BSで放映、録画しておいた甲斐よしひろ・ライブを見ました。
私は中学~高校生の頃甲斐バンドが好きでよく聞いていましたが、
この頃のロック(フォーク)バンドはTVに出ないのが当たり前、
HEROが売れた時も、出演を拒否したザ・ベストテンにただ一度だけ出たのを
今でも鮮明に覚えているほど珍しいことだったんですね。
(その後、解散直前に歌うヒットスタジオ?に出演、二曲歌ったのを見たな)
その後時代は移り、DVD等でコンサートの模様が簡単に見られるようになり、
昔とは事情が違ってきましたが、その頃には全く甲斐バンドから離れた私、
私にとって甲斐よしひろは静止画(写真)のアイドルだったんです。
それ以降このような企画は何度かあったのかもしれませんが、
私はこの番組で初めて「動く」甲斐よしひろをじっくり目にすることになりました。
途中このライブを見た様々な有名人がコメントを入れるのですが、
俳優の高橋克巳が「甲斐さんが全く変わらないのが驚き、きんぽうげで
高校生の頃の私に戻ってしまった…」と述べていましたが、私も同感です。
前半カバー曲(新しいアルバムから)中心の時は少々違和感あったものの、
後半私も知ってるような懐かしのナンバーが次々奏でられだすと、
当時とほとんど変わらぬ歌声、パフォーマンスにただただ驚くばかりでした。
きんぽうげは当時のライブでもかかせぬ一曲でしたが、
やはりいいですね~皆のノリも違う、グンと盛り上がります。
最近娘さんがプロデビューしたと聞いていましたが、
まったく老け込むそぶりを見せない甲斐よしひろ、
その若さの秘訣は何なんでしょうね?
いや~いいものを見せて頂きました。
♪ あなたに抱かれるのは 今夜かぎりね
淋しすぎるよそんなセリフ 似合いはしない
はずれた胸のボタン 指ではじきながら
おまえは静かに部屋の あかり消した
暗闇の中 抱きしめても
おまえの心は 逃げてく
ひび割れたガラス窓 街の色が
つまづいた昨日を 悲しく染めてた
(詩:長岡和弘)
*私の知るかぎり甲斐バンドの曲は、詩・曲共に
甲斐よしひろによるものがほとんどですが、
一部例外があり、きんぽうげは詩がベースの長岡、
曲がドラムスの松藤英男&甲斐の共作でした。
「例外」の中でもっとも人気の高かった曲だった思います。