慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

『世阿弥』『観世寿夫』『檜垣』『風姿花伝』『言葉を残す』

2024年09月20日 | 官僚
🌸世阿弥の言葉(序)

⛳生きるためには言葉が要る
 ☆生きるための言葉を発見した時
 *なにかがわかり、沈黙の世界の可能性にも気がつく
 *それは、トルストイやパスカルが友の言葉となることもある
 ☆筆者は、矢来能楽堂で能楽事始めた(追善能鑑賞)
 *矢来能楽堂は、普通の屋敷ふうの造り
 *古風な門構えのお屋敷にお邪魔するという感じであった
 *現在も矢来の能楽堂は、お屋敷の雰囲気を残している
 ☆追善能、二代目観世喜之が世阿弥作の『檜垣』の能を舞った
 *筆者には老女もの『檜垣』渋すぎて興味がわかなかった
 *その後30年位経て『檜垣』が面白いと思った
 ☆『檜垣』の能の質感こそ
 *世阿弥の作品を読むことにつながる
 *世阿弥の能楽論の読み方を教えてくれた
 ☆副地頭観世寿夫の声で聴こえる世阿弥の作品
 *曖味なところがなく
 *言葉は精緻に組み合わされた構造体になっていた

⛳観世寿夫
 ☆古今の能の役者のなかでも世阿弥について多くを語った能役者
 *世阿弥が書いた芸術論を意識していた能役者であった
 ☆「舞に舞われる」とは
 *自分が能を舞うのではなく
 *四方から沸き立ってくる舞によって舞われるのだ

⛳舞の宇宙のなかに立って舞う
 ☆「舞に舞われる」は、クラシツク・バレエのピルエットでも同じ
 *寿夫は、四方の無限のかなたから
 *引かれる力のなかに立っていると言った
 ☆650年前に生まれた世阿弥の言葉が今も有効である
 *それを教えてくれたのは観世寿夫という天才であった

世阿弥の言葉を読めば
 ☆現代にも有効な生きるための糧があり、創造の糧がある
 ☆世阿弥は、「心から心へと伝える花こそが能である」と言った
 ☆それは世阿弥が書いた言葉にもあてはまる
 *心から心へ、今へと
 *世阿弥は生きるためのメッセージを伝えている
 *「現在」に生きる世阿弥からのメッセージである
 ☆世阿弥は、その言葉を『風姿花伝』の伝書として残した
 *世阿弥には肖像画すらない。姿を知らない。
 *世阿弥の言葉を読んでいけば、その姿も舞も見える。
 *そう思って、世阿弥は言葉を残した。

いかに舞うか。いかに戦うか。
 ☆孫子の兵法のように、世阿弥は戦い方までも書き残した。
 *その言葉にオーラがある。生きることの呼吸がある。
 ☆世阿弥は言葉に対しても多分天才であった
 *世阿弥ほどに身体芸術についてきちんとした言葉で
 *考え方を残した役者は、世界史上にもいない

演出家鈴木忠志氏、筆者にこう言った
 ☆「言葉を持たない役者はだめだ」
 *役者でも俳優でもない私たちもそうである
 ☆知識と言葉は違う
 *どんなに知識があっても言葉をもたなければ、
 *知識は生きたものとして伝わらない。理解もできない
 ☆言葉をもつ。世阿弥はそれを実践して
 *今も、私たちの心へ風とともに心の花を伝えている
                      (敬称略)
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⛳出典、『世阿弥の言葉』

                          (世阿弥)


                      (桧垣「ひがき」)


『世阿弥』『観世寿夫』『檜垣』『風姿花伝』
『言葉を残す』
(ネットより画像引用)

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