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てらまち・ねっと



 石原産業がアイアンクレー(フェロシルト)の放射線データを改ざんして処分していたことなどを川田龍平さんが参議院・環境委員会で質問してくれたようだ。
 時間が限られている中で・・

 兼松さんのブログから
●アイアンクレー(フェロシルト)の放射線データ改ざん処分を国会で質問!!
れんげ通信ブログ版 << 作成日時 : 2008/05/21 21:30 >>  から
 参議院議員 川田龍平氏が5月22日(木)参議院環境委員会で石原産業のアイアンクレー(フェロシルト)放射線データ改ざんして処分した問題を質問されます。
 川田龍平氏が、明日5月22日(木) 午前の参議院 環境委員会土壌汚染対策法の改正に関わる質疑の場で、 石原産業(株)が酸化チタン汚泥の放射線量率データ改ざんして処分した問題を質問 されます。
☆日時:2008年5月22日(木)
   午前12時前後の質問時間

   インターネットで見ることができます。
   参議院インターネット審議中継
 ★川田議員は明日の環境委員会で2回質問され、
  石原産業(株)が放射線量率を改ざんして処分した問題は
  2回目・12時前後の質問になるとのことです。


 先週の石原産業のあらたな事件の発覚。その問題点の一つは以下。
 検査データを改ざんし、四日市市の処分場に埋め立てていた。1時間あたりの空間放射線量率が基準(0・14マイクロ・グレイ)以下でなければ埋め立て処理できないが、排出された33万トンのうち約3分の1について、最大で基準の3倍だったにもかかわらず、国や県に報告する測定結果を偽って(5.15 読売新聞)
 そこで、岐阜の私たちは、空間放射線量のデータを改ざんして処分されたフェロシルト(アイアンクレー)の問題で国に申し入れた。 

 詳しくは、2008年5月17日ブログ 
   ⇒  ◆緊急に国に申入/石原産業・放射線量データ改ざん問題  
 もっと詳しいことは、兼松さんの5月15日ブログ
   ⇒ フェロシルト(アイアンクレー)処分場からの撤去と管理の義務づけを! に。

 その先日の石原事件の発覚からまだ1週間しか経っていないのに、川田龍平さんが参議院の環境委員会の質問、
  「テーマ:『土壌汚染対策法の一部を改正する法律案』」の中に入れ込んでくれたようだ。

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 そこで、川田龍平公式ページ にリンク・引用
   ⇒  5月22日(木) 川田龍平は、環境委員会で質問に立ちました
 (下記、質問原稿より。ただし、実際の質問内容は少し異なります。
実際の質問内容と答弁は、参議院ホームページから映像でご覧いただけます。)

 6 石原産業フェロシルトとチタン
 もう一例あげます。三重県の石原産業が六価クロムやフッ素の溶出したフェロシルトによる土壌汚染が問題となり撤去作業、告発・裁判となりほぼ問題が終わったといわれています。当初よりチタンに含まれる放射能汚染が岐阜県・三重県の住民グループから指摘されてきたにもかかわらず、微量であるとしてこの問題を放置してきました。ところが、石原産業は5月14日の記者会見において1998年から2004年まで自主管理基準をオーバーしていたにもかかわらず虚偽報告を行っていたとコンプライアンス報告を行いました。しかも、そのオーバーも自主規制の3倍とも言われています。国の通達と自主基準という緩い規制の中でこうした事件が続いてきたわけです。

 石原産業を監督する環境省は、この事実についてどう受けとめているか?石原産業以外の状況把握はどうなっているのか?また自主基準などという汚染監視システムでなく法律による規制が必要ではないか?

 指導するといっても、法律での規制がないわけですから、こうしたことは繰り返されます。過去にも香川県の放射性廃棄物含有チタンは幾物の問題が参議院でも取り上げられて来ています。
 一方で、クリアランス法、低レベル放射性廃棄物のすそ切りで、原子力発電所からの廃棄物リサイクルで建築材にまぎれてよいとする法律です。私たちの生活や生産の現場に放射性廃棄物が日常生活にまぎれこんでいます。

 放射性物質の様々な環境汚染について、環境基本法の理念に基づく水質、大気、土壌の環境基準をきちんと定めた法律の制定が必要ではないかと考えます。大臣はどのように考えますか?

