今回のジャンク袋で一番のサプライズがこれでした。
DSCN6408.jpg
関水金属のEF70。
この機種は当鉄道ではここ1・2年の間に2,3両入線して俄然賑わっています。
特に昨年入線したモデルは72年頃のジャンク品をレストアした思い出深いモデルでもありました。
下の写真はその時の物です。
ですが今回のはもっと凄い。
最初手にとって見た時これまで入線させたEF70とどこか違うと感じました。
その違和感の理由がよくわからなかったのですが
「カプラーがおかしい」
普通のNゲージモデルの標準であるアーノルドでもなく、もちろんKATOカプラーやTNカプラーでもない。
何と40年位前の16番で見かける様なX2Fの小型版なのです。
これが何を意味するか。
関水金属のNゲージモデルでもX2Fカプラーを装着したモデルは相当限られます。
初代のC50とオハ31系、同じく初代のコキ10000、そしてEF70位でしょう。
間違いなく1967年頃にリリースされた初代のEF70と思われます。
こんなのはこれまで「鉄道模型考古学」の写真でしか見た事がありません。
まさかこんなのが入っているとは。
尤も、外見上は中間台車が欠落しているので骨董的価値は殆ど無い代物ではあります。
とはいえこうなってくると一番の関心事は「これが走るのか!?」です。
早速線路に載せて通電すると一瞬ライトが点灯してすぐ消えました。
走行系は全く反応がありません。
とりあえず通電だけはしているようです。
となるとモーター自体のトラブルかギアなどの伝達系の問題でしょう。
このEF70は後のKATOの電機とはかなり違う動力機構を搭載していると聞いているので迂闊に分解できません。
とにかく資料が欲しいのですが「鉄道模型考古学」でも動力の説明はあっても分解図が無く往生します。
そこで思いついたのが「過去のTMSの製品紹介なら動力の分解図が載っている事が多い」点です。
早速67年度の合本を探すとやはりEF70の紹介がありました。
これを基にすればどうにかいけそうです。
現在の様なダイカストブロック一体型ではなく、ABS製のシャシーの表裏をメッキして通電に当て、当時最小の16番用モータに通電・伝達する機構です。
(参考のために昨年レストアした72年頃のEF70の動力を下に掲載します。動力だけ見るとまるで別物です)
ウェイトはヘッドライト用の豆電球をはめ込んだ状態で車体の方にマウント、それも前後の2ピース式とこれまた特異な構造です。
量産品としてはこれまで私の見てきたどの動力とも異なるもので昔の16番モデルのそれを縮小した様な感じすらします。
又シャシーの前後にはライトの切り替え用のセレン整流子(これも昔の16番のライト点灯ユニットでは定番の機構です)が装着されているのも目を引く所です。
とにかく分解した動力を見ているだけで結構盛り上がりました(笑)
ですが肝心の本題は「これが走れるのか!?」です。
それについては次の機会に。
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関水金属のEF70。
この機種は当鉄道ではここ1・2年の間に2,3両入線して俄然賑わっています。
特に昨年入線したモデルは72年頃のジャンク品をレストアした思い出深いモデルでもありました。
下の写真はその時の物です。
ですが今回のはもっと凄い。
最初手にとって見た時これまで入線させたEF70とどこか違うと感じました。
その違和感の理由がよくわからなかったのですが
「カプラーがおかしい」
普通のNゲージモデルの標準であるアーノルドでもなく、もちろんKATOカプラーやTNカプラーでもない。
何と40年位前の16番で見かける様なX2Fの小型版なのです。
これが何を意味するか。
関水金属のNゲージモデルでもX2Fカプラーを装着したモデルは相当限られます。
初代のC50とオハ31系、同じく初代のコキ10000、そしてEF70位でしょう。
間違いなく1967年頃にリリースされた初代のEF70と思われます。
こんなのはこれまで「鉄道模型考古学」の写真でしか見た事がありません。
まさかこんなのが入っているとは。
尤も、外見上は中間台車が欠落しているので骨董的価値は殆ど無い代物ではあります。
とはいえこうなってくると一番の関心事は「これが走るのか!?」です。
早速線路に載せて通電すると一瞬ライトが点灯してすぐ消えました。
走行系は全く反応がありません。
とりあえず通電だけはしているようです。
となるとモーター自体のトラブルかギアなどの伝達系の問題でしょう。
このEF70は後のKATOの電機とはかなり違う動力機構を搭載していると聞いているので迂闊に分解できません。
とにかく資料が欲しいのですが「鉄道模型考古学」でも動力の説明はあっても分解図が無く往生します。
そこで思いついたのが「過去のTMSの製品紹介なら動力の分解図が載っている事が多い」点です。
早速67年度の合本を探すとやはりEF70の紹介がありました。
これを基にすればどうにかいけそうです。
現在の様なダイカストブロック一体型ではなく、ABS製のシャシーの表裏をメッキして通電に当て、当時最小の16番用モータに通電・伝達する機構です。
(参考のために昨年レストアした72年頃のEF70の動力を下に掲載します。動力だけ見るとまるで別物です)
ウェイトはヘッドライト用の豆電球をはめ込んだ状態で車体の方にマウント、それも前後の2ピース式とこれまた特異な構造です。
量産品としてはこれまで私の見てきたどの動力とも異なるもので昔の16番モデルのそれを縮小した様な感じすらします。
又シャシーの前後にはライトの切り替え用のセレン整流子(これも昔の16番のライト点灯ユニットでは定番の機構です)が装着されているのも目を引く所です。
とにかく分解した動力を見ているだけで結構盛り上がりました(笑)
ですが肝心の本題は「これが走れるのか!?」です。
それについては次の機会に。