円 特急料金1,250円

列車は東武日光会津田島に向けて走って行く。到着前には放送で新栃木からの宇都宮線の乗り換えの案内をしている。もちろん東北本線の愛称の話ではない。路線名につけられた愛称なぞ知った事ではないが、JR西日本ではJR京都線JR神戸線と私鉄の路線名との重複を避けているようである。そもそも東海道本線・山陽本線のままでいい。


metro 特急〔リバティけごん〕で栃木に到着symbol6



ゆっくり写真を撮っている場合ではなかった。Suicaの残額が不足するのは予め判っていたので自動精算機でチャージ。自動改札に先に特急券を投入し、Suicaをタッチして出場する。東武の栃木駅よりJRの栃木駅に移動し、指定席券売機で特別企画乗車券を購入する。列車の到着する音が聞こえる。急いで自動改札から入場してプラットフォームに上がる。間に合った。両毛線はこの時間は1時間に1本の運転なので乗り遅れると予定が大いに狂うところであった。


車窓には牧草ロール (大平下-栃木)




特別企画乗車券「ぐんまワンデーパス」(2,670円)

この切符ではだいたい群馬県の鉄道が乗り放題になる。栃木県、埼玉県の一部の路線、長野県に至るバス路線も利用出来る。両毛線は栃木県内を含めて全線で利用出来る。


関東平野の端っこか (岩舟-大平下)




岩舟に停車

駅の背後に岩船山を望む。



佐野を過ぎ、足利を過ぎ、小俣を出てどこか判らなかったが栃木県より群馬県、下野国より上野国に入り桐生に到着。下車する。


JR東日本 両毛線 普通 450M列車 [211系C17編成] (桐生)



小山高崎行普通列車。両毛線を降りて乗り換える。


metro 両毛線で桐生に到着symbol6




わたらせ渓谷鐵道 わたらせ渓谷線 普通 721D列車[WKT-510形](桐生)

特別企画乗車券「ぐんまワンデーパス」はわたらせ渓谷線桐生沢入間で利用出来る。


わたらせ渓谷鐵道 わたらせ渓谷線 普通 721D列車[WKT-500形](桐生)

桐生方がWKT-510形、間藤方がWKT-500形の2両編成。車内は閑散としているが、車内放送によると途中の大間々から団体客が乗ってくるのだそう。桐生間藤行普通列車に乗車する。


metro わたらせ渓谷線で桐生を出発symbol6


渡良瀬川を渡る (桐生-下新田)

桐生より両毛線の線路を走ってきた列車は分岐して下新田に到着。わたらせ渓谷線は国鉄・JR東日本足尾線が平成元年に第三セクターに転換された路線である。両毛線は単線(一部複線)電化、わたらせ渓谷線は全線単線非電化。下新田を出てグッと曲がったところで桐生線が近づき相老に到着。


㊧ わたらせ渓谷鐵道 臨時〔トロッコわっしー2号〕 8718D列車[WKT-550形] (相老)
㊨ わたらせ渓谷鐵道 わたらせ渓谷線 普通 721D列車[WKT-500形]


東武鉄道 桐生線 普通列車 [8000系] (相老)

相老桐生線の駅でもある。わたらせ渓谷線に乗るなら伊勢崎線日光線栃木へ行き両毛線に乗り換えるのではなく、伊勢崎線桐生線相老に来た方がいいのだが、特別企画乗車券「ぐんまワンデーパス」の発売駅に寄りたかったのだ。ところで間藤行が相老で7分間停車だったのは桐生線の接続のためか。桐生からお客さんはぽつぽつという感じだったが、大間々到着前のプラットフォームを見ると多くの人が列車を待っている。到着するとドッと乗り込んできて空席は埋まり、通路に立つ人も大勢という混雑する車内となった。バスツアーで大間々からどこかまでわたらせ渓谷線の列車を利用するらしい。知らんけど。閑散としたローカル線が行楽列車に変わった。


渡良瀬川の渓谷を列車は行く(上神梅-本宿)


色鮮やかな紅葉を期待していたが… (本宿-水沼)

紅葉の時期は過ぎたのか、今年はこんなものなのか、枯葉の色である。大勢の乗客も錦秋を期待しているのだろうが。もう少し日が当たれば違うのだが、生憎曇り空である。鉄道会社のウェブサイトによると、この辺はまだ「色づき」なのだそう。お出かけの際は下記のサイトをご参照ください。水沼には駅に併設して「水沼駅温泉センター」があるが、お休みしている。運営会社が今年の夏に事業を廃止。当面の間休館という。これも疫病の影響か。以前、温泉には入らなかったが麦酒を飲み食事をした事がある。

