🌸やっかいな自尊心(2)
『要旨』
☆「子どもは純真」との神話、本当ではない
*自尊心や自己肯定感は集団への帰属意識と結びついている
*強い集団に属すと自尊心が高まり、弱い集団だと自尊心は低くなる
*階層化された社会でマイノリティの子ども
*「強い」マジョリテイの特徴に引き寄せられる
☆人間は、いつも相手より有利でいたい
*赤ちゃんの道徳意識を調べた結果
*2歳になる前から「平等主義者」で「成果主義」の支持者なのだ
*子どもにとって重要なのは、相対的な損得(進化的合理性)である
*それは、遺伝的にプログラミングされたヒトの本性なのだ
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『子どもは純真』『自尊心や自己肯定感』『相対的な損得』
(ネットより画像引用)
⛳「子どもは純真」ではない
☆自尊心は、所属する集団から大きな影響を受ける
*野球やサツカーの熱狂的なフアン
☆自尊心は、所属する集団から大きな影響を受ける
*野球やサツカーの熱狂的なフアン
*「俺たちのテーム」が勝てば自尊心が高まつて歓喜し
*負けると自尊心が下がつてときに激昂する
*同時に、自分が属する集団を「普」、相手の集団を「悪」と見なす
*自尊心や自己肯定感は集団への帰属意識と結びついている
☆強い集団に属すと自尊心が高まり、弱い集団だと自尊心は低くなる
☆「子どもは純真」という神話
*3歳を過ぎる頃、白人の子どもは黒人を「悪い」と見なす
*白人の子ども、アジア系やインデイアンに対しても同じだ
*しかし、これが「人種的偏見」なのかは議論が分かれる
☆白人の子どもが善悪の観念をもつよう になれば
*しかし、これが「人種的偏見」なのかは議論が分かれる
☆白人の子どもが善悪の観念をもつよう になれば
*「好き/嫌い」を「白人=善/黒人=悪」と重ね合わせる
☆黒人の子どもたち、4~7歳までの黒人の子どもは、白人を好んだ
*6~7歳までの子どもが自集団(白人)に属しているという意識もつ
*「子どもは弱い生き物」だからその様になる
☆マジョリティの子どもたちは、自分に似た者に好意をもち生き延びる
*「子どもは弱い生き物」だからその様になる
☆マジョリティの子どもたちは、自分に似た者に好意をもち生き延びる
*マイノリティの子どもは、この単純な戦略、成功するとはかぎらない
☆階層化された社会
☆階層化された社会
*マイノリティの子どもは、「強い」マジョリテイの特徴に引き寄せられる
*子どもは弱いからこそ、″ちから″にものすごく敏感だ
*子どもは弱いからこそ、″ちから″にものすごく敏感だ
*認知能力に限界のある子どもにとり、「平等」を理解するのは困難だ
☆その結果、親の言葉のなかから
*「白人が黒人の上位にいる」という社会状況のみを取り出し、
*「正しい人種教育」をしていない黒人家庭の子どもよりも
*「正しい人種教育」をしていない黒人家庭の子どもよりも
*白人に引き寄せられるようになる
☆高度な認知能力と社会性を獲得した子どもたち
☆高度な認知能力と社会性を獲得した子どもたち
*自分の「偏見」を上手に隠蔽する術を学習した
☆人種差別のような社会的に許容されない態度は抑制するが
☆人種差別のような社会的に許容されない態度は抑制するが
*わたしたちは、「強い者」や「権力者」にひきつけられる
⛳人間は、いつも相手より有利でいたい
☆人間は本来、道徳的(利他的)か不道徳(利己的)なのか
☆人間は本来、道徳的(利他的)か不道徳(利己的)なのか
*.赤ちやんは、社会や文化の影響を受けていない
☆赤ちゃんの道徳意識を調べた結果
☆赤ちゃんの道徳意識を調べた結果
*2歳になる前から「平等主義者」で「成果主義」の支持者なのだ
*平等や公平などの「正義」は、社会的に学習する以前に
*平等や公平などの「正義」は、社会的に学習する以前に
*脳のプログラムとしてあらかじめ埋め込まれている
☆チンパンジーにも「公平」の概念がある
*同じ立場の相手だけがバナナなどの報酬をもらうとはげしく抗議する
☆成長した子どもの道徳意識を調べると、すこしちがう結果になる.
☆同じ保育園に通う3~5歳児をペアにして、実験が行なわれた
☆同じ保育園に通う3~5歳児をペアにして、実験が行なわれた
*子どもたちは不公平に敏感だが、それを意識するのは
*自分の取り分が他の子より少ない(損をした)ときだけだ
*分配が自分に有利なときは、操作者の子どもは中身を捨てたりしない
☆分配が逆になって相手の子に有利だと
*かなりの確率で皿の中身を両方とも捨てる選択をした
*かなりの確率で皿の中身を両方とも捨てる選択をした
*子どもは、見ず 知らずの子が自分より多くのアメを手に入れるなら
*なにももらわない方がましだと考えるのだ
☆子どもにとって重要なのは絶対的な担得(経済合理性)ではなく
☆子どもにとって重要なのは絶対的な担得(経済合理性)ではなく
*相対的な損得(進化的合理性)である
⛳子どもが、相対的な損得(進化的合理性)な理由
☆わたしたちの祖先がグローバルな市場取引の世界ではなく
*最大で150人程度の濃密な共同体のなかで暮らしていたことから
☆仲間たちと、地位や性愛をめぐって競争している状況
☆仲間たちと、地位や性愛をめぐって競争している状況
*自分が10枚の金貨を持ち、相手が11枚なら自分の地位が低くなる
*自分が9枚の金貨を失い、相手が11枚失う選択が有った場合
*自分の金貨は1枚、相手はゼロで地位が逆転する
*自分が9枚の金貨を失い、相手が11枚失う選択が有った場合
*自分の金貨は1枚、相手はゼロで地位が逆転する
*幼い子どもが相対的な損得を重視するのかがわかる
☆地位をめぐる競争
*社会が生存に必要な水準を満たしているのであれば
*絶対的な利益にたいした意味はない
☆子どもたちの不合理な反応は、認知能力が発達していないのでなく
*(おそらくは)遺伝的にプログラミングされたヒトの本性なのだ
*それが成長するにつれて、絶対的な損得を計算して
*それが成長するにつれて、絶対的な損得を計算して
*より合理的な選択ができるようになる
☆それでも「お互いが平等」が限界で
*「相手が有利(自分が不利)」になる選択には大きな抵抗がある
☆幼児の話だけでなく、大人でも同じである
☆幼児の話だけでなく、大人でも同じである
(敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『バカと無知』
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