タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~9月21日

2007年09月21日 | タカの渡り観察

観察者  タカ長夫妻 カメ吉 ニイノ方 他 9名
監察時間 7:30-16:00

  ハチクマ     75
  サシバ       5

過去5年間の平均渡り数は400+ですが、今日はその1/6しか出ませんでした。
大きな群れがやって来ないので数が出ないのです。東も西も出ているのですから、広島市方面は違ったコースを飛んでいるのでしょうか?

今日は某ローカル局のテレビ取材があり、疲れました。
疲れたのはテレビに映るからではなく、写真のような覆面を取って、素顔を陽に当てながら動き回ったからでしょう。

NHKの教育テレビに出演するのならテレビカメラを意識して疲れるかも分かりませんが、言っては悪いのですがローカル局の番組ではカメラを意識することもありませんでした。

さてどのような番組に編集されるのでしょうか?
放送日は内緒です。だってその頃私は日本にいませんから、、、、。

今日の観察~9月20日

2007年09月20日 | タカの渡り観察

観察者  タカ長 カメ吉 ニイノ方  他3名
観察時間  7:00-16:30

  ハチクマ     25
  ハイタカ   西  1
  ハイタカSP 西  3

朝の観察地の空は快晴状態。しかし、何故か主役は現れず一時は最低記録の更新(過去5年間の一日平均の渡り数は、9月20日は7羽です)を覚悟しました。

渡りは今までまったくと言ってよいほど出なかった午後の時間帯にパラパラ、そして渡りのコースも南よりに変わってきました。これが渡りが本格化する予兆なら良いのですが、、、、、、。

数字的には最低ですが、明日に希望を持たせる変化です。

【本日の話題】

  カメ吉おじさんが家を出るとき奥さんが言いました。
  「お父さん、もう働かなくても良いから好きな鳥を見たら、、、。働かなくて
  も食べていけるのだから」
  突然奥さんに優しい言葉をかけられたカメ吉おじさん「かあちゃんは永くない
  のだろうか」と心配になり、観察が終わると早々に帰っていきました。
  家に帰ったらかあちゃんが冷たくなっていないかと心配しながら、、、。

  世の奥様方、あなたのご主人に突然優しい言葉をかけないで下さい。
  心優しい主人が心配しますから。

今日の観察~9月19日

2007年09月19日 | タカの渡り観察

9月19日  晴

観察者   タカ長 ニイノ方 フカワの局 他会員外 2名
観察時間  7:00-16:00

  ハチクマ      31
  ハイタカ 西向き  1
  小型SP 西向き  1

東の状況から判断して今日は三桁を期待して出かけたのですが結果はご覧の通りです。

今日も東部はそこそこ出ているようです。

我が観察地の御大の説では、渡りの初期は北よりを渡り、季節が深まるに従って南に下りてくるそうです。その説で言えば渡りの本流はまだ南に下りて来ていない、と言うことでしょうか?

とは言っても今日は19日、もう下りて来ても良いと思うのですが、、、、。誰かさんが言っているように、今月は「旧の8月」で、真夏の状態だから下がって来ないのでしょうか?

今日は10時頃5羽が帆翔しているところに1羽が流れて来て6羽のタカ柱(?)になったのが唯一の見所でした。

いや、もう一つ。14時40分頃暗色型オスが低く流れて来て観察地の近くで帆翔してくれました。最初山抜けで流れてきたときは、一瞬カラスかと思ったくらい黒く見えました。

渡りが本格化する前にタカ長は疲れ気味ですが、今日も「差し入れ」に励まされて頑張りました。もちろん明日からも頑張ります。


観察地の実習生

2007年09月18日 | タカの渡り観察
観察地の実習生

春の渡りの観察をしている時、「何をしているのですか?」と
声をかけられた。「タカの渡りを観察しているのです」と答えたのがきっかけで話が弾み「この観察地は春より秋の渡りが良いのです。9月には是非お出で下さい」と言って別れた。