※参考 紅葉情報 https://www.watetsu.com/sightseeing/autumn.php


進行方向を望む (水沼-花輪)

落ち葉があると、空転の心配もあるのだろうなと思う。




わたらせ渓谷鐵道 わたらせ渓谷線 普通 721D列車[WKT-500形+WKT-510形](花輪)

両毛線 普通 450M 栃木(12:13)→桐生(12:59) クハ210-3011
わたらせ渓谷線 普通 721D 桐生(13:06)→花輪(13:52) WKT-502

◆特別企画乗車券「ぐんまワンデーパス」2,670円


metro わたらせ渓谷線で花輪に到着するsymbol6

花輪駅というと花輪線陸中花輪駅を想像するが、足尾線わたらせ渓谷線花輪駅は旧国名が付かない。陸中花輪の駅名に秋田県にあって羽後国(出羽国)ではなく陸中国(陸奥国)なのだなと、県域と旧分国との違いを知るのだが、駅名は平成7年に鹿角花輪駅と改称されていた。


大勢のお客を乗せて出発する

駅ではなぜか童謡「うさぎとかめ」が流れている。プラットフォームにいるし。


改札口も出札口もない、無人駅


待合室はある


時刻表

運転間隔の空く時間帯も。


わたらせ渓谷鐵道 わたらせ渓谷線 花輪駅 (群馬県みどり市東町花輪)






駅頭の様子





駅から歩いて今日の目的地へと向かう。


※第4種踏切道が地図に反映されていないので駅裏を出発地にしています。


丸美屋自販機 (群馬県みどり市東町花輪)

駅のある市街地より高い位置を走る、国道122号沿いにある目的のお店に到着。


それでは店内へ


群馬県内にもうどんの自動販売機がある



うどん、そば、ラーメン。ひもかわうどんというのもある。


調理中

五百円硬貨は使えない。両替機もないので百円硬貨を用意してくるといいそうです。そもそも昭和57年までは五百円硬貨は存在しない。岩倉さんからコインに変わった時は安っぽく感じた。


まだかな…


出来上がり!


天ぷらうどん(300円)

値段もお安い。今年6月15日に改定するまではなんと250円だったそう。


七味を投入


天ぷらはこんな感じ♪

この他にいも天もあって豪華。


麵はこんな感じ♪

お店の外に出て、立ち食いする。なんとも旨い。



サツマ芋入りは中当たりだったんだな。最後に辛かったのは青唐辛子か。


トーストサンドの自動販売機

まだ食べられる。


トースト中


ちょー熱い!!のか


本当にちょー熱くて持てないんですけど…

ミトン代わりにハンカチで持ってみる。


ハムチーズトースト(250円)


中身はこんな感じ♪

チーズがとろーり。ちょっと薄いけど旨い。


ポッカコーヒーオリジナル(190g)(120円)

缶コーヒーも昭和からある銘柄で。ちょうどお店の方が補充に来られていたので、自動販売機コーナーでも「ごちそうさま」と声を掛ける事が出来た。


いずれも令和5年10月29日撮影

ひっきりなしに自動車や二輪車が入ってくる。それでは駅に戻ろう。 (つづく)


秋の乗り放題パス 三日目

2023-11-03 20:00:00 | 鉄道

JR西日本 特急〔はるか22号〕8122M列車 [281系HA606編成] (関西空港)

令和5年10月21日土曜日。関西空港駅に来ている。自動改札より特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」で入場。一路、京都へ向かう。


Hello Kitty HARUKA


はるか KANSAI AIRPORT EXPRESS HARUKA 京都 KYŌTO



キティちゃんなら乗り換えなしで京都まで1時間20分で連れて行ってくれるが、特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」では特急に乗れない。昨日、特急〔南紀〕に乗った時は自由席特急券普通乗車券を購入した。特急〔はるか〕でも同様の切符が必要。


JR西日本 関西空港線 関空快速 4154M列車 [225系HF438編成] (関西空港)

関西空港天王寺行関空快速列車に乗車する。天王寺行だが大阪を経由する。


225系車内の様子


metro 関空快速で関西空港を出発symbol6


関西国際空港連絡橋を渡り本土へ (りんくうタウン-関西空港)


上段が道路、下段が鉄道となっている




空港線が分岐 (日根野-りんくうタウン)

