２２代清寧・２３代顕宗天皇（雄略天皇の跡継ぎ）

🌸２２代清寧・２３代顕宗（けんそう）天皇

⛳２人の皇子の復権

　☆第２１代雄略天皇は、１２４歳で没した

　☆雄略天皇の生涯は殺しと、まぐわい（情交）詠歌といえる
　＊恋心が芽生えれば、ためらいなく娘に声をかけて名前を聞く

　＊多くの娘たちとまぐわいするのだが、生まれた子どもは少なかった

　☆皇后のワカクサカとの間に子はなく

　☆豪族ツブラオホミの娘カラヒメとの間に１男（シラカ）１女がいるだけ
　☆シラカがあとを継いで、のちに第２２代清寧天皇と呼ばれる
　＊第２２代清寧天皇には皇后もなく、子もいなかった

　☆皇位継承が問題で、雄略天皇は多くの身内を殺している

　＊このままでは雄略天皇の血が途絶えてしまう
　＊雄略天皇の血筋のある御子を探し求めた

　☆雄略天皇が殺した従兄のイチノベノオシハの２人の息子オケとヲケ

　＊播磨国シジムの家で馬飼い・牛飼いに姿を変えていた

　＊シジムは播磨国の有力者だった

　☆シジムは新室の完成祝いに酒宴を催した

　＊酒宴に、播磨国の長官オタテが出席し仰天した
　＊酒宴で２人が、イイトコがお探しになっている少年たちと知ったので

　＊長官は、大和へは、早馬による使者を走らせた
　☆イイトヨは、甥っ子の２人の皇子を自分の住まう葛城に引き取った
　＊２人の皇子は復権する

　☆第２２代清寧天皇の没後、中継ぎとしてイイトヨが即位していた

⛳歌垣で恋争い

　☆２人の遺児は、国を治める立場となった
　☆２人が、まだ天皇の位に就く前のこと
　☆弟のヲケは、豪族の娘オオウオを妻にしたいと思っていた

　＊ヲケは歌垣の集まりに赴き、オオウオの姿を見つけだした

　＊オオウオの手を先に取る者がいた

　＊大和国の有力氏族を祖先とするシビ
　☆目当ての少女の手を先にとられたヲケは戸惑った

　＊ヲケを嘲るように、シビは攻撃的な歌を詠んだ

　☆オケとヲケの兄弟はこんな相談をする
　☆朝廷に仕える役人たちはみな、朝には参内する

　＊昼になればシビの家へ集まっている

　＊シビにそそのかされて何をしでかすかわからない

　＊早く手を打たないといけないと

　☆２人は、軍を起こしてシビの屋敷を包囲、不意を襲つてシビを殺害した
　☆兄弟のどちらかが、皇位に就くときがきた
　＊弟が辞退しても、兄の決心は固く、皇位に就くよう弟に強く勧めた

　＊辞退できなくなり、兄より先に天下を治め、後の第２３代顕宗天皇となる

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２２代清寧・２３代顕宗天皇（雄略天皇の跡継ぎ）

（ネットより画像引用）