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てらまち・ねっと



 最近、このブログには、「ストロベリートマト」や「食用ほおずき」で調べてやってくる人が結構いる。
 (この植物、他に「ほたるのたまご」など、いろんな名前で流通している)

 私も昨年、インターネットで調べたけど、家庭菜園の人への解説は見つからなかった。

 そこで、「農や暮らし」を主題に昨日水曜日から切り替えた「私家版・いきいきセカンドステージ」の続きとして、今日のブログのテーマにする。
  4月2日のコラムでは、 こだわりトマト として、紹介した経緯もあるし。(問い合わせもいくつかあった)。
 
 まず、2005年の畑での姿を紹介して、「成人したストロベリートマト」を想像してもらう。次に、今年の春の様子と、整枝の仕方など。
 さらに、6月以降にどんな姿になっていくかは、昨年の写真などを使って前倒しで紹介する。

 まず、私の今年の発見の一番は、昨年の株あとから、そのまま新芽がたくさん出てきたこと。永年性があるのかな。
  ・・・・そうだと、何か工夫ができそう・・・

 実際、秋に「挿し穂」して越冬させ、春から早く栽培をして「7月上旬の需要期に応えるため」として出荷を早めるという論文もあったので紹介。

(追記/2011年5月22日に調べたデータと今年の栽培方向 ⇒ ◆食用ほおづき/ほうずき )
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ここのところ6位、7位、8位あたり

 2005年に初めて作った食用ほおずき。なんと美味。
 2006年はどこにも苗がなくて、畑で一人生えしてきた苗を移植。でも、放任。
 2007年は、インターネットで調べて、ピーマン系の枝の整理でいいはずと気がついた。後は、誘引もせず、ヒモ5本ほどで「吊支柱」しているだけ。
 もっと、ポイントが何かあるのだろうけど。

(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
 ← こんな姿にしないでね 
2005年8月16日のブログ ⇒ ほたるのたまご
 「今年、初めて作ったのですが、良く出来ています。
 しばらく見なかったら、いつの間にか、ホオズキのような袋がたくさん。
ざっと数えて、150個以上付いています。 枝周りは直径2メートルほど。
 台風が来なければ、まだまだ伸びそうな勢い。」
・・・・・・・・・・・・・・
 上の写真の姿の問題点は、下のほうの枝を放任にしたこと。
 一定の高さ・位置から下の側枝は全部とってしまうこと。
 ピーマンの一番果から下の側枝を全部とるのと同じこと。


2008年春の驚き
 昨年の株が露地のまま地中で越冬、新芽がたくさん出ていた(4月末)。
 マルチだったからか、暖冬だったからか、ともかくうれしい新発見。
 このまま、前年の一株ずつ、それぞれ勢いの良い一本を残す方針にした。
  ⇒  

 もちろん購入苗も植えた。



5月23日
たくさん新芽が出たのでカッターで1本に整理
  ⇒  

購入苗の方
一番果(つぼみ)の下が3つに枝分かれしている
この下のわき芽は全部摘む


5月28日、昨夕の様子
開花準備中
  


ここから下は、2007年の6月の写真を再掲します
初めての人の6月の栽培のイメージづくりにどうぞ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 今年は、 「栽培」 しようと挑戦。

 前回の今年最初の手入れのときに「姿」に気づいた。これは農家の直感(笑)
  「どうしようかと眺めていたら、ピーマンと同じで1番花の下で分枝していたのでその下の芽を全部除くことにした」  5月30日のブログ


前回の整枝から2週間経った6月11日の姿
やわらかく成長が早く、もさもさ
    

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これぞストロベリートマトの花
まだ小指頭大と小さいけど、実もできている
  

整枝の後の姿
一番花の下の芽は 全部 取り除く
株元から分枝がどんどん出てくるのに驚く




  7月下旬にはこんな姿 この頃には食べられる
  2005年7月27日 ⇒ 
 ◆食用ホオズキ。ほたるのたまご。味は抜群
  


2007年8月12日の様子
    


●フルーツほおずき「恋どろぼう」で地域の活性化を図る   農試

●ハウス食用ホオズキの挿し木苗利用による作期前進  農林水産研究情報総合案内
[要約]食用ホオズキ(Physalis peruviana L)のハウス栽培において、前年養成した親株から挿し穂をとり、3月上旬挿し木、4月中旬定植すると、慣行の実生苗定植に比べ約40日収穫が早まり、果実重も大差ない。挿し穂の採取部位は枝の最上部が適する。
[担当]秋田農試・野菜・花き部・野菜担当
[連絡先]電話018-881-3316、電子メールt-taguchi@agri-ex.pref.akita.jp
[区分]東北農業・野菜花き(野菜)
[背景・ねらい] 中山間地域では、多様な特産作物の生産が行われている。その中で、食用ホオズキは軽量で、しかもジャムやアイスクリームなどの加工に向くことから、特徴あるマーケティング戦略が可能である。対象地域のK村に食用ホオズキが導入されて4年目となるが、主体であった露地栽培を品質向上と収量確保のためハウス栽培に切り替えてきている。しかし、これまでの実生苗定植では収穫始めが7月下旬と遅く、収量も安定しなかった。そこで、7月上旬の需要期に応えるため、作期をできるだけ前進させる技術を開発し、作型確立を図る


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