本土に上陸し、りんくうタウンを出発する。関西空港から線路を共用して走ってきた南海電気鉄道とはここで分かれる。


南海本線と立体交差


阪和線に合流



日根野に到着。ここで和歌山始発の紀州路快速を連結して出発。次の熊取は昨夜泊まっていたところ。関空快速、紀州路快速ともに始発から各駅に停車していたが、熊取からは通過駅のある快速らしい走りとなる。東岸和田和泉府中に停車。からは阪和線の支線である羽衣支線が分岐して東羽衣に至る。東羽衣駅では南海の羽衣駅に接続している。三国ケ丘堺市に停車。三国ケ丘の三国とは摂津国和泉国河内国。そして堺の地名の由来は三国の境であったからだそう。


大和川を渡る(杉本町-浅香)

江戸期に付け替えられた大和川。後に国境もここに変更。和泉国より摂津国に入る。堺市と大阪市の市境でもある。


あべのハルカスが近づく (美章園-南田辺)

列車は阪和線より阪和短絡線を通って関西本線に入り天王寺に到着。この列車は天王寺行だがまだ終着ではない。天王寺の次の新今宮を出発すると関西本線より大阪環状線に入る。外回りで大阪京橋を経由して天王寺に戻ってくるのだ。列車は新今宮を出ると大正弁天町西九条と停車。


(環)福島に停車

高架の駅から見下ろすと踏切が見える。東海道本線の支線と大阪環状線の線増部分からなる梅田貨物線にある浄正橋踏切。特急〔はるか〕〔くろしお〕などが運転されるが、この区間は単線であり地上を走るので踏切での道路との平面交差もある。この先は地下化され特急〔はるか〕〔くろしお〕も停車する大阪駅(地下のうめきた新駅)が設けられた。新線開業ではなく線路の付け替えではあるが、乗ってみたいと思う。しかしわざわざ特急に乗らなければならない。今後乗る事もあるだろうから今日は乗らない。列車は高架の大阪駅に到着。下車する。


metro 関空快速で大阪に到着symbol6

うめきた新駅大阪駅の一部であり、特急ばかりではなくおおさか東線の列車も乗り入れる。地下のうめきた新駅から新大阪まで乗ってみてもいいが、関空で思いの外時間を取ったので先を急ぐ。


奥のプラットフォームに特急〔サンダーバード〕の姿が

大阪金沢行特急〔サンダーバード25号〕。


サンダーバード THUNDERBIRD 金沢 KANAZAWA

来春の北陸新幹線敦賀開業以後も敦賀までの列車として残るが、金沢行が見られるのは今のうち。


metro 東海道本線で大阪を出発symbol6

新快速は混雑していると予想し、一本前の網干野洲行快速列車で座ってゆく。複々線のうち内側線を走って行くが、外側線を走る特急〔サンダーバード〕に盛大に抜かされてゆく。


新名神高速道路を建設中 (島本-高槻)

新名阪高速は四日市JCTで伊勢湾岸自動車道、東名阪自動車道に接続し、神戸JCTで山陽自動車道、中国自動車道に接続する。新東名高速などと合わせて日本の新たな大動脈である。



ようやく全通する姿が見えてきた。後に鞄に札束(に見立てた紙)が入らずアタフタしてたのが余計な事をしなければ、とっくに完成していただろう。


山崎に停車

ウイスキー工場を見て、大阪府より京都府、摂津国より山城国に入る。山崎に停車中、後続の新快速に盛大に抜かされてゆく。新快速には追加料金なく乗車出来るし京都到着も早い。しかし快速で座っていきたかった。新快速でも座れたかも知れないが。


JR西日本 東海道本線 快速 770T列車 [223系J5編成] (京都)


metro 東海道本線で京都に到着symbol6

関西空港線 関空快速 4154M 関西空港(12:17)→大阪(13:28) クモハ225-5116
※天王寺-日根野間は阪和線。天王寺-新今宮間は関西本線。大阪-新今宮間は大阪環状線。
東海道本線 快速 770T 大阪(13:38)→京都(14:20) クモハ223-2064

※特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」利用



京都に着いたが観光する訳ではない。疫病がおさまり訪日観光客が戻ってきたのはいいが、京都を訪れる人が多すぎて問題になっている。京都観光は楽しいが、適当に地方都市にばらけてくれんかな。


新福菜館本店 (京都府京都市下京区東塩小路向畑町)

京都ではこちらのお店へ。行列は出来ていたが思ったよりは早く入店出来た。



お店の外に並んでいる時に注文を聞かれるので迅速に料理は出てきます。


ビール(小)(350円) 朝鮮漬(200円)

朝鮮漬をつまみ麦酒で喉を潤す。


中華そば(並)(850円)


