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『国家と宗教』20(政治と宗教の本質)

2021年03月30日 | 政治
🌸『国家と宗教』

 ☆政治(まつりごと)の中に見出した「理性」への期待
 ☆『国家と宗教』は、ヨーロッパ精神史が記載されている
 *プラトニズム、原始キリスト教、中世カトリシズム、宗教改革、
 *ドイツ観念論、実証主義とマルクシズムを経てナチズムに至る
 ☆「国家と宗教」というテーマを軸に壮大なスケールで叙述する
 ☆著者、南原繁

⛳『国家と宗教』著者のプロフィール
 ☆かつて、政治と宗教は密接な関係にあった
 *ローマ帝国やオスマン・トルコ等の国家に見られる
 *宗教性を帯びない国家は存在することができない時代があった
 ☆本書の副題に『ヨーロッパ精神史の研究』
 *ヨーロッパの古代ギリシャにまでさかのぼる
 *国々と宗教はいかなる関係性にあったのか記載されている
 ☆古代国家では、政治と密接に結びついた宗教
 *個人の人間性高めるより、よりよい社会を形成する基礎となる
 *中世には、国家とキリスト教会の結びつきが権力性を帯びていく
 (それが、人間性の没落を招いていったと著者は批判する)
 ☆近現代に入って欧米社会から発生した「政教分離」の考え方
 *しかし、それも人間を宗教の圧迫から解き放ってはいない
 *その体制から現れたのが人間性を無視したナチス・ドイツ

『国家と宗教』での著者の思い
 ☆かつての国家は、宗教の教義に従属するものだった
 ☆「国家」には、これといつた理想、目的が存在しなかった
 ☆その状況で、中世国家が人間性の没落を招いたことを批判している
 ☆本書は「政教分離すれば全部解決」短絡的な主張はしてない
 *アドルフ・ヒトラーのキリスト教嫌いは有名
 ☆筆者は、内村鑑三の影響も受けたキリスト教徒
 ☆南原は、日本が第二次世界大戦の講和を結ぶ際
 *ソ連を含めた全交戦国と平和条約を結ばねばならぬと主張
 *吉田茂首相に、現実感覚を欠く「曲学阿世」と批判された
 *本書はそんな南原の奥深さを示す一冊である
                    (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、「世界の古典」


『国家と宗教』20(政治と宗教の本質)
(ネットより画像引用)

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