旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
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とんぼちゃんプラチナムベスト購入

2020-06-19 19:28:00 | 歌は世につれ




「プラチナムベスト~とんぼちゃん」を購入しました。すでにベスト盤数枚とオリジナル・
アルバムのボックスセットを持っている私にとって、音源的に新しい魅力は、たぶん今回
初デジタル化された『クロスワード・パズル』(ポニーキャニオン時代最後のシングル曲)
くらいだと思うのですが、それでも買ってしまうのがファン心理?ってやつなのです。


   

今回のベストは、ポニキャニ時代のシングルA面全曲に加え、ファン投票で上位だった曲を
各オリジナル・アルバムからほぼまんべんなく選んで抱き合わせた構成となっています。
なので、一見バランスがとれているようでいながら、シングルのうち1曲はアルバム・バージョン
(歌詞、編曲がかなり違っている)だし、もう1曲はなぜかライブ・バージョンと中途半端、
どうせならすべてシングル・バージョンで統一したほうがわかりやすかったのでは?というのが
第一印象ですね。

で、これまでの既存ベスト盤で一番まとまっていそうな「Dear my  Nostalgia」との比較では、

1、全収録曲36曲と、Dear~のほうが4曲多い
2、Dear~はコロムビア時代の楽曲も網羅されている
3、Dear~にはビーチボーイズのカバーアルバム「MEMORIES OF SUMMER」からも選曲あり

ということで、やはりバランスという点では、Dear~のほうに軍配が上がるように私には思えます。
しかもシングルB面ながら、出来栄えではA面を上回るであろう『愛する気持ち裏がえし』『ひなげし』
も収録され、おまけにプラチナム~にはシングル並みにキャッチーな佳曲『OK』や『月日はいつか君を』
が抜け落ちているなど、楽曲の充実度、完成度の高さでも、私としてはDear~を推したいと思うのです。

ただしその分、Dear~にはスマッシュヒットしたシングル曲『朝(あした)』『遅すぎたラブソング』
が収録から漏れており、まったく万全というわけでもないのですが。


   


以前から何度か述べているように、万人が納得できるような完璧な選曲のベストアルバムをつくるのは
ほぼ不可能で、歌い手側も聴くほうも、皆それぞれの楽曲に思い入れがあるわけですからねえ。
大昔は、自分がピックアップした曲ばかりをカセットテープに集め、それをオリジナルなベストアルバムと
したものですが、今時そんなことしている人ほとんどいないでしょうけど。   


   


   

【写真は、ベスト盤「Dear my  Nostalgia」と「とんぼ返り」。Dear~を補完するように、
選から漏れた26曲+ライブ盤の3枚組で追加発売されたのがとんぼ返りでした】


音に関しては、以前音がいいと紹介したボックスセット「飛んでったとんぼちゃん」と、少なくとも
同程度の高音質みたいです。聞き比べてみましたが、私のお粗末な耳では差がわからないくらいで、
プラチナムベストもなかなかいいと思いますよ。

現在Dear~などはもう手に入らないと思うし、シングルA面がくまなく網羅されたプラチナムベストは、
ひとまず1セット手にするにはいいベスト盤だとしておきましょう。ほぼ年代順に楽曲が並んでいるので、
とんぼちゃん全集のダイジェスト版的な聞き方はできると思います。




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