チャーシュー♪

肉多目(1,000円)もあります。相席のにいちゃんの注文したヤキメシが気になる。この店はヤキメシも有名なのだそう。ヤキメシの小はないので、ヤキメシと中華そば(小)を注文してみるかと思いつつ、いつも中華そば(並)と朝鮮漬で麦酒を飲んでいる。


麵はこんな感じ♪


スープの色は黒い…かといって塩辛い訳ではない

久しぶりの新福菜館さんの中華そばは旨かった。ごちそうさまでした。


隣のAさんの行列が随分伸びている


新福菜館さんは右側のお店です




平安京 羅城門 (十分の一 復元模型)

駅に戻ってきた。


JR西日本 東海道本線 京都駅《烏丸口》
(京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町)

正面の改札は中央口だが、北の在来線側を烏丸口、南の新幹線側を八条口と記す。八条口にはJR東海東海道新幹線京都駅近畿日本鉄道京都線京都駅があり、南北に貫く形で京都市交通局烏丸線京都駅があり、4社局の駅である。京阪、阪急の駅はない。


京都タワー(京都府京都市下京区烏丸通七条下る 東塩小路町)

最後に京都タワーを見て駅に入る。探していたおたべは駅地下の土産物店にあり購入する。




JR西日本 東海道本線 新快速 3476M列車 [223系] (京都)

自動改札より特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」で入場。姫路長浜行新快速に乗車。混雑していても時間的に新快速に乗るしかない。通路側の空席に腰掛ける。


metro 東海道本線で京都を出発symbol6

山科を出て京都府より滋賀県、山城国より近江国に入る。府県境、国境は山科盆地にある。新逢坂山隧道が境ではない。府庁所在地の京都市と県庁所在地の大津市は隣接している。


瀬田川を渡る (瀬田-石山)

写真奥は琵琶湖。瀬田川は琵琶湖の水が流れ出す川。滋賀県より京都府に入る辺りで宇治川と名を変える。大阪府に入る辺りで桂川、木津川と合流して淀川となり、大阪湾に注ぐ。さて車内も空いて来て窓側の席に移る。相変わらず新快速は早い。米原に到着。下車する。


metro 東海道本線で米原に到着symbol6


JR東海 東海道本線 新快速 5348F列車 [313系] (米原)

次の列車の編成も長い。大垣行の2両編成だった時とは違う。


metro 東海道本線で米原を出発symbol6


秋のおたべ(702円)

空港で買えなかった秋のおたべ。栗あんと紫芋あんのおたべだが、栗あんが特にお気に入り。後でウェブサイトを見ると京都市内の店舗しか載っていない。関東での販売はおやめになったのか。通信販売を推奨なのかな。


車窓には伊吹山と新幹線(柏原-近江長岡)




新垂井線が見える (関ケ原)

滋賀県より岐阜県、近江国より美濃国に入る。先日、特急〔しらさぎ〕で通った新垂井線。今日は上り線なので特急でも新快速でも普通列車でも垂井経由となる。


金生山を望む (南荒尾信号場-垂井)


新垂井線が見える

下り線の特急列車や貨物列車は南荒尾信号場より新垂井線に入り、北側に大きく迂回して急勾配を避けて関ケ原で合流する。登り勾配なのに下り線でややこしいが。


美濃赤坂支線の荒尾駅が見える

米原から各駅に停車していた列車は岐阜からは新快速らしい走りとなる。木曽川を渡って岐阜県より愛知県、美濃国より尾張国に入る。名古屋近郊で混雑してきた。車窓も暗くなってきた。境川を渡って尾張国より三河国に入る。終着の豊橋に到着。


JR東海 東海道本線 新快速 5348F列車 [313系] (豊橋)


JR東海 東海道本線 普通 5998M列車 [211系] (豊橋)

豊橋浜松行普通列車に乗車。京都から転換式クロスシートの座席に座ってきたが、ここで窓を背にしたベンチシート(ロングシート)に。暗くて車窓は見えないから何でもいいかな。新所原到着前に愛知県より静岡県、三河国より遠江国に入る。鷲津ではお祭りのようで煙火のような大きな音が聞こえる。浜名湖も見ぬまま終着の浜松に到着。


JR東海 東海道本線 普通 858M列車 [313系] (浜松)

