旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

月に聞いた11の物語…を聞く前の物語でごめんね!

2017-10-01 18:37:38 | 歌は世につれ



旅行に出かける直前に届いていた谷山浩子さんの新譜「月に聞いた11の物語」です。
ここ何作か続けて、作品のジャケットが非常にいい出来栄えです。写真左は、タワーレコードとの
コラボ景品の記念ポーチです。

しばらくはこの新作を聞く機会が増えるのは間違いないとして、さてその前に、先だって発売された
3枚組みの「シングルコレクション」のお話をしておきます。


このベストアルバムの出来が予想以上に良くて、このところ頻繁にCDトレイに乗っていまして、
まず音がとてもいいのでオーディオ的な楽しみが期待できるのがその理由の一つなのです。
「ブルースペックCD」という高音質な素材でつくられたソフトである以外、特にリマスタリングされた
ような記述もないのに収録されている音が何故かいいのです。私の中の下程度のシステムでも
とても艶やかな音が鳴り響いています。

谷山さんのシングル曲ばかりを、ここまでまとめて聞いたことがなかったのが二つ目の理由でしょうか。
特にディスク1を聞く機会が多いのは、やはり私の青春期(一番感受性が強かった時期)に、とにかく
片っ端から主にラジオから流れてくる音楽を聞きまくっていた時代と収録作品とが重なっているから
ですかね。


   

中でも初CD化の『ごめんね』がとても気に入ってしまい、谷山さんのシングル曲では、これまで
『たんぽぽ』とか『河のほとりに』あたりが私の一押しだったのが、それらに匹敵するほど好きになったのです。
なので私のお勧めと申しますか、勝手にやってる聞き方をご紹介すると、まず19曲目の『ごめんね』を
選曲して聞き始め、ラスト曲(20曲目)のそのB面『あの子の愛した三毛猫』でいったん終了します。

ちなみにディスク1は収録時間が72分くらいあって、そこまで目一杯詰め込まなくても、『ごめんね』からの
2曲をディスク2に回したほうが曲数などのバランスはとれるのでしょうが、ディスク2の1曲目に
スマッシュヒットして、より認知度が高くてアップテンポな、『てんぷら☆さんらいず』をもってきたいという
製作者サイドの思惑があったのでしょう。

とかなんとか考えながら、再びディスク1を今度は最初から聞き始めます。1曲目は15歳での
デビュー曲『銀河系はやっぱりまわってる』です。それからは当時主にラジオで熱心に聞いていた曲の
オンパレードです。『窓』のB面でこれも初CD化の『ゲームの終わり』もいい歌で、これまで
あまり日の目を浴びず埋もれてきたのが惜しい隠れた名曲のひとつですね。

そして18曲目の『今日は雨降り』に引き続いて、再び『ごめんね』のイントロが始まります。
イントロの出だしのピアノの音が絶妙で、とても心地よく響き渡ります。 ♪ 雨が降ってる 今日も一日
これは意図したわけでなくまったくの偶然でしょうけど、雨降り情景ソングが2曲続く形となり、連続性、
物語性を意識せずにはいられず、こちらの気分も高まります。 ♪ ごめんね ごめんね 君を泣かすよ
このあたりですでにかなり杯を傾けるいるので酔いが進み、大声張り上げて一緒に歌っている場合が
多いですね。ご近所迷惑はなはだしいわけですが、いいじゃないですか、自分でもわかってるみたいで
誤りながら歌ってますからね。

そして再び『あの子の~』が流れてディスク1が終わります。この曲も非常に好きなので2回聞くのは
大歓迎、詩の内容はとても哀しい歌なんですけどね。


さあ、お待たせしました。ここでようやくCDを「月に~」に入れ替え、谷山さんの新しい世界を
楽しむとしましょう。




   


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