15(火) くもり時々晴れ のち雨、あられ、みぞれ
登る前の週間予報では、このあたりから天気が安定するはずだったのに、本日も全道的に雷注意報が
出ていて、気をつけねばならないなと思った。
早朝3:30から歩き出して緑岳へ。山頂で雲海を撮影後引き換えして、稜線上のウラシマツツジと
その下のナナカマドを朝の光を入れて撮影するべくスタンバる。東の方面、ほとんど雲がなかったのに、
右側(東大雪方面)にわずかにあった雲が急に大きくなって空を覆い、少し朝焼けした。
それはいいのだが、その雲が大き過ぎて、いったん顔を出した太陽が隠れてしまい、第二弾がなかなか来ない!
結局次の日差しが来るまでに30分ほどかかってしまった。
この日は霜がびっしり降りていて、白くお化粧したウラシマツツジの紅葉がきれいだった。
日が出るまでひたすら草紅葉を接写した。
ただこの霜で、きれいだったウラシマツツジの赤がダメージを受けて黒ずんでしまった。
テントに戻って朝食。そうこうしているうちに雲が多くなって曇りこんでしまった。
いつ雨が降り出すかわからない中、高根ヶ原方面へ下見散策に出かけた。昨日のことがあるので、
できるだけ手短に済ませたいところだ。
写真は高根ヶ原のナナカマドと白雲岳。
三笠新道分岐に着く頃には、雨かあられかの中間みたいなのがポツポツきだしたが、せっかくここまできたのだからと、
高原沼を見下ろせるところまで行ってみた。
大学沼~空沼あたりの上部は、まだ見頃まで数日かかるかなという感じだった。ここも下(麓)に近いところから
色づきが始まったのだ。ヤンベタップ源頭あたりはなんとか撮影できるなと思った。
その後もポツリポツリと降られ続け、まあこれで済んで助かったと思ったら、小屋付近で雨脚が少し強くなり、
テントに入るまでにけっこう濡れてしまった。「もう少し待ってくれたらよかったのに」と思ったが、これはまだ
マシなほうだったようで、その後さらに雨脚が強くなって本降りの雨(あられ)になった。
雨は15:00頃まで降り続いてようやく上がった。太陽も出たので、濡れたカッパを着用して外に出て、
湿ったのを少しでも乾かそうと努めた。それでもその後も雲は多めで、夕景など望めない状況、
早めに夕食を食べて、少しお酒を飲んで、あとはトイレに行くだけだ…と思っていたところへ雨がザァ~と
降り出して、また外へ出にくくなってしまった。
雨はシャリシャリといった音でテントをたたき、どうやらみぞれに変わったようだ。このあられやみぞれが
山頂では雪となったようで、この日、黒岳で初雪が観測された。
14張り。