純米酒大賞制定委員会が選ぶ「2013年度純米酒大賞」に選ばれた『出羽桜つや姫』を入手することができた。
実はその発表会に参加して、利きあて会でこの酒を利きあてたが、じゃんけんに敗れて入手することができなかった。悔しがった私を見かねたのか主催者のN氏が一本分けてくれたのだ。
折しも広島から恒例のかきが届いた。二男の嫁の実家が広島の呉で、毎年暮れにいなると新鮮な殻つきかきとむき身を贈ってくれるのだ。
娘のオペラ集団の中心メンバーO氏は、このかきに目がない。しかも酒好きだ。この度の愛知県田原市の学校公演で、出演のうえ往復レンタカーを運転した労に報いるため、ちょうど娘との打ち合わせに来た氏も加えて、昨夜かきを食った。
焼きたての殻つきかきをこじ開け、醤油とカボスを垂らして一口に食べる。甘く豊満な味と広島の海の潮香が口中に広がる。波静かな呉の海に浮かぶカキ筏(いかだ)が目に浮かぶ…。
これに純米酒大賞『出羽桜つや姫』の、豊かな米の味を生かしながらスッキリ仕上げた透明感がピッタリ合った。
いやー、幸せでした。