旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

小学校でオペラ公演 … ミャゴラトーリ本年最終公演

2013-12-14 10:51:47 | 文化(音楽、絵画、映画)

 

 娘の主宰するオペラ創作集団ミャゴラトーリが、愛知県田原市の中山小学校に招かれて『愛の妙薬』を公演した。娘が手がけ続けている「日本語セリフでつなぐ原語公演」という演奏で、アリアや合唱の言葉(イタリア語)がわからなくても、子供たちにも理解してもらえるという試みだ。
 全校生徒229人と父兄も多数参加して学校の講堂で演じたが、生徒たちは熱心に聴き、各所で笑い声を発し、終了後司会者が「面白かった人」と問いかけたら8割の生徒が勢いよく手を挙げたという。
 校長先生はじめ関係者からも評価されたようで、地元紙三紙が取材のうえ記事にしてくれた。

 

 ただ、公演の裏ばなしは大変だ。少ない公演料でやりくりするために、新幹線代も倹約して、スタッフ・キャストともレンタカーで往復した。運転も出演者たちだ。
 田原市といえば渥美半島の彼方だ。しかし、小道具を積み込み、自ら運転してでも「オペラを広めたい」という心意気に敬意を表する。
 一昨夜11時、ぐったりして帰ってきた娘と一同を見て、文化運動…中でもまだまだ理解の乏しいオペラ普及活動の大変さを痛感した。


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