慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

「婚姻健康法」「優生裁判所」「国民優生法」「優生保護法」「帝国臣民法」

2024年07月17日 | 生命科学
🌸"いのち”の優劣 ナチス知られざる科学者2

⛳双子研究から生まれた断種政策
 ☆フエアシュアーは、遺伝生物学の研究を開始する
 *研究対象で目を付けたのが双子
 *一卵性双生児は同一の遺伝子を持ち、
 *二卵性双生児は50%の遺伝子を共有している
 *一卵性と二卵性の双生児を統計的に比較することで
 *ある病気に二人ともかかる割合が一卵性双生児が高い場合
 *遺伝が関わっていると考えられる
 ☆フェアシュアーの結論は間違っていなかった
 *遺伝学者たちは彼の研究を高く評価した
 ☆フェアシュアー結核から民族を救うために優生学を取り入れる
 *患者に対して不妊手術を行うべきだと
 *双子研究の成果を、優生政策の実践に応用する活動を開始する
 ☆結核患者以外、障害者も断種を行うべきだと主張
 *障害がある子供を身ごもる可能性があるならば
 *キリスト教的慈愛精神で、不妊手術つまり断種を行うべきとした
 *キリスト教では許されていなかった不妊手術を正当化した
 *小さな犠牲は仕方のないことだとフェァシュァーは考えた
 ☆当時ドイツの障害者の数は20万人以上いた
 *障害者のために割かれる支出
 *健常な人々のために役立てるべきとの発想で
 *「本人の同意」を条件とする福祉政策として
 *当時は遺伝すると考えられていた病気や障害
 *ある人々への不妊手術、州政府が認めた

フェアシュアーは、ナチスという追い風のもと
 ☆ヒトラーは、全権委任法を可決させて立法権を掌握した
 *肉体的にも精神的に不健康な無価値な人間は
 *子孫の身体にその苦悩を引き継がせてはならならない
 *「遺伝的な疾患を持つ子孫を予防する法律」の断種法を成立させた
 *「本人の同意なしに」国が強制的に不妊手術を行うことを可能にした
 ☆フエアシユアーら優生学者たちは喝采した
 *追い風に乗って優生政策をさらに医学界に広めるため
 *フェアシュァーは自ら主宰して雑誌を発行した
 ☆遺伝的疾患の疑いがある者に不妊手術を受けさせる断種法以外
  *婚姻そのものを禁ずる法律「婚姻健康法」が成立した
 *結婚するためには、対象の病気や障害がないことを証明する
 *「婚姻適正証明書」の発行を受けねばならないことが
 *国民すべてに義務づけられた
 ☆遺伝的に健康と判断したカップルに「婚姻適正証明書」を発行する
 *遺伝的に問題があると判断した場合
 ☆「優生裁判所」これは、世界的な潮流だった
 *ナチスが断種法を遂行するために新たに設立した機関
 *優生裁判所の法廷では簡単に審査され、次々に判決が下された
 *当時の感覚では必ずしも非倫理的な選択とは見なされていなかった
 ☆日本でも戦前「国民優生法」が戦後「優生保護法」が施行された
 *「母体保護法」に改正されるまで、断種手術が行われていたのだ
 ☆断種に関して言えばドイツ以外の国も同じような道を歩んでいた
 *「病弱者や障害者の増大を防ぐ」という”善意″が引き金となって
 *人類史上空前の組織的殺貌への道が開かれていく

「ユダヤ人」とは誰か
 ☆ユダヤ人から市民権を奪う「帝国臣民法」
 *ユダヤ人との結婚・性的関係を禁じた「血統保護法」制定
 *違反が発覚すると、禁固刑や懲役刑に処せられた
 *ドイツ民族の血統を純化しようとする差別的イデオロギーだ
 ☆ヒトラーはドイッ民族を「アーリア人種」の末裔で
 *人種の混清が少なく純粋であると主張した
 *倒錯的な思想が大手を振って社会の中心に躍り出てきた
 ☆優生学とユダヤ人などの排斥を訴える人種主義と
 *必ずしも直結する考え方ではなかった
 ☆ナチスが台頭するまではドイッ優生学の立役者たちも
 *反ユダヤ主義を科学的根拠のない風潮として批判する傾向が強かった
 ☆本来別物の2つの思想が、ナチスのもとで結びつけられた
 *ナチスに同調する科学者たちが積極的に後押しを始めた
 *ユダヤ人を排斥する動きは日ごとに激しさを増した
 *ユダヤ人排斥と優生学を強引に結びつたので、根源的な問題が浮上した
 ☆「ユダヤ人とは誰か?」
 *ナチスは、被差別者ユダヤ人を特定する方法を持っていなかった
 *フエアシユアーに白羽の矢が立てられる
 *ユダヤ人を科学的に特定する方法の研究に取りかかる
 *フェアシユアーは、身長、目や鼻の形、体臭、よくかかる病気など
 *さまざまな観点からユダヤ人とされる人々の生理的な指標を調査した
 ☆『ユダヤ人の人種生物学』にまとめられている
 *ユダヤ人男性の身長は161~164CM
 *ユダヤ人の鼻はカギ鼻である
 *ユダヤ人は特有の体臭がある等々
 ☆フエアシユアーは、ユダヤ人の特徴から
 *ユダヤ人は他の民族と比べて
 *糖尿病などの発病、聾や難聴などの障害が起こる頻度が高い
 *ドイツ民族の特徴の保存が脅かされないよう
 *ユダヤ人を完全に隔離することが必要であると結論づけた
 *フエアシユアーは、ユダヤ人根絶に向けても協力した
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『闇に魅入られた科学者たち』







「婚姻健康法」「優生裁判所」「国民優生法」「優生保護法」「帝国臣民法」
(ネットより画像引用)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 債券投資留意点 | トップ | 「急性アルコール中毒」「子... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

生命科学」カテゴリの最新記事