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☆念仏とならぶ鎌倉仏教のもうひとつの大きな潮流は禅
☆禅寺、坐禅と厳しい修行とか、怒鳴られるのがイメージされる
☆臨済宗、曹洞宗、黄柴宗という3つの禅宗
*どこもやたらに修行が厳しい
*禅宗では、坐禅だけでなく生活スタイルそのものが修行
*朝昼晩のあいさつから日常の作法、食事の仕方や睡眠のとり方も決められてる
☆ギリギリの緊張感のなかで”無の境地”を体感するのが禅宗
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☆禅の伝統は、中国の禅宗に由来する中国の少林寺に行き着く
☆唐の時代に、インドからグルマ行者が少林寺で坐禅を始める
*「面壁九年」(9年間も坐禅を続けた)
☆中国禅宗の開祖となり、達磨大師と称された
☆願い事がかなったら目を黒く入れる縁起物の「だるま」
*達磨が坐禅をする姿がモデルとなっている
☆臨済宗、曹洞宗は、開祖の栄西と道元が南宋の時代の中国にわたる
*臨済禅や曹洞禅を学んできた
☆黄柴宗は、江戸時代に中国から伝わってきた宗派
☆京都五山、鎌倉五山をはじめ有名な臨済宗の大寺がたくさんある
☆曹洞宗の寺は地方の町や山中などにある
☆「臨済将軍、曹洞士民」
*臨済宗は時の権力者の支援を受けた
*曹洞宗は地方の武家や一般民衆に多く広まった
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☆特徴的でわかりやすいのは、食事
*禅寺では、食事の調理も給仕も、食することもすべて修行
*驚くほど細かい作法をもってする食事は、真剣勝負の場でもある
*食事中は私語厳禁で、人より早く食べても遅く食べてもいけない
*粥や汁を音をたててすすったり、箸や椀を落とすなどもってのほか
☆禅の修行道場ではあたりまえ
*寝起きから、日常の作務(掃除などの作業)、入浴、トイレにいたるまで
*すべてにわたって多くの厳格な約束事がある
☆読経や坐禅の時間はいうまでもない
☆禅僧としての生活スタイルをまず徹底的に叩き込まれる
☆そのなかで日々の精進を重ねるのである
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☆ギリギリの緊張感のなかで過ごしていると、悩んでいるヒマなどない
☆やるべきことは次々にやってくる
☆全力であたらないと厳しく叱責され、鉄拳や蹴りが飛んでくる
☆”無の境地”で毎日を過ごすということと同義かもしれない
☆そのような日々を何力月も、何年も過ごす
☆自然と「何ものにもとらわれない心」が生じてくるという
☆経典なども意味がわからなくても丸暗記する
*ひたすら毎日唱えつづけることが重要
*経文のリズムが身体に沐み込んできて、発声にも気韻がこもってくる
☆まずスタイルから入るというのが、禅のやり方
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☆禅のあり方は、武家社会とも非常に親和性があった
☆禅は武道の精神にどこか通じているからである
☆禅は日本文化のあらゆる部分に通じていた
*茶道、書道、水墨画、庭園づくり、俳句なども、禅が深く関わって成立した
*これらに共通するのは「精神のスタイル」ということ
☆臨済宗は、「公案(禅問答)」を重視する宗派
*修行者が悟りを開くために与えられる課題(無理難題?)のこと
*回答不可能な難問をぶつけることで頭脳をフル回転させる
*気づきとひらめきのなかから悟りに導こうとする
☆曹洞宗は、公案をほとんど採用せず
*「只管打坐」といって、ただひたすら坐禅をする
*黙々とする日々の修行そのものを悟りとす
*臨済宗も坐禅はするが、曹洞宗はひたすらにそれだけを追究している
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☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
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禅宗文化(茶道、書道、水墨画、庭園、俳句など)に影響
(『日本のほとけさま』記事より画像引用)