9月になって観察を始めて二日目、春の日のことを忘れないで彼は観察地に現れた。

それから彼は日参を始めた。ほとんどの場合午前中しか時間は取れないようだったが、出席率は相当なものである。
タカの観察はまったくの初心者、最初はトビの特徴を教え、他のタカとの識別法を教え、ハチクマの特徴をレクチャーするうちに最初の段階はクリアしたようで、二週間程度の観察で「まったくの初級コース」は卒業してしまいました。

何より彼はタカ運が良いのです。
ハチクマの渡りは本格化していない段階ですが、彼が観察地にいると不思議にハチクマが現れるのです。これは彼が持って生まれた(?)運なのでしょうか。

彼は今娑婆の仕事は持っていないようですが、まだ若い彼は何時までもタカばかり見てはおられません。彼が一人前のホークウォッチャーになる頃は、我が観察地のパート社員にはなれるでしょうが、正社員にはなれそうにありません。しばらくは週末ウォッチャーをすることになるでしょう。

ある時は車の都合がつかなくて自転車で観察地に向かったが、坂道を自転車を押して上がるのがつらくなり、自転車を置いて歩いて来たことがあります。もちろん汗びっしょりです。
それだけのファイトがある彼のこと、今シーズンが終わる頃には確実に初級コースは卒業するはずです。

我が観察地の期待の実習生です。

今日の観察~9月18日

2007年09月18日 | タカの渡り観察
今日の観察

9月18日 晴

観察者  タカ長 ニイノ方 他2名
観察時間  8:00-15:45

  ハチクマ    20
  ハイタカ 西向き 1

天気は回復しましたが、午前中にパラパラ出現
昼はまったく出ず15時ころ5羽出ました。

東部方面でも出始めているので、いよいよ明日から本格化すると
予想して(期待して)所用のため早めに観察を取りやめました。

昼間観察地の気温は31℃を超えました。
夏雲が浮かんでいるようでは渡りは本格化しないのでしょうか?

今日の観察ー9月17日

2007年09月17日 | タカの渡り観察
今日の観察

9月17日 雨のち曇り一時小雨

  観察者   トビ吉 タカ長 カンヌシ スワロ 他
  観察時間  7;00-15;45

     ハチクマ    1

三連休最後の今日、観察地には10名以上の観察者が訪れましたが
肝心のハチクマは13時前に1羽が北側の尾根で帆翔して高度を上げ
南西方向へ流れていきました。
雲が厚く、尾根を越す前に雲の中に消えていきました。

休日しか観察できない人には気の毒な天気でしたが、渡りはこれから
次の三連休を期待してください。

今日の観察~9月16日

2007年09月16日 | タカの渡り観察
今日の観察

9月16日  曇時々雨

観察者  タカ長 トビ吉 カンヌシ 他4名
観察時間  7:30-15:00

  ハチクマ   7

あるハチクマは終始羽ばたきながら、あるハチクマは帆翔と滑翔を
繰り返しながら、裏の山を越えて渡っていきました。


初心のころ先輩が「雨の日は渡らない」と話していたことが忘れられません。
しかし、私はタカを見はじめて早い時期に、同じこの観察地で悪天候の中を
渡っていくハチクマの大きな群れを見たことがあるので、その先輩の言葉は
信用していませんでした。雨が降ったら観察に出かけないから雨の日のデータが
無いだけだと思っていました。

その後この観察地で連続調査をはじめて、私が小雨の中を飛ぶ群れを見たのが
単なる偶然ではなかったことを何度も見ました。少なくともハチクマは、ある
条件がそろえば弱雨程度では渡っていきます。ですから、今日の天気くらいでは
観察をあきらめてはいけないのです。

私の観察地には雨量計が無いので数字としては言えないのですが、傘が無いと
困る程度の雨は気にしないように見えます。俗に言う「本降り」の雨になると
飛ぶのを止めるようです。

