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『優生学の罪』『次世代シーケンサー』『中絶』『遺伝病』『「忘却」を超える力』

2024年07月19日 | 生命科学
🌸"いのち”の優劣 ナチス知られざる科学者4

⛳フエアシユアーは、無罪・名誉回復・社会復帰・学界トップヘ
 ☆フエアシユアーは、時の政治権力やイデオロギーにすり寄った
 *国家と科学がこういうかたちで結びつくと
 *正当に裁くことさえ不可能になる
 *フェアシュアーの事例は、私たちにそれを教えてくれる
 ☆フェアシュアーは名門ミュンスター大学に迎え入れられた
 *新設された人類遺伝学研究所の所長に就任
 *翌年には、ドイツ人類学協会の会長に上り詰める
 ☆フェアシュアーは故郷で、家族と休暇を過ごしていた
 *故郷で、車にはねられ意識不明の重体に陥り死亡する
 ☆フェアシュアー自身
 *ナチス時代の自らの行いを反省していたのだろうか
 ☆遺伝によって人間に優劣をつけることで
 *未曽有の大量虐殺の引き金になった優生学
 *その罪は、現在「過ぎ去ったこと」だと切り捨てられるものではない

⛳21世紀に蘇りつつある「新たな優生学」
 ☆フエアシュアーの死後、遺伝の研究は飛躍的に発展する
 *DNAの「二重らせん構造」を発見し
 *分子生物学が生命科学の主流となって以降
 *遺伝子の具体的な働きが次々と明らかにされるようになった
 ☆血液の設計図となる遺伝子、筋肉の設計図となる遺伝子など
 *DNAに書き込まれたさまざまな遺伝情報から
 *たんぱく質の合成を通じて生物の身体構造が作られていく
 *基本的なメカニズムが解明された
 ☆今日では病気や障害の原因となる遺伝子も発見され、
 *医療の現場にも応用されている
 *胎児に病気や障害がないかを診断する出生前検査
 *きわめて高度なレベルで可能になってきた
 ☆最新のDNA解析装置である「次世代シーケンサー」で
 *ヒトべつの遺伝情報1日で解読できる
 *日本でこの方法による検査を受けた人多い
 *ダウン症などを引き起こす染色体異常の可能性が見つかり
 *精密検査で異常が確定した妊婦の9割以上が、
 *人工妊娠中絶を選択している
 ☆20世紀の諸国家が行った「断種」と同様
 *”望ましくない″子供が生まれてくることを防ぐ営みに他ならない
 ☆優生政策が本来は社会福祉を目的としたものだったように
 *制度が個人の「生命の選別」に影響を与える動きが起きている
 ☆アメリカのカリフォルニア州
 *医師が妊婦さんに出生前診断を勧めなければならない
 *診断の費用は全部、州が出すことになっています
 *背景にあるのは、ダウン症のお子さんの出生が少なくなると
 *医療費が節減できるという経済の論理
 *制度上、検査を受けるか受けないかは、本人の自由意思だ
 *しかし、病気の方への差別意識を醸成する危険性を秘めている

⛳「生命の選別」に抗う道は
 ☆人類は、ゲノムという生命の設計図を自在に操る力を手に入れつつある
 *近い将来には″望みどおりの″人間を作り上げることも可能になる?
 *遺伝子操作によるユートピアあるいはディストピアの出現が
 *今やリアルな生命倫理の問題として浮上しつつある
 ☆多くの遺伝病には治療法がない
 *持って生まれた遺伝子に、正常とは少し違った部位があり
 *それが作用して恒常的に病気になっていく
 *通常の医療行為では″治す″ことができない
 ☆遺伝子のその部分を書き換えることができれば
 *病気をすべて治すことができる
 ☆特定の遺伝的形質を″優れている”″劣っている”を社会側が決めるのでなく
 *多様性を認め合い受け入れる遺伝子学の発展に、活用していくべきだ

「忘却」を超える力
 ☆マックス・プランク協会
 *フェアシュアーをはじめ過去に在籍した研究者たちと
 *ナチスとの関わりを調査する計画スタートさせた
 ☆謝罪の言葉は、こう締めくくられる
 *「謝罪の最も誠実な方法は、罪を明白に示すことである」

 ☆フェアシュアーはナチスに、優生学を現実化する力
 *彼はユートビアをこの世界に創造する力があると信じていた
 *ナチスは、彼の学問を実現してくれる強大な力だった
 *彼は、純粋に自分の学問を実現したいと行動していた
 *現代の我々がこれを理解するのは非常に難しいと思うが
 ☆純粋な学問が特定の思想や価値観と結びついたとき
 *いかに危険なものとなるのか、いかに恐ろしい結果を生み出すのか
 *心に焼き付けるために、学問それ自体に任せないこと
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『闇に魅入られた科学者たち』





『優生学の罪』『次世代シーケンサー』『中絶』『遺伝病』
『「忘却」を超える力』
(ネットより画像引用)

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