ちゃ~すが・タマ(冷や汗日記)

冷や汗かきかきの挨拶などを順次掲載

「障害児のとりで-京都府立与謝の海養護学校」

2010年12月06日 12時19分18秒 | その他
与謝の海養護学校の設立やその後のエピソードなど聞かせていただいています。
本当にありがとうございます。
個人的には、1975年の大学の2回生のとき、ある学生サークルの学習交流集会で、与謝の海養護学校の先生(だれだったかわかりませんが)の講演を聴き、その後、矢川徳光の『教育とはなにか』などをよみました。その年が、国連の障害者権利宣言があり、アメリカの全障害児教育法が成立した年であったことを知るのはずいぶん後になってからのことでした。この年に、教養部の図書館前でハンドマイクでの声からベトナムの解放があったことを聞いたことを記憶しています。

研修旅行で、与謝の海養護学校の先生から、「障害児のとりで-京都府立与謝の海養護学校」のDVDをいただきました。これは、もともとは、16ミリのフィルムだったようです。本格開講後の2年目の様子(1971年)を、第1話と第2話で描いています(全部で28分弱)。
第1話は、運動の経緯を親御さんが語り(戸田進さんか?)、実践の様子を、給食の場面や絵を描く場面、体育館での運動の場面などで集団での学習の意義と障害児の発達を描いている。
第2話は、寄宿舎や訓練場面を映しています。

竹中孝夫さんの作文や学習の姿もあり、青木嗣夫先生や松本宏先生の若々しい姿もありました。
これは、今のKBS京都放送の番組としてつくられたものでしょうか?この当時、このフィルムにウツされている先生達はもう退職されています。当時の様子を映す貴重な映像です。このような映像を残していただいていることはとてもありがたいと思っています。この映像の背景にどんなことがあったのかまだまだ知られていないことも多いと思います。

障害児の砦としての養護学校、権利を守る砦としての学校…。
与謝の海養護学校の分校として開校された京都市内にある京都府立M養護学校は今年で閉校になりますが、この学校と併設している施設の記録や映像も貴重なものではないかとおもいますが…、どうなっているのでしょう?