一昨年の秋ですが、雨が激しくなったとき観察地の前の木に下りて止まり、雨が
弱くなったのを見て飛び立っていったハチクマを観察しています。

彼らが渡りを始め、天候などを判断しながら渡りを続けたり休んだりするのは
彼らなりの考えがあるのでしょうが、私にはその判断基準がなかなか分かりません。

今日の観察~9月15日

2007年09月15日 | タカの渡り観察
今日の観察

9月15日 曇一時小雨 南から北方向への雲の流れが速い
観察者  タカ長 トビ吉 若大将 カンヌシ 他アツ姫など5名
観察時間  6:30-16:00

  ハチクマ   18

もちろん今季最高です。
今期初めてハチクマの数が観察者数を上回りました。渡りが本格する予兆でしょうか?是非そうあって欲しいものです。

台風の動きが心配ですが、この三連休の観察者の心配ないはずです。問題はそのあとです。
タカ長の奥方はこの程度の数字では動いてくれません。トビ吉は角島に出張します。そのため本社の観察体制は手薄になるのです。

タカ長が眠気を催さない程度、少人数でパニックにならない程度のハチクマが出てくれないでしょうか?
もっとも今日の状況では一度に5羽出ただけでパニクっていました。わが社のレベルはその程度なのです。
一度の50羽も出たら全員ギックリ腰になるかも分かりません。

所長の心配は絶えないのです。

今日の観察~9月14日

2007年09月14日 | タカの渡り観察
今日の観察

9月14日  晴一時曇 蒸し暑い
 観察者   トビ吉
 観察時間   8:00-16:00

   ハチクマ    2

ただいま全国の情報を集めてもパッとしたものはないようです。ハチクマの渡りが本格化するのはこれからでしょうが、それにしてももう少し来てほしいと言うのが観察者の心境です。

トビ吉の角島出張は台風接近中につき出発を2~3日遅らせます。

タカ長は有給休暇(?)を取って山に登ってみましたが、飛んでいたのはトンボだけ、タカのタの字も見えませんでした。

山の上は涼しかったのですが観察地の暑さは大変でした。
標高差400mで体感気温はまったく違います。

観察地の紹介

2007年09月13日 | タカの渡り観察
昨日紹介したように私の観察地は広島市の西にあるスポーツ公園です。
標高約250m、東側が開け西側に690mのやまがあります。
このため秋の観察には最適な場所です。

私の観察地は私たちの研究会の自称「本社営業所」

スタッフ

    タカ長(所長)
      この道十数年のベテランですが、老人手帳を所持、視力0.4の老眼で
      達者なのは口ばかり。これでは営業所の業績アップは期待薄。
    トビ吉
      飛んでいるものは何でも好き。トビを見ても喜ぶことができる幸せな      ホークウォッチャーです。
    御大
      泣く子も黙る大物ですが、現在都合により休職中。

   以上三名が正社員です。以下はパート社員

     カメ吉
      高価なカメラを買いすぎて「本社営業所」に出社しないでただいまア      ルバイトに精を出しています
     カンヌシ
      今期業績が上がらないのでお祓いをして欲しいですね。
     若大将
      良い名前を付けました。将来の飛躍に期待をこめて。
     アニマ
      動物好きな若きエースです。
     アツ姫
      平均年齢60歳をはるかに超える営業所のマドンナです。
     スワロ
      営業所一のスワロスキーファンです。

   以下は派遣社員です。
     キョージュ
       タカを見つける能力は抜群、出来れば本社営業所に引き抜きたいの       ですがわが社はゲッキュウが安いので難しい?
     アサギ姫
       アサギマダラで有名な島の出身。タカを見る能力と気力は正社員以 上です。

   その他まだ「源氏名」のつかない優秀な人材がゴロゴロ。

   その割に業績が上がらないのは一にも二にも所長が悪いのです。
     (本当はそう思っていません)

今期の観察体制は上記のようにバッチリです。
あとはただひたすら主役の登場を待つばかりです。