・・その後、そのエンドウ豆は、数国にわたり、栽培が続けられた。日本には1956年、米国から水戸に送られてきた。その後、古代ロマンの夢を託したツタンカーメンのエンドウは、主として小学校、教育センターを介して広がった。
私がツタンカーメンのエンドウを入手したのは、1990年のことである。朝日新聞【声】の欄の特集「ツタンカーメンのエンドウ:古代ロマンの輪を広げよう」を見て、朝日新聞から6粒届いた。
2.栽培方法
種蒔きは、普通のエンドウと同じに10月の下旬から11月上旬が適しているが、一般のエンドウが栽培されているような地域では交雑を避けるために、時期をずらすのが賢明である。
エジプトが産地であるが、寒さには強く、東京地方では特別な霜除けは必要はなく、あまり暖かな場所で管理をすると徒長しすぎて、その後の成育に悪影響が出る。
肥料はマメ科植物であるので、元肥は用いず、花が咲くまではそのままで管理し、花が咲いてから薄い液肥を10日に一度程度与えれば十分である。・・・
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