世界も日本も大変な状況にあり、特に日本は、年頭より政局がらみで「消費増税と社会保障の一体改革」、「議員定数削減や公務員給与削減」、はたまた「TPP問題」や「普天間基地問題」など、かつてない大きな問題が表沙汰で取り上げられている。本来なら国民はここに集中して熟慮もし議論もして国政に参画すべきであろう。
ところが、さっぱり政治が面白くない。与党も統一を欠いてすっきりしないし、野党も政局がらみだけで言葉尻をとらえたりする「枝葉末節ケチつけ政治」で、国民は真剣に参加する気にはならない。政治経済に関心深い私としては、これだけの材料があれば毎日「政治経済カテゴリー」の投稿を続けるはずであるが、どうも書く気がしない。だから、雪の寒いのと天気のことばかり書いている。つまり自然現象の方がまだ面白いのである。
秋田の寒さを体験して、秋田の人の「春を待つ気持ちはいかばかりか?」などと同情していたら、ついに東京にも雪が降った。わが杉並区高井戸では地面を白くするまでもない、ほんのお義理程度の雪であるが。ただ、朝めざめると降っていたし、ずっと降り続けて、しばらくやんでいるが今晩はまた降るというので、明日の朝は積もっているのかもしれない。
秋田に対して義理を果たすにはこの程度では問題にならないが、薄っすらでも銀世界の様相ぐらい示す必要はあるのだろう。室内から眺めるだけでは申し訳ないと、片道50メートルのコンビニに新聞購入に出かけたが、東京の雪でも雪は雪、立派に寒さを感じました。
こうして、ようやく季節は動いていくのだろう。
わが庭の片隅も、わずかに白く…