旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

横溝正史短編コレクションから由利・三津木探偵小説集成へ

2021-02-16 19:21:00 | 図書館はどこですか



2月15日(月)の午前中に震度4の大きな地震を記録した和歌山市は、その前から震度2以下の
地震が頻発し、以降も長期間揺れが収まりきらない状況です。震度が記録されないような微弱なものを
含めるとその数は相当なもので、時々家がミシィッと軋むのは、気持ちのいいものではありません。
今日になって、さすがに頻度は低くなってはきたものの、今後一週間程度は震度4程度に揺り戻す
可能性があるそうです。

和歌山市の地下には地震の巣があるとかで、元々地震は多く、震度1~2程度の揺れはしょっちゅうで、
ある程度地震慣れしているつもりでしたが、意識が変わったのは、震度5弱を経験した阪神淡路大震災
以降でしょうか。その体験以来、地震が起こるたび「それ以上は大きくならないでくれ!」と身構え、
祈るような心持ちで揺れをやり過ごしています。本当は祈っている場合じゃなく、机の下に逃げ込むなど、
アクションを起こすべきなんでしょうけど…

日本に住んでいる以上、地震の被害にあわないことが確約されているところってほぼないでしょうし、
あとは天のご加護、私のレベルでは、神や仏に祈ることくらいしか思い浮かびません。


さて、冬の巣ごもり期間中楽しませてもらっているのが横溝正史作品の読書でして、短編コレクション
全6巻をついに完読し、いよいよ「由利・三津木探偵小説集成」へと舞台を移すことになりました。
由利・三津木~は市民図書館には蔵書がなく、ところが県立図書館に置いてあることを突き止め、
こちらでお借りしてきました。片田舎の地方都市ではあっても、さすがにそこは県庁所在地、
複数ある図書館の強みが活かせましたかね。


   

東川町の図書館でどこまで読み終えていたのか記憶があいまいで、ひとまず第3巻「仮面劇場」と
4巻「蝶々殺人事件」を借りました。帰宅後確認すると、3巻三分の一ほどの『木乃伊の花嫁
(みいらのはなよめ)』まで既読だったことが判明、その続き『白蠟少年(びゃくろうしょうねん)』
から読書再開です。

3,4巻に収録作はいずれも未読のものばかり、中でも傑作長編とされる『蝶々殺人事件』は
特に読むのを楽しみにしています。はやる気を抑え、まずは順番通り読み進めていくことにしましょう。

コメント
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