寅年だから登ったわけではないのですが、、、、、
虎ヶ岳に登ってきました。今年が寅年だから計画したわけではないのですが、山で会った人の話では、今年は虎ヶ岳に登る人が例年より多いそうです。干支を連想する山は全国にたくさんあるので、そのような山を選んで登る人も多いのでしょう。
登り口は渓月院。ネットで見ると「中国四十九薬師霊場巡拝23番亀玉山渓月院」とありました。禅寺です。
ここから山に取り付いて尾根に上れば後は尾根上の道を一路西に歩くだけ、まったく単純な登山路です。途中展望の開けるところもありますが、ほとんどは樹林の中の道を歩くことになります。登山道としては平凡ですが、この尾根道は鳥の気配が濃厚で、その面では楽しい道でした。中でも耳についたのはシロハラの声です。まさに「シロハラ銀座」の感じですが、姿としては樹林の中を飛ぶところがチラッと見えるだけでチョッと消化不良の感じでした。
のんびり歩いても頂上には11時前に着きました。天気は良いのですが風がある頂上です。どこで昼食を採るか考えましたが、時間的には早くても展望の良いところで食事をするのが常識(?)と言うものでしょう。そのように決めて早弁にしました。
山頂からは光市や瀬戸内海の展望が開けています。いや、展望は南だけでなく360度、400m級の山にしては素晴らしい展望です。
流れる川は島田川、河口近くの煙突から白い煙を出しているのが新日鉄の光工場です。
この写真はズームしているので画面の左に外れていますが、そこには牛島(うしま)も見えます。タカ長はカラスバトを見ることが出来る島として知っています。もちろん行ったことがあります。
今日は天気も良かったので遠く九州の山も見えたようです。国東半島あたりが見えていたようですが、九州の山までは特定することが出来ませんでした。
昼食後虎ヶ岳の西にある烏帽子岳を往復し、下山路は立岩ルートに取りました。前回は虎ヶ岳を東側に引き返し、常安寺分岐から谷筋を下りたので、今回は尾根筋を下りることにしたのです。しかし、尾根筋を歩いたのはつかの間で、急な下り道を谷にむけて下りることになりました。たった400mの山ですがこの下りは半端ではありませんでした。
谷筋に下りると、こちら側にも隠田跡がありました。隠田と言うのは毛利蕃の重税を逃れるために農民が人目を避けて谷の奥に拓いた秘密の田のことです。水神が守る滝の奥に農民たちの秘密の喜びがあったのでしょう。
この滑滝の上に今も隠田跡の石垣がありました。そこには木がたくさん生えていて隠田をそれらしく撮影することは出来ませんでしたが、狭い谷の底の日当たりの悪い田であったことは十分想像できました。猫の額ほどの田に稔る米をアテにしなければならなかった農民の苦労がしのばれます。
その滑滝のそばを下がって林道に下ります。そこには広い竹林がありました。もともとは田んぼがあったところのようですが、耕作を止めたあとに竹が一気に攻め込んできた感じです。
下りついた所が常安寺。常安寺は萩毛利家の重臣、旧大河内村領主の粟屋氏の菩提寺です。境内には樹齢300年の桜の古木がありますが、この時期ですから境内に入って桜の古木を探すことはしませんでした。
常安寺から笠野川に下りてその川沿いの道を東側に歩き、渓月院前の駐車場まで帰って今日の山歩きは終了となりました。終日冷たい季節風が吹きつける山歩きでした。
虎ヶ岳に登ってきました。今年が寅年だから計画したわけではないのですが、山で会った人の話では、今年は虎ヶ岳に登る人が例年より多いそうです。干支を連想する山は全国にたくさんあるので、そのような山を選んで登る人も多いのでしょう。
登り口は渓月院。ネットで見ると「中国四十九薬師霊場巡拝23番亀玉山渓月院」とありました。禅寺です。
ここから山に取り付いて尾根に上れば後は尾根上の道を一路西に歩くだけ、まったく単純な登山路です。途中展望の開けるところもありますが、ほとんどは樹林の中の道を歩くことになります。登山道としては平凡ですが、この尾根道は鳥の気配が濃厚で、その面では楽しい道でした。中でも耳についたのはシロハラの声です。まさに「シロハラ銀座」の感じですが、姿としては樹林の中を飛ぶところがチラッと見えるだけでチョッと消化不良の感じでした。
のんびり歩いても頂上には11時前に着きました。天気は良いのですが風がある頂上です。どこで昼食を採るか考えましたが、時間的には早くても展望の良いところで食事をするのが常識(?)と言うものでしょう。そのように決めて早弁にしました。
山頂からは光市や瀬戸内海の展望が開けています。いや、展望は南だけでなく360度、400m級の山にしては素晴らしい展望です。
流れる川は島田川、河口近くの煙突から白い煙を出しているのが新日鉄の光工場です。
この写真はズームしているので画面の左に外れていますが、そこには牛島(うしま)も見えます。タカ長はカラスバトを見ることが出来る島として知っています。もちろん行ったことがあります。
今日は天気も良かったので遠く九州の山も見えたようです。国東半島あたりが見えていたようですが、九州の山までは特定することが出来ませんでした。
昼食後虎ヶ岳の西にある烏帽子岳を往復し、下山路は立岩ルートに取りました。前回は虎ヶ岳を東側に引き返し、常安寺分岐から谷筋を下りたので、今回は尾根筋を下りることにしたのです。しかし、尾根筋を歩いたのはつかの間で、急な下り道を谷にむけて下りることになりました。たった400mの山ですがこの下りは半端ではありませんでした。
谷筋に下りると、こちら側にも隠田跡がありました。隠田と言うのは毛利蕃の重税を逃れるために農民が人目を避けて谷の奥に拓いた秘密の田のことです。水神が守る滝の奥に農民たちの秘密の喜びがあったのでしょう。
この滑滝の上に今も隠田跡の石垣がありました。そこには木がたくさん生えていて隠田をそれらしく撮影することは出来ませんでしたが、狭い谷の底の日当たりの悪い田であったことは十分想像できました。猫の額ほどの田に稔る米をアテにしなければならなかった農民の苦労がしのばれます。
その滑滝のそばを下がって林道に下ります。そこには広い竹林がありました。もともとは田んぼがあったところのようですが、耕作を止めたあとに竹が一気に攻め込んできた感じです。
下りついた所が常安寺。常安寺は萩毛利家の重臣、旧大河内村領主の粟屋氏の菩提寺です。境内には樹齢300年の桜の古木がありますが、この時期ですから境内に入って桜の古木を探すことはしませんでした。
常安寺から笠野川に下りてその川沿いの道を東側に歩き、渓月院前の駐車場まで帰って今日の山歩きは終了となりました。終日冷たい季節風が吹きつける山歩きでした。