🌸『国家と宗教』
☆政治(まつりごと)の中に見出した「理性」への期待
☆『国家と宗教』は、ヨーロッパ精神史が記載されている
*プラトニズム、原始キリスト教、中世カトリシズム、宗教改革、
*ドイツ観念論、実証主義とマルクシズムを経てナチズムに至る
☆「国家と宗教」というテーマを軸に壮大なスケールで叙述する
☆著者、南原繁
⛳『国家と宗教』著者のプロフィール
☆かつて、政治と宗教は密接な関係にあった
*ローマ帝国やオスマン・トルコ等の国家に見られる
*宗教性を帯びない国家は存在することができない時代があった
*宗教性を帯びない国家は存在することができない時代があった
☆本書の副題に『ヨーロッパ精神史の研究』
*ヨーロッパの古代ギリシャにまでさかのぼる
*国々と宗教はいかなる関係性にあったのか記載されている
☆古代国家では、政治と密接に結びついた宗教
*個人の人間性高めるより、よりよい社会を形成する基礎となる
☆古代国家では、政治と密接に結びついた宗教
*個人の人間性高めるより、よりよい社会を形成する基礎となる
*中世には、国家とキリスト教会の結びつきが権力性を帯びていく
(それが、人間性の没落を招いていったと著者は批判する)
☆近現代に入って欧米社会から発生した「政教分離」の考え方
☆近現代に入って欧米社会から発生した「政教分離」の考え方
*しかし、それも人間を宗教の圧迫から解き放ってはいない
*その体制から現れたのが人間性を無視したナチス・ドイツ
⛳『国家と宗教』での著者の思い
☆かつての国家は、宗教の教義に従属するものだった
☆「国家」には、これといつた理想、目的が存在しなかった
☆その状況で、中世国家が人間性の没落を招いたことを批判している
☆本書は「政教分離すれば全部解決」短絡的な主張はしてない
*アドルフ・ヒトラーのキリスト教嫌いは有名
☆筆者は、内村鑑三の影響も受けたキリスト教徒
☆その状況で、中世国家が人間性の没落を招いたことを批判している
☆本書は「政教分離すれば全部解決」短絡的な主張はしてない
*アドルフ・ヒトラーのキリスト教嫌いは有名
☆筆者は、内村鑑三の影響も受けたキリスト教徒
☆南原は、日本が第二次世界大戦の講和を結ぶ際
*ソ連を含めた全交戦国と平和条約を結ばねばならぬと主張
*ソ連を含めた全交戦国と平和条約を結ばねばならぬと主張
*吉田茂首相に、現実感覚を欠く「曲学阿世」と批判された
*本書はそんな南原の奥深さを示す一冊である
(敬称略)
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、「世界の古典」
『国家と宗教』20(政治と宗教の本質)
(ネットより画像引用)
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