次に乗る浜松静岡行普通列車を待っていたら313系8000番台が入ってきた。ここへきて転換式クロスシート。車窓の見えぬ夜間に乗るのが残念である。しかしロングシートと比べると快適。大井川を渡り遠江国より駿河国に入った。京都から新快速、普通列車を乗り継いで東海道本線を上っているが、このまま乗り継いで東京上野までは行けるものの、その先の常磐線の列車が心配。以前は遅くまで運転されていたが、疫病の頃に初電・終電を間引いてそのままになっている。このままでは上野で夜を明かす事になる。一寸だけ新幹線を使おうと思う。所謂「ワープ」である。この列車が静岡着20時48分。乗り換えたい新幹線〔こだま750号〕が20時52分発。静岡での4分乗り換えは可能だが新幹線の切符を持っていない。JR東日本の新幹線ならSuicaのSF残額でそのまま自由席が利用出来る(要登録)。東海道・山陽新幹線には交通系ICカードで乗車するスマートEX(要登録)があるが、まずは予約・決済が必要。SF残額を使って新幹線に乗るという訳ではない。結局、乗り換え4分の間に切符を買わなければならない。以前は車掌が切符の変更で車内を回っていたのに。静岡到着前に新幹線がゆっくり走っているのが見える。あれに乗るのかと思うと気が急く。静岡に到着すると足早に新幹線のりかえ口へ。出札口と自動券売機がある。出札口に先客はいない。よかった。急いで切符を買う。新新線の中間改札(自動改札)を通過して新幹線プラットフォームへ。

東海道本線 新快速 3476M 京都(15:30)→米原(16:24) クハ222-2059
東海道本線 新快速 5348F 米原(16:30)→豊橋(18:40) クモハ313-306
東海道本線 普通 5998M 豊橋(18:48)→浜松(19:23) クモハ211-5614
東海道本線 普通 858M 浜松(19:34)→静岡(20:48) クモハ313-8501

※特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」利用


新幹線〔こだま750号〕 750A列車 [N700S·J30編成] (静岡)

名古屋東京行新幹線〔こだま750号〕に乗車。


N700Sの普通車の様子






metro 新幹線〔こだま〕で静岡を出発symbol5


乗車券・新幹線特定特急券 静岡 ➡ 三島(1,980円)

三島静岡の間は久しく隣駅であり、自由席を利用する場合は割安な特定特急料金が設定されていた。二駅間に新駅の新富士が開業したが特定特急料金のまま。50km以上あり、「ワープ」するにはいい区間。新幹線が空いていて快適なのでこのまま乗っていたい。東京22時12分着だそう。


特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」(7,850円)

いやいや、新幹線は例外である。普通列車の旅に戻ろう。





写真では判りづらいが、N700Sでは到着前に車内の照明が明るくなる。ウトウトする人を起こす効果はありそう。西九州新幹線では次の駅まで10分もないので、すぐに明暗を繰り返していたが。


新幹線〔こだま750号〕 750A列車 [N700S·J30編成] (三島)

三島到着前に駿河国より伊豆国に入る。下車する。各駅、列車通過待ちのため停車時間が少し長い。


N700 Supreme


metro 新幹線〔こだま〕で三島に到着symbol5

新幹線〔こだま750号〕 750A 静岡(20:52)→三島(21:13) 744-30

◆運賃980円 新幹線特定特急料金990円


JR東海 東海道本線 三島駅《南口》 (静岡県三島市一番町)

三島でよく利用する駅前のホテルの一階に入っているファミリーマートで買い物をしてくる。不思議に感じがするが今日は宿泊しない。自動改札から特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」で入場する。


JR東海 東海道本線 普通 464M列車 [211系LL12編成] (三島)

浜松熱海行に乗車。ロングシートで構わない。


metro 東海道本線で三島を出発symbol6


JR東海 東海道本線 普通 464M列車 [211系LL12編成] (熱海)

丹那隧道を抜けて熱海に到着。


metro 東海道本線で熱海に到着symbol6


JR東日本 東海道本線 普通 728M列車 [E233系U632編成] (熱海)

熱海東京行普通列車。東京行の最終。これで常磐線に乗り継げるはず。


セミクロスシートの車内

ボックスシートに腰掛ける。


石窯パリジャンサンド(ハム&チーズ)(308円) ペプシコーラ600ml(129円)

