旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

20150905~07  上川町  銀泉台から白雲テン場二泊パート4

2015-09-07 16:16:16 | Weblog




7(月) 晴れ時々曇り

テントから顔を出して見上げたときには、ほぼ頭上一面星空だったのに、用意して、小屋の前まで来たら、
雲が多く、高根ヶ原を分厚い雲海が流れていて、緑岳の山頂もガスで覆われていた。どうしようかしばし
思案する。Rさんは滝雲を期待して緑岳へ向かった。もうしばらく様子を見ていると、高根ヶ原のガスは
どんどん薄くなったので、私は撃沈覚悟で高根ヶ原方面へ歩き出す。

高根ヶ原では、緑岳~小泉岳の稜線が邪魔をして、東方面が伺えない。ようやく視界が開けるところまで
出て確認すると、東側地平線付近に厚めの雲があり、日の出は送れそうだとわかった。

撮影を予定した場所までたどり着いたら、ちょうど雲の上に太陽が顔を覗かせた。と同時に、今度は
トムラウシがガスに巻かれてしまった。なんてこった…  仕方なく(と言ったら気を悪くするかもしれないが)
ニペソツ方面をバックに写していたら、ようやくガスがとれてトムラが再び姿を現せた。そうこうしているうちに、
どんどん朝の赤みを帯びた成分は薄まり、普通の斜光になっていくのであった。


夜露もすっかり乾いたテントを撤収して、さあ出発と思ったところへ、日帰りで士別のOさんが上がってきた。
紅葉の様子を下見しに来たって感じだ。下山後、「黒岳の湯」の脱衣所で、縦走して黒岳から下山したOさんと
またもバッタリ!  その直前には、セイコーマートで「カツ丼」を食し、下山後の空腹を癒して満足して出てきたら、
店の前で、6月下旬白雲で一緒になったニセコの「風速15メートル」看護士さんと鉢合わせ! 山の世界は狭い。

彼女は、私が強風をついて下山した日にはもう一日停滞して、翌日下りたという。明日はヒサゴ経由で
トムラウシへ行くみたいだ。がんばるねえ。6月には、漬物石みたいに重いテントを使っていたが、私と同じの
アライのに買い換えたそうだ。「テントってこんなに軽かったんですね!」と喜んではりました。

また、これは別の日(10日)だが、東川の道の駅「道草館」で、よく山でお会いする高知から来ているガイドさんと
これまたバッタリ。山でも下界でも悪いことはできなくなっている。彼女はこの日、山の下見にと旭岳ロープウェイ
乗り場へ出かけたところ、強風で運休になっていたので戻ってきたという。この朝は、予報に反して、東川あたりでは
青空が広がっており、勇んで出かけた登山者は、肩透かしを食っただろう。



   



下山時の銀泉台。色づきがまばらで、ダケカンバの黄色はまったくなく、「錦秋」とは程遠い景観だが、
ナナカマドの赤に関してはもう見頃寸前といった感じで驚いた。











  

コメント
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