11月4日(土) 曇りのち晴れ
たぶんダメだろうなとは思いつつ、早朝、いったん望岳台まで行ってみた。下界に
いたままでは正確な山の状況はわからないので、本来このような積極的な姿勢は
評価されてしかりだと思われるが、このところは経費削減優先が念頭にあるので、
無駄な動き(ガソリン消費)は極力控えるように努めている。
結果、山は予報よりも天気の回復が遅れ気味で、いったん下界へとんぼ返り、
食材の買い出しなど用事を済ませ、午後、再び舞い戻った。すっかり天気は回復し、
またも撮影の可能性が現況もっとも高いと思われるクロちゃん現場へ。しかし
周辺し~んと静まりかえり、今度こそダメかなと思い始めた矢先、どうにか二度
出現してくれた。しかし活発さは明らかに鈍化しており、いずれも貯食行動を
一回しただけですぐに引っ込んでしまい、たまたま現れたのがすぐ近くだったので
どうにか撮影できたが、三度目ははるか遠くで草を運んでいて、それもやはり
一回きりで、気づいたときにはすでに手遅れ撮影できず、その後は出てくる
気配なく、諦めて引き返した。
下の地点では岡山のAさんと、札幌のTさんが陣取っていたが、ここでは一度も
撮影機会はなかったそうだ。なにが原因なのかはよくわからないが、明らかに
全体的に数日前よりは巣穴から出てくる頻度が極端に少なくなっているようだ。
自分用の土産に土井商店で買い求めた「磯自慢本醸造・3195円」。冬眠用貯食に
もっと買い足しておきたかったところだが、予算等の都合で、この一本のみにとどまった。
春まで無事、越冬できるのか??
日没後、再び星撮を開始した。月出がさらに遅くなっているので、前回よりも余裕をもって
撮影に挑めるはずだ。ところが、開始後小一時間ほどのち、突然雲(ガス?)が湧きたって、
山が見えなくなってしまい、あえなくその時点でセッションは終了となった。
あきらめ、機材を片付け、もう一度お酒を飲み始めると、急速に雲がとれ、以前のような
安定した星空が広がった。あれはいったい何だったのだ? 予報のいい土曜日で、時折
上ってくる車のヘッドランプが星の撮影にはチョッチ邪魔、早めにやめておけばという
啓示だったのだろうか??