慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

空海の真髄「谷響きを惜(おし)まず、明星来影す」

2019年06月03日 | 宗教
密教の驚くべき「法力」&比叡山延暦寺の多様性(1)

 ☆平安時代は、奈良仏教と異なり、人々の救済を目的とした大乗仏教が登場した
 ☆大乗仏教のなかでも、新鮮だったのが「即身成仏」をうたった密教
 ☆お釈迦さまでなく、大日如来の仏が説いた秘密の教え
 ☆浄土系の教え「死んで極楽に生まれ変わりますように」と祈る
 *極楽に行って、仏になった
 ☆密教の教えは、”今生きているこの身のままで”ブッダになることを目指す
 *それを即身成仏という

密教の「印」と「真言」に秘められた意味と力
 ☆密教の悟りを開くための修行はたいへんなもの
 ☆普通の人があやまって行なうと非常に危険なことになる
 ☆師から弟子へと直接伝える以外は、秘密とした
 ☆三密(修行は、3つの要素に分かれている)
 *身密……身体の所作(両手で「印」を結ぶこと)
 *口密……口頭の所作(口で「真言」を唱えること)
 *意密……心の所作(瞑想によって「仏」を想起すること)
 ☆真言宗を開いた空海の教え
 *印を結び、真言を唱えて、その仏の姿を感得する
 *たちまちその効能が現われる
 ☆空海自身が、その効能を目のあたりにしている
虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじゅほう)
 ☆空海は、記憶力を飛躍的に増大させる秘法を知り、これを実践した
 *五穀断ちし、誰にも会わずにすべて唱えきる
 *過酷きわまる行を完遂したとき、神秘が訪れた
 ☆「谷響きを惜まず、明星来影す」
 *突然、洞窟全体に荘厳な音がとどろきわたる
 *巨大なまばゆい光体が眼前に飛来したという
 ☆それ以来、空海は完全に人が変わったといわれている
 ☆密教が、奈良仏教と異なるのは、実践的な修行体系だった
空海の”圧倒的なスケールの大きさ”
 ☆空海は、日本仏教史のなかでも、スケールが別格の存在
 ☆空海は、すべて自分のなかに呑み込みこむ
 ☆空海は、新しいシステムを構築し創造していく怪物的なタイプ
 *虚空蔵求聞持法を成就した
 *「三筆」と称される書の達人
 *人を動かす経営の才もあった
 (土木事業をいくつも指揮していた)
”密教の奥義”を唐で伝授された空海
 ☆田舎坊主空海が、遺唐使の留学僧となれたのも謎
 *空海の魅力のひとつではある
 ☆長安青龍寺の恵果は、現地の高弟たちか止めるのも聞かず
 *正統後継者に空海を選び、灌頂の儀式を受けさせた
 *恵果阿閣梨は、「胎蔵界の教え」と「金剛界の教え」の両方を空海に伝える
 ☆空海は、2年で帰国したが、膨大な経典類や法具、曼茶羅などを持ち帰った
最澄の弟子たちが完成した「台密」
 ☆最澄がもたらした密教は不完全なものだった
 *最澄は自分の弟子たちを空海のもとに学びに行かせた
 ☆最澄と空海は、本の貸し借りと弟子の問題で絶好状態となる
 *空海は、最澄が依頼した経典を貸さなかった
 (最澄は真言密教の核心に迫る経典を借りるのを依頼してきた)
 (空海は、密教は、本の知識だけで体得できるものではない答え拒絶した)
 (空海は、最澄の姿勢を批判し訣別した)
 *最澄の弟子が、空海についていった
 ☆最澄の仏教は、密教だけに限らない
 *密教の対極にある、顕教の法華の教えを中心としたものだった
 ☆足りなかった密教の部分
 *その後、円仁、円珍という2人の弟子により、唐からもたらされた
 ☆天台教学と結びついた独自の天台密教(台密という)を成立させた
「比叡山」から新しい宗派が続々生まれた
 ☆最澄が開いた比叡山延暦寺は、”皇城鎮護の寺”の場所にある
 ☆桓武天皇は、天台宗を京都の基軸の宗教にしようとした
 ☆天台宗は、天皇家との結びつきが強い
 ☆比叡山延暦寺の本尊は薬師如来
 *法華中心ならば釈迦如来、密教ならば大日如来になるはず、
 ☆比叡山延暦寺の本尊が、なぜ薬師仏
 *薬師如来は東方の王、東方浄土である
 *東方の王、日本国の王である天皇に見立てたのである
 ☆天台密教の4つの大法のうちに「七仏薬師法」がある
 *薬師如来を7体並べて行なう特殊な行法
 *7は北斗七星を象徴するもの
 *北極星は、古代中国では天帝とされ、皇帝の星とされていた
 *北極星を守るように動くのが北斗七星
 ☆皇居の鬼門をおさえている比叡山
 *天皇家(北極星)を北斗七星のように守っておりますとの意味
 ☆台密には道教の信仰も入っており、少し特殊な密教
 *密教だけの真言宗と台密は異なる
 ☆比叡山は、法華、禅、戒律、密教、念仏等の多様な教えの総合道場となる
 *のちの日本仏教のほとんどすべての要素と叡智が、比叡山で展開した
 ☆鎌倉時代には、比叡山から、
 *浄土宗、浄土真宗、曹洞宗、臨済宗、日蓮宗という新しい宗派が次々と巣立っていく
 ☆比叡山は「日本仏教の母山」ともいわれる
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
出典内容の知識共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介しました
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
出典、『日本の仏さま』






