第四雪渓下のアキノキリンソウの群落。
第四雪渓上。基本まだまだ青々しているが、バラつきがあって、一部先行して色づいているところもある。
すべてを見たわけではないが伝え聞いた情報を加味して判断するに、今年の大雪山の紅葉は「最高」でない
ことはほぼ間違いないようだ。その上、この後気温が下がらないなどで残された葉の色づきが遅れると、先行した葉は
持ちこたえられずに散るだろうから、「最悪」になる可能性はまだ残されている。
このあたりで雨がパラついたので雨具を着用した。板垣新道経由の予定をキャンセルして、一目散に白雲テン場へ
急行する。10:10着。いったん止んではまた少しパラつく中テント設営。白雲の水場は風前の灯。おそらく最後まで
もたず、久々に「臨時の水場」が設けられるだろう。
カップラーメン・リフィルの昼食を食べて休憩していたら徐々に雨脚が強まり、風も強くなってひどい天気に豹変。
時々パラパラと音をたて、あられに変わったようで、地面が一瞬白くなった。稜線では「ひょう」が降ったそうで、
後続の登山者は皆さんえらい目にあったみたいだった。結果的に、早めに到着した私は、かろうじて難を逃れたのだ。
結局、11:30~17:00頃までほとんど止み間なく、みぞれ混じりの雨が降り続け、テントに缶詰になった。
エアマットの空気漏れトラブル発生! 応急処置用のパッチは用意しているのに、漏れている箇所がわからず、
修理不能。管理人さんにロールマットをお借りして急場をしのぐ。
土曜日ということもあり、テント14張り。小屋にも20名ほどいたようだ。その中に旭川のRさんも。
5(土) くもり時々晴れ のち雨
車の外気温計で、銀泉台は5℃。
あとになるほど天気は安定してくるのだろうと、ややゆっくりめの出発、5:50発。
恐るべきことに、5日の段階で、第一花園がすでにこれくらい色づいていた。
これまでも同時多発的に色づきが進んだことはあっても、明らかに下(麓)のほうが上(山頂)よりも
紅葉が早かったことは、今までなかったことだと思う。
第二花園。
奥の平のトウウチソウの群落。その他、ウスユキトウレン、エゾウサギギクなども見られるなどし、
晩夏と初秋がせめぎあっている感じ。
第三雪渓。基本青々しているが、下部はすでに色づき始めていた。
第三雪渓下のトウウチソウとアザミの群落。