三島で買っておいたサンドイッチを食べる。


metro 東海道本線で熱海を出発symbol6

千歳川を渡って静岡県より神奈川県、伊豆国より相模国に入る。清水谷戸隧道を抜けて相模国より武蔵国に入る。六郷川橋梁を渡って神奈川県より東京都に入る。


JR東日本 東海道本線 普通 728M列車 [E233系U632編成] (東京)


metro 東海道本線で東京に到着symbol6
これまで令和5年10月21日撮影

無事に東京に帰ってきた。久しぶりに東京行に乗った。上野まで乗り換えて行かねばならない。桜木町南浦和行普通列車に乗車する。京浜東北線である。


JR東日本 京浜東北線 普通 2370C列車 [E233系] (上野) これより令和5年10月22日撮影
※正式には東京-南浦和間は東北本線。


日付が変わり、令和5年10月22日日曜日。こんな時間だというのに京浜東北線は混雑していた。終電が近いから混んでいるのか。ここへきて座れなかった。


JR東日本 常磐線 快速 2491H列車 [E231系] (上野)
※上野-日暮里間は東北本線。

上野我孫子行快速列車。我孫子行の最終に間に合った。ところで特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」は3日間有効で、0時を回り4日目になってしまった。もう切符は使えないのか。

「有効期間の最終日の乗車が翌日にまたがる場合は、乗車した列車が0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効です。ただし、東京・大阪の電車特定区間内については、終電車までご利用になれます。」

電車特定区間とは元の国電区間 E電で、常磐線日暮里取手間が電車特定区間である。目的地まで切符は通用する。安心して常磐線に乗車する。


metro 常磐線で上野を出発symbol6

江戸川を渡って東京都より千葉県、武蔵国より下総国に入る。日付は変わったが泉州より下総に帰ってきた。 (おわり)

東海道本線 普通 464M 三島(21:36)→熱海(21:50) クハ210-5033
東海道本線 普通 728M 熱海(22:09)→東京(23:46) クハE232-3022
京浜東北線 普通 2370C 東京(23:53)→上野(0:01) サハE233-1236
常磐線 快速 2491H 上野(0:12)→松戸(0:32) クハE231-62
常磐線 普通 2303K 松戸(0:35)→馬橋(0:40) 東京地下鉄16004

※特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」利用

関西国際空港

2023-11-01 20:00:00 | 

JR西日本 阪和線 関空快速 4131M列車 [225系HF413編成] (熊取)
※京橋-日根野間は紀州路快速4531Hを併結。


metro 関空快速で熊取を出発symbol6

令和5年10月21日土曜日。熊取駅に来ている。帰途に就く前に関空に行ってみる。京橋関西空港行関空快速に乗車する。車内は混雑している。大きなスーツケースを携行する旅行者が多い。座れなかったので日根野で隣の車両に移動し、通路側の空席に腰掛ける。この駅で併結していた和歌山行紀州路快速を切り離し、関空快速単独で関西空港線に入ってゆく。高架となりりんくうタウン南海電気鉄道空港線が合流する。本土と空港島の間には関西国際空港連絡橋(3,750m)が架かる。上部が道路、下部が鉄道となっており、りんくうタウン関西空港間の複線の線路をJRと南海が共用、おもやいで走る。成田空港付近ではJRと京成が単線並列となっているのとは対照的である。JRの在来線(一部を除く)が狭軌(1067mm)で京成が標準軌(1435m)と軌間が異なるのに対し、南海は狭軌でJRと軌間は同じである。海を渡って空港島へ。終着の関西空港に到着した。


JR西日本 関西空港線 関空快速 4131M列車 [225系HF413編成] (関西空港)


metro 関空快速で関西空港に到着symbol6

阪和線 関空快速 4131M 熊取(10:03)→関西空港(10:18) モハ224-5013
※日根野-関西空港間は関西空港線。

※特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」利用

熊取を出て15分。ホテルをチェックアウトして30分経っていない。関空を利用する時、前泊・後泊に非常に便利なホテルだった。これから関空を出発する訳ではないけれど。


駅の先に線路は続く…

当駅が終点なのだが。どこに続くかは後で判る。


JR西日本 関西空港線 関西空港駅・南海電気鉄道 空港線 関西空港駅
(大阪府泉南郡田尻町泉州空港中)

成田空港駅、空港第2ビル駅のように混雑している。


関西国際空港 KIX RJBB 第1旅客ターミナルビル (大阪府泉南郡田尻町泉州空港中)

関空は人工島の空港島にあり、北側から泉佐野市、泉南郡田尻町泉南市の3市町に分かれる。第1ターミナルは泉佐野市田尻町とに跨る。本土側にある3市町が空港島にも領域を拡げたかたちで、田尻町は本土側より空港島の方が面積が広いのだそう。田尻町の空港の方は何度も訪れているが、本土側は南海電車で一度通過しただけである。


