旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

ようやく来てくれた秋

2012-09-21 15:25:54 | 時局雑感

 

 「秋はいつ来るのだろうか」という題で投稿したのは8月29日のことであった。読み返すと、立秋から20日も経つのに未だ秋は来ない、と嘆いている。ところがそれから、なお20日以上秋は来なかった。
 以降ずっと夏日が続き、最高気温が30度を割り、最低気温が25度を割ったのは、ここ2,3日のことである。異常気象と呼んではいるが、毎年この傾向を強めるとすれば、暦を作り替えなければならないのではないか?

 幸か不幸か、9月はほとんど行事を組んでいなかった。何処にも出かけなかったし、人と会う会合もなかった (いくつかあったが参加しなかった)。この暑さの中では何もしないでよかったと思っている。まだあと10日あるが。
 反面、10月はかなり日程が詰まっている。
 先ず3日(水)はオランダ大使館の「ヘリング・パーティ」に参加の予定。スペインとの長期戦争を勝ち抜いたライデン市解放の日を祝って、ヘリング(にしん)とヒュッツポット(野菜のシチュー)でジェネーヴァ(オランダの蒸留酒)を飲むのを楽しみにしている。
 次いで7日は純米酒フェスティバルだ。すでに26回目を迎えるこの会も、何としても成功さねばならない。昼の部と午後の部、合計1200人の会はそれなりに大変であるが。
 中旬の17、18日は尾瀬に行く。尾瀬といっても尾瀬沼や尾瀬ヶ原ではなく、裏側の桧枝岐温泉の方である。私は山には登らず、木道を少々歩いて温泉を楽しむつもりでいるが、それにしても足腰が気になり、少しづつ家の周囲を歩いてトレーニングを始めている。
 続いて19日は鎌倉から三浦半島を逍遥する会(むつみ会)に参加する。鎌倉の浄楽寺が特別拝観日なので、運慶の阿弥陀三尊・不動明王などを拝観し、そのあと三崎港で食材を買い遊覧船に乗り、最後はみんなで会食をしようというわけ。最後の食事で一杯飲むのが大方の狙いであるが、そのためには運慶とか三崎港とかお膳立ても必要なのである。

 もうあの夏がぶり返してくることもなかろうから、やっと来てくれた秋を楽しむことにしよう。


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