空海の真髄「谷響きを惜(おし)まず、明星来影す」
(『日本の仏さま』記事より画像引用)




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大喝( 実の父親による実の娘へ性交が無罪判決)

2019年06月03日 | 犯罪
謬(あや)まれる司法を監視しよう

 ☆刑事裁判に国民が参加できる裁判員制度が導入されて10年
 ☆日本の刑法での強制性交等罪
 *暴力による脅迫、酒や薬で抵抗をなくした「抗拒不能」な状態でなければ問われない
 ☆岡崎支部の裁判官は、父親による娘への性交
 *年齢や抵抗の程度で無罪にしてしまったのだ
 ☆性暴力被害の当事者団体「Spring」
 *法務省と最高裁に、性犯罪に関する刑法の見直しを要望した
 ☆裁判員制度が「国民目線の司法」確立を推進するよう全国民でバックアップするとき

最近の裁判には、国民に疑問を抱かせる判決が多い
 ☆名古屋地裁岡崎支部の裁判官
 *長年にわたり父親が実の娘に性交を強いてきた事実を認める
 *被害女性が19歳などの理由で父親に無罪をいい渡した
 ☆阿蘇山の噴火が、四国電力の伊方原発に及ぶと指摘し稼働を差し止めた判決
 *のち高裁によって一審判決は破棄されたが、裁判官の資質を疑わせた好例
 ☆定年を控えた裁判官が、米軍基地は憲法違反と判決
 *裁判官は、退官後、旧社会党や総評の顧問弁護士になった
 ☆認知症の父親が起こした電車事故の賠償を遺族に命じた判決
 *電車事故の賠償判決は最高裁で棄却された
 ☆最近の司法は揺らいでいるとしか思えない
 ☆司法修習生に貸与されるバッジがネットに出品される事件も発覚
 *こんな若者が裁判官になるのだ
裁判員制度は硬直した司法に確かに風穴を開ける役割を果たした
 ☆殺人事件で死刑判決が増えた
 *被害者や遺族の無念を、わがことのように受け止める国民の当たり前の感覚
 ☆それが高裁にいくと、殺害されたのが1人計画性がないなどの理由で
 *無期懲役に減刑されてしまう
 ☆その傾向が性犯罪では特に顕著だ
 *被害女性を打ちのめし家族を悲嘆のどん底に落とす卑劣な犯罪
 *裁判員は重い量刑を選ぶ
 *プロの裁判官は先例や状況判断で減刑や無罪の判決を下す
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出典、『THEMIS6月号』


大喝( 実の父親に」よる実の娘へ性交が無罪判決)
(『THEMIS6月号』)
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お稲荷さん(全国に3万社↑)

2019年06月03日 | 宗教
物から仏まで森羅万象の神様(1)お稲荷さん

 ☆全国に3万社ほどあり、小さな祠まで含めると5万社以上にのぼる
 ☆稲荷神の本拠地は、京都の伏見稲荷大社である
 ☆起源は、渡来系の氏族である秦氏が建てた稲の神を祀る社
 ☆1地域の神様が全国的な存在になるには、仏教も関与した
 *平安時代、稲荷大社は、東寺(京都)の守り神という位置づけ
 *真言宗の広がりとともに、稲荷社も朝廷や民衆から篤く信仰される
 ☆民間から生まれた稲荷神
 *記紀にも登場する穀物の神・宇迦之御魂神
 *ウカとは食(ウケ)のことで、五穀豊穣を司る神
 ☆稲荷神の信仰が、商業がさかんな都市に広がる
 *商売繁盛も願われるようになっていく

稲荷信仰の総本社・伏見稲荷大社
 ☆伏見稲荷大社の祭神は、5柱の神で稲荷大神と総称する
 ☆祭神の稲荷大神
 *宇迦之御魂神、佐田彦大神、大宮能売大神、田中大神、四大神の5柱の総称
 ☆ご神体は社殿背後にそびえる稲荷山
稲荷神の使いは狐
 ☆稲荷神が狐でなく、狐の尾は稲穂に似ている
 ☆狐が、神使になったともいわれている
伏見稲荷大社を創建した秦伊呂具(いろぐ)
 ☆秦伊呂具が餅を的にし、矢を放とうとした
 ☆すると餅が白鳥になって飛んでいき、降り立ったところに新たな稲がなった
 *そこが現在の稲荷山
 ☆その地に稲の神を祀る伊奈利社(いなり)を建てたのが伏見稲荷大社の起源
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出典、『日本の神様解剖図鑑』








お稲荷さん(全国に3万社↑)
(『日本の神様解剖図鑑』記事より画像引用)


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