旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

24節気の酒 ・・・ 霜降

2009-10-25 13:20:06 | 

 23日は24節気の霜降(そうこう)の日であった。寒露の露は、いよいよ強まる冷気によって霜となる季節である。この日から次の節気である立冬(11月7日)までを霜降とし、この間の強い北風を木枯らしと呼ぶことになっている。
 最近の温暖化のせいか、とても霜や木枯らしという感じではないが、言われてみればこのところ急速に寒くなってきた。秋田あたりは最低気温5度と出ていたので、本当に霜が降りているのかもしれない。

 この時節の酒はなにか・・・。一口に言えば「鍋をつつきながらの燗酒」ではないか。
 昨日は、夕方から武蔵野日赤病院に知人を見舞ったが、折りしも降り始めた雨で薄ら寒く、吉祥寺の『ENZO』に飛び込んで先ずは「あんこう鍋」を注文した。酒は新潟酒がそろってあり、まず「〆張鶴純(純米吟醸)」を「あんきものポン酢」や「焼き牡蠣」などで飲む。これはいずれも美味しかった。
 「〆張鶴純」は、フルネット社の『地酒人気銘柄ランキング』の純米吟醸の部で、かの『十四代』を抑えて第一位を誇る酒。新潟の酒米「五百万石」を50%に磨き、ふくよかに米の味を出してかつキレのよいの酒だ。

 やがて「あんこう鍋」が煮えてきたので燗酒が飲みたくなり、同じく新潟の上越の酒「能鷹」純米酒を飲む。これがまた鍋に合った。最後に再び「〆張鶴純」に戻り、鍋のアンコウをつつき大満足であった。

 寒くなるとやはり鍋と燗酒だ。
                          

           


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