タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

観察地の実習生

2007年09月18日 | タカの渡り観察
観察地の実習生

春の渡りの観察をしている時、「何をしているのですか?」と
声をかけられた。「タカの渡りを観察しているのです」と答えたのがきっかけで話が弾み「この観察地は春より秋の渡りが良いのです。9月には是非お出で下さい」と言って別れた。

9月になって観察を始めて二日目、春の日のことを忘れないで彼は観察地に現れた。

それから彼は日参を始めた。ほとんどの場合午前中しか時間は取れないようだったが、出席率は相当なものである。
タカの観察はまったくの初心者、最初はトビの特徴を教え、他のタカとの識別法を教え、ハチクマの特徴をレクチャーするうちに最初の段階はクリアしたようで、二週間程度の観察で「まったくの初級コース」は卒業してしまいました。

何より彼はタカ運が良いのです。
ハチクマの渡りは本格化していない段階ですが、彼が観察地にいると不思議にハチクマが現れるのです。これは彼が持って生まれた(?)運なのでしょうか。

彼は今娑婆の仕事は持っていないようですが、まだ若い彼は何時までもタカばかり見てはおられません。彼が一人前のホークウォッチャーになる頃は、我が観察地のパート社員にはなれるでしょうが、正社員にはなれそうにありません。しばらくは週末ウォッチャーをすることになるでしょう。

ある時は車の都合がつかなくて自転車で観察地に向かったが、坂道を自転車を押して上がるのがつらくなり、自転車を置いて歩いて来たことがあります。もちろん汗びっしょりです。
それだけのファイトがある彼のこと、今シーズンが終わる頃には確実に初級コースは卒業するはずです。

我が観察地の期待の実習生です。

今日の観察~9月18日

2007年09月18日 | タカの渡り観察
今日の観察

9月18日 晴

観察者  タカ長 ニイノ方 他2名
観察時間  8:00-15:45

  ハチクマ    20
  ハイタカ 西向き 1

天気は回復しましたが、午前中にパラパラ出現
昼はまったく出ず15時ころ5羽出ました。

東部方面でも出始めているので、いよいよ明日から本格化すると
予想して(期待して)所用のため早めに観察を取りやめました。

昼間観察地の気温は31℃を超えました。
夏雲が浮かんでいるようでは渡りは本格化しないのでしょうか?