光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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趣味の原点を振り返る・1

2009-05-13 14:35:44 | 趣味の原点をふり返る
 
 家族の件はひと段落つきつつありますが、レイアウト・モジュールの改修などは未だに取り掛かれないでいる感じです。

 鉄道模型については最近は夜に昔読んでいた本を読み返す事が多く、その頃の自分の趣味歴を思い返しながら次へのステップを模索している所です。

 今回からしばらくはブログでも自分の趣味歴を振り返ってみようかと思います。

 私にとって鉄道模型趣味の原点となっているのは子供の頃、お世話になっていた親戚の機関士の影響でした。
 その方は旧国鉄時代に蒸気や電機の運転、研修区の区長なども経験されていた人物でしたが、趣味においても多趣味な人でペーパークラフトや手芸、庭造りなども行われていました。

 鉄道模型でも自分が乗務したものを中心にペーパーによる自作でいくつもの16番車両を物にしていましたが、足回りはともかく車体については細密志向というよりも市販のパーツに頼らずに自分なりに捉えた実車の印象をモデルで再現する志向だったように記憶しています。
 その方が車両工作の際に参考にしていたのが昭和38年版の「模型と工作」の別冊でした。


 発行時期が時期なだけにEF64やED75が「デビュー前の新鋭機」といった扱いで載っていたりするのですが、車両工作については151系や103系、キハ58系などの花形車両から近鉄あおぞら号、京王5000などの私鉄の車両の製作記事(国鉄よりボリュームが多かったりします)等、記事にして40種類以上、蒸気機関車・ディーゼル機関車を除く全てのジャンルの車両工作(専門誌の「製作記」ではなく完全に「作り方」として掲載された記事ばかりでした)を満遍なく網羅した「16番の教科書」といった造りの本でした。

 私の幼少時は折に触れてその方がペーパー車体を作るところや自作のパワーパックなどで簡単な運転をしているところを眺めていましたが、同時にその別冊の方も絵本代わりに楽しんできた思い出があります。

 30年ほど前にその方が国鉄を退職された時、鉄道模型を卒業されるとの話でしたので当時小学生だった私は無理にお願いしてその別冊を譲っていただきました。
 以来この本は私の宝物として、同時に鉄道模型趣味の原点として今も保管し、折に触れて見返しています。

 実際、この本が私に与えた影響は大きいものがあったのですが、それについては次回に。