 こうした放置状態が、再処理工場について濃度規制がない、あっても3ヶ月の平均線量規制、結果的には全量放出となる規制値しか策定できず、結果として0.022シーベルト線量しか影響がなく、問題はないという対応につながっているのではないかと推測するわけです。


(追記:答弁) 兼松さんの5月23日 参議院議員 川田龍平氏 環境委員会でのチタン産廃(アイアンクレー)質疑  より
・環境省廃棄物リサイクル対策部長
 石原産業のアイアンクレーの放射線量率が自主管理基準をオーバーしていたことが公表されている。アイアンクレーについては放射性物質及びこれによって汚染されたものに該当するため法律上の廃棄物にはあたらなくなるので、廃棄物処理法の規制対象から外れている。
 こうした放射性物質の取扱については原子力基本法のもとで必要な措置が講じられることが重要と考えている。
環境省としては放射線による障害防止の事務をショ掌する文部科学省からの求めがあれば石原産業の廃棄物処理の状況など必要な情報提供を行うと共に、三重県に対しても技術的な助言を行っていく。

・川田議員
 助言、指導するといっても、規制する法律がないためこうした問題が繰り返される。放射性物質の環境汚染について環境基本法に基づく規制が必要ではないか。




 ところで、川田龍平さんからのメッセージのことは、4月7日のブログにした。
  ◆川田龍平さんからのメッセージ/議場発言の多い議員ランキング/選挙公営請求額一覧 から 再掲
 
 
 薬害エイズ被害者の川田龍平さんのことは、多くの人が知っています。私も、テレビのニュースなどで見たりし、その理不尽な経過や事情に胸が痛む思いでした。同時に、川田さんの勇気や行動力には驚いていました。数年前、テレビでなく川田龍平さんご本人と知り合うことができました。川田さんは、昨年からどの党派にも属さない参議院議員として働いています。その川田龍平さんからメッセージが届きました。

川田龍平さんからのメッセージ 
 私が19歳で実名を公表し、薬害エイズ裁判を闘ったあのとき、「何をしたって無駄だ」とあきらめるのではなく、周りの人たちと一緒に取り組んだことで一人ひとりを動かし、その一人ひとりが行動したことが画期的な裁判の和解へとつながりました。

 「一人では何もできない」のではなく、「一人から始まる」のだと思います。
この間も、一人ひとりの原告に多くの人がつながって、「薬害肝炎救済法」という全面救済に向けた第一歩を実現させました。

 「市民の視点ではたらく」寺町ともまささんは、口利きや利益誘導をなくし、しがらみなく、市民の意思や願いを大事にできる方です。

 みなさんが自分にできることは何かを考え、行動することで社会は変わります。自分だけの幸せではなく、みんなと幸せを共有する地域をつくっていきましょう。寺町ともまささんと一緒に、未来に希望を持って子どもたちを育み、いのちや自然、誇りを伝えられる地域をつくっていきましょう。
                      参議院議員 川田龍平

《川田龍平(かわだりゅうへい)さんのプロフィール》(HPから転載)
 1976年1月12日東京都小平市生まれ 参議院議員 元松本大学非常勤講師
 薬害エイズ訴訟(東京HIV訴訟)原告 人権アクティビストの会代表 龍平学校-PEEK主宰
 主な著書に 『川田龍平 いのちを語る』『日本に生きるということ』『龍平の現在(いま)』
 『薬害エイズ原告からの手紙』(共著)など。1999年5月からは『龍平通信Raum』を刊行。

◎ 生後6ヶ月で血友病と診断され、治療のために投与した輸入血液製剤によりHIV感染。

◎ 1993年 高校3年生 で「薬害エイズ事件」の国と製薬会社の責任を問う東京HIV訴訟の原告に加わり、95年実名を公表。

◎ 2007年7月 参議院議員選挙に東京選挙区から無所属で立候補し68万3629票で当選。参議院環境委員会に所属



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