ほたる祭りで販売した“銘木”製作者のUさんのお誘いで、丹後半島突端の舟屋で有名な伊根町に「田舎暮らし」メンバー5名で行ってきた。
国道178号線から右へ登った小高い丘に、舟屋の並ぶ伊根湾を見渡せる「舟屋の里公園」がある。その右へ曲がるT字路にある「兵四楼」というお食事処で昼食。海鮮コース料理は、正直普通だったがハタハタのから揚げは美味かった。ただ、刺身のツマがキャベツだったのはちょっと・・・、これだけでせっかくのコース料理全体が台無しになってしまうことにお気付きではないようだ。
それでもあえてこのお店をお薦めしたい理由はただ一つ、仲居のお姉さん、はるかさん!。こんなド田舎(失礼)に置いておくのはもったいないような、「ええにょぼ」のモデル(つまり残念ながら人妻)のような素敵な女性だった。思わせぶりに書いておきながら写真がないのが残念。伊根へ行く機会があったらぜひお立ち寄りください。この記事で伝えたいことはもうほとんどそれだけのようなものなのだが、せっかくなのでもう少し。
Uさんのツレ、海上タクシーの船頭さん、あだぐちさん。変わった苗字だ。気さくな方で、そのヘタウマな伊根湾・舟屋観光ガイドがまたいい味出しておられた。
この方、他にも鯛やハマチ、岩牡蠣の養殖と多角経営されている。
これ、養殖中のアカダイ。しかし最近は、魚がいい値で売れるのも正月くらいと、養殖業も厳しいらしい。
昔の舟屋は、強度を増すために柱をやや中寄せ、将棋の駒のような形に組んで作られていたそうだ。今も一部に残るその建築様式は海上側からでないと見ることができないし、会場からでもガイドさんから説明がなければ気が付く人はないだろう。せいぜい、「あの舟屋の柱、長年月が経って傾いている」と誤解する程度だろう。
昔の舟屋
今に残る“将棋駒様式”の舟屋(左)。柱が上ほど中寄りなのが、分かります?
戦前は伊根湾でも鯨が獲れたそうだ。これが当時の捕鯨の貴重な写真。