国際線出発フロア


これまで令和5年10月21日撮影

昨年に見た時には誰もおらずひっそりとしていたが、関空にも賑わいが戻っていた。


令和4年1月11日撮影


第1ターミナル向かいにある関西空港駅 これより令和5年10月21日撮影

滑走路が見渡せる場所はないかと第1ターミナルやエアロプラザをさまようが、関空展望ホールという場所を知る。徒歩では行く事が出来ず、バスが出ているそう。


第1ターミナル1階の国際線・国内線到着フロアの前にバス乗り場がある


高架道路は4階の国際線出発フロアの前につながる

展望ホール行のバスは1階にある①番のりばを発着する。運賃は無料。乗車する。バスは関西空港駅の南側を回ってゆく。駅舎から出た位置に特急〔はるか〕の車両が止まっている。プラットフォームから見て線路が続いていた先は留置線だったのだ。


南海バス 旅客ターミナル(関西空港第1ターミナル)⇔ 関空展望ホール/国内貨物地区
(関空展望ホール)

南海バス 旅客ターミナル(11:00)→展望ホール ※所要約6分 運賃無料

展望ホールに到着。日中は30分毎の運転間隔である。


一期島のA滑走路[RWY06R/24L](3,500m)と第1旅客ターミナルを望む

建物をエスカレーターで登り、スカイデッキに出る。


ジェットスター・ジャパン GK153便 [A320-232] JA02JJ(関西国際空港)

目的地は北海道・新千歳空港(CTS RJCC)。ところで最近はICAO空港コードも気にするようになったが、成田(RJAA)、関空(RJBB)、新千歳(RJCC)というのはいいね。


RWY24Lを離陸した




マレーシア航空 Malaysia Airlines MH53便 [A330-300] 9M-MTA (関西国際空港)

マレーシアの首都クアラルンプールの南、セランゴール州にあるクアラルンプール国際空港(KUL WMKK)へのフライト。




関西国際空港連絡橋を望む


近年はよく利用する航空会社さんの機体が登場


Peach Aviation MM195便 [A320neo] JA209P (関西国際空港)

目的地は九州・鹿児島空港(KOJ RJFK)。その前のフライトでは早朝に中華人民共和国・上海浦東国際機場(空港)(PVG ZSPD)から日本に帰っている。お忙しい。上海帰りのリル、リル♪


South Koreaの航空機の次に離陸します




離陸した


エバー航空 長榮航空 EVA Air BR177便 [A330-300] B-16337 (関西国際空港)

目的地は臺灣桃園國際機場(空港)(TPE RCTP)。この便にはキティちゃんはいないのか。




関西国際空港連絡橋の上段は一般有料道路「関西国際空港連絡橋」

一般有料道路「関西国際空港連絡橋」はりんくうJCTで関西空港自動車道と阪神高速4号湾岸線に接続する。関西空港自動車道は泉佐野JCTで阪和自動車道に接続している。



本線料金所では往復の通行料金の支払いと合わせて、料金所の所在する地方公共団体の課す税金を取られる。関空へは航空機や鉄道では来るが、まあ車で来る事はあるまい。


ベトナム航空 VN321便 [B787-9] VN-A861 (関西空港)

目的地はベトナム社会主義共和国・ホーチミン市のタンソンニャット国際空港(SGN VVTS)。市名は西暦1976年にサイゴン市からホーチミン市に変わったが、空港コードのSGNSaigonの旧称を留める。今年の5月に航空機の位置を表示するサイトを見ていたら、ベトナム航空機が広島空港(HIJ RJOA)に向かっている。ベトナムとの直行便が出来たのかと思ったが、サミットで来日されるベトナムのファム・ミン・チン首相閣下の搭乗する特別機だった。


長榮航空さんが滑走路へ


離陸した


ベトナム航空さんも滑走路へ


離陸した


二期島の方を望む

関空はまずはA滑走路のある一期島が先に造成され、平成6年に開港。後に二期島が造成されて、平成19年にB滑走路[RWY06L/24R](4,000m)が供用。平成24年に第2旅客ターミナルが供用開始となった。自分が初めて航空機でやって来て利用したのは第2ターミナルである。


正面には明石海峡大橋(3,911m)を望む

本州と淡路島を隔てる明石海峡に架かる橋。ちなみに明石大橋は明石川に架かる国道2号の橋。明石大橋に通行料金は要らない。明石川は渡っても明石海峡は渡らない。


B滑走路[RWY24R]に着陸する航空機が


香港エクスプレス航空 香港快運航空 HK Express UO850便[A320](関西空港)

機体記号は読み取れず。出発地は香港國際機場(空港)(HKG VHHH)。香港は西暦1997年1月に訪れたが、九龍半島にあった啓徳空港を利用した。西暦1998年7月、赤鱲角に新空港が開港し、啓徳は閉港している。


