旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

キングクリムゾン・デビューアルバム・限定アナログ盤

2011-05-01 19:55:01 | 歌は世につれ

キングクリムゾン(KING CRIMSON)結成40周年を記念して発売されているシリーズの
ひとつで、デビューアルバム『クリムゾン・キングの宮殿』のアナログ復刻盤です。
詳しい解説がないのでよくわからないけど、ず~っと行方不明のままだったオリジナルマスターテープが
この度発見され、それを元に日本国内で製作されたレコードで、限定2000枚発売、200gの重量盤です。
プレスは国内で唯一アナログ盤を製作している「東洋化成」という会社。たしか、先日購入した
NSPの復刻ベスト盤もここでつくられたと思います。アナログレコードは、熱心なファンに支えられ、
細々ながら生き残ったんだね。カメラのフィルムはどうなるんだろう?
普通のレコードの1.5倍近い?厚み&重さのある高音質仕様がうれしいですね。

よく言われることですが、やはり、CDに比べるとはるかに大きいレコードのジャケットは、
迫力があっていいなあ。特に有名なこのインパクトのある絵は、レコードサイズで
さらに魅力倍増です。しかし、このジャケットから連想される激しい曲は、実は1曲目の
「21世紀の精神異常者」のみで、他の曲は、叙情あふれるメロディアスなものが
意外に多いんです。これは当初バンドの楽曲製作面を引っ張ったイアン・マクドナルド(のち
フォリナーで活躍)の力が大きいようです。バンドが情緒的な面をほとんど放棄して、
激しくパワフルな曲を連発するのは、『太陽と戦慄』、『レッド』など、のちのラインナップ。
ご多分にもれず、私もこれらのメタル・クリムゾンの方をより好むのですが、
やはりその原点はまぎれもなく「21世紀~」にあるわけで、歴史に名を残す名曲、名盤で
あることに間違いないでしょう。



レコードといえば、昨年、DENON(デノン、旧デンオン)が100周年記念モデルとして発売した
プレーヤーが気に入って、買おうかどうしようか迷っていました。たしか30万円?と、決してお安い
値段じゃなかったけど、これまた記念の定価5万円?相当のカートリッジ(針ですね)付きだし、
内容を考えると、CPは高いようです。だけど、限定版で、あっという間に完売しちゃったらしい…
私としては、これくらいお金を出す製品は、一度実物を見なければとグズグズ考えたんですが、
展示にもほとんどまわることなく、売り切れか~ 残念無念。

今使っているプレーヤーはあまりいいのじゃないのと、数本持っているカートリッジがすべて
20年以上使い続けているものばかりで、相当劣化しちゃってるんだよね。両方買い替えられる
いいチャンスだったんだけどなあ… 

でも、この人気を他メーカーが放っておくはずがないと思っていました。「2匹目のドジョウ」を狙い、
必ず追随してくれるはずであると。案の定、ラックスマンから久々にプレーヤーが発売されました。
ベルトドライブ式で定価約25万円だったと思います。少し前には、アキュフェーズから、これまた
ものすごく久しぶりにカートリッジの新作が発売されたりで、根強いアナログファンがいて、
それなりの市場があることをメーカーは察知してるみたいです。私のようなサラリーマンが
何とか手を出せるような価格帯で、充実したラインナップがそろい、選べるようになれば
うれしいですね。私的には、ヤマハの「GTシリーズ」が復活してくれるのをひそかに期待しています。


雑誌・ステレオの4月号を立ち読みしていたら(←だから、買えって!!)、JBLの広告が良かったねえ。
「限定版のCDセットを手に入れた、久々にいい音が聞きたくなった」みたいなコピーだった。
そんな同世代のお父さん、多いんじゃないかな? かくいう私もそのひとり。他の趣味に力を入れて、
一時期、オーディオはお留守でしたが、再発されるCDの音の良さに触発されるように、
機材を見直し始めたりとかね。たとえば、「はっぴいえんど」の限定ボックスセット。レアな音源が
多いのもうれしかったけど、リマスタリングされた音がものすごく良いのに驚きました。
この音を聞くと、以前発売されていたCDにはもう戻れないよね。


ということで、「へうげもの」のDNAを引き継いでしまった私のおさいふは、年がら年中、
すっからかん…なのです。



*昨夜から強い南風が吹き続けました。このところ風の強い荒れ気味の日が多い気がします。
  こういうの「メイストーム」っていうんだろうか? やっかいものの黄砂も飛んでるらしいしね。
  でも、予報に比べ雨はあまり降らなかったし、午後には風も収まったので、キュウリ&オクラを
  植えつけることもできました。 日頃の行いのいい方が、和歌山に来ているようだね。



コメント
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