硝子越しだが大阪市方面を望む


高いビルは、あべのハルカス(300m)…と思う

残念ながら日本一の高さのビルではなくなった。


こちらの高いのは大阪府咲洲庁舎(256m)…と思う

元の大阪ワールドトレードセンタービルディング。


海上保安庁 第五管区海上保安本部 関西空港海上保安航空基地 (大阪府泉佐野市泉州空港北)



瀬戸内海の大部分が六管(広島県広島市)で、三管が(神奈川県横浜市)が関東と静岡県というのは知っている。北から北海道が一管(北海道小樽市)で沖縄県が十一管(沖縄県那覇市)なのも感覚で分かる。他はどこが管轄なのかよく覚えていないが、五管(兵庫県神戸市)は兵庫県の瀬戸内海・大阪湾側、大阪府、和歌山県、徳島県、高知県なのだそう。八管(京都府舞鶴市)が兵庫県の日本海側、福井県、京都府、鳥取県、島根県を管轄する。





対岸の本土側には超高層ビルが立つ。SiSりんくうタワー(256.1m)。元のりんくうゲートタワービル。あべのハルカスに次ぐ日本で3番目に高いビル。


Peach Aviation (関西国際空港) ※便名、機体記号など未確認。

またまたピーチさんが。Peach Aviationの本社は大阪府泉南郡田尻町泉州空港中であり関空にある。機内アナウンスでは「おおきに」と言われる事がある。那覇空港(OKA ROAH)から成田国際空港(NRT RJAA)への便で初めて聞いたので不思議な感じだったが。


離陸した


明石海峡大橋の左の淡路島側は兵庫県淡路市、右の本土側は兵庫県神戸市


Peach Aviation (関西国際空港) ※便名、機体記号など未確認。

RWY24Rにピーチさんが着陸する。B滑走路RWY24Rで着陸、A滑走路RWY24Lで離陸か。航空機の離着陸を見ていたらLCCで成田まで戻るのもいいかなと思ったが、今回は鉄路で帰ろう。


旅客ターミナルに戻る



バスの自動音声が「旅客」を「りょきゃく」と発音するのが気になる。間違いではないそうなのだが「りょかく」と発音して欲しい。「旅客機」は「りょかくき」「りょかっき」だろう。

「月日は百代の過客にして行きかふ年も又旅人也」松尾芭蕉『おくのほそ道』序文より


南海バス 旅客ターミナル(関西空港第1ターミナル)⇔ 関空展望ホール/国内貨物地区
(旅客ターミナル)

南海バス 展望ホール(11:50)→旅客ターミナル ※所要約6分 運賃無料


①番のりばです


時刻表

さて、先日成田空港の土産物売り場で「おたべ」は置いてないかと探したが見当たらなかった。今日、関空を見てみるのに第1ターミナルは普請中。保安検査後に土産物を扱うお店はあるのだそう。今日は航空機には乗らないので利用出来ない。おたべは京都のお菓子。京都のお菓子は京都で買おう。関空を後にする。自動改札機に特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」を投入して入場する。


JR西日本 特急〔はるか22号〕8122M列車 [281系HA606編成] (関西空港)

関西空港京都行特急〔はるか22号〕。京都まで1時間20分。


Hello Kitty HARUKA


はるか KANSAI AIRPORT EXPRESS HARUKA 京都 KYŌTO



キティちゃんが乗り換えなしで京都まで連れて行ってくれるが、特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」では特急に乗れない。


JR西日本 関西空港線 関空快速 4154M列車 [225系HF438編成] (関西空港)

関西空港天王寺から外回りで一周して天王寺(2回目)行となる関空快速列車に乗車する。


225系車内の様子


metro 関空快速で関西空港を出発symbol6
これまで令和5年10月21日撮影

快速列車で京都に向かう。2時間くらいかかる。 (つづく)




スジャータアイスクリーム(バニラ)(340円) ホットコーヒーレギュラーサイズ(350円)
※コーヒーとのセットで上記の総額から50円引き  令和5年9月18日撮影

東海道新幹線の車内ワゴン販売が10月31日をもって終了した。先月、新幹線〔ひかり〕で利用したのが最後になった。長い間ありがとうございました。


相変わらず固い…  令和5年9月18日撮影

それがまたいい。


東海道新幹線東京駅プラットフォームのスジャータアイスクリームの自動販売機
令和5年9月18日撮影

これからは買ってから乗るか。山陽新幹線の一部の〔のぞみ〕と東北・山形・秋田・上越・北陸新幹線、特急〔あずさ〕〔ひたち〕の一部の列車・区間では今後も車内販売はある。