goo blog サービス終了のお知らせ
毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと
上野千鶴子プロデュース
寺町みどり・寺町知正 共著
2014年10月刊 WAVE出版
『最新版 市民派議員に
なるための本』
-あなたが動けば社会が変わる-
↑ クリックで拡大 ↑
◆
注文案内
◆ ★
刊行記念シンポ
★
●
目次の全部の紹介
●
2005年2月ブログ開始
それから 毎日更新
ランキング
人気ブログランキングへ
↑クリックありがとう↑
メール・アドレス変更
2022年1月10日~
(新) ↓
tera-t@ktroad.com
ブログの作成・編集
最新のエントリー
◆ゆずちゃんからのプレゼント「だいすき」
◆のべ10回の緩和放射線治療が終わった。痛みがほとんどなくなった。
◆昨日も今日も名大病院で放射線治療だった。
◆午後は懸案の書類づくりなどの仕事をした。
◆2週連続の放射線治療。土日はお休み。
◆ダブルレインボーは幸運の虹。何か良いことが起きる前兆
◆緩和放射線治療は今日から右頸部。
◆緩和放射線治療5日目(最終日)。大粒のシャインマスカットが届いていた。
◆緩和放射線治療4日目◆司法試験合格おめでとう!
◆緩和放射線治療三日目。吐気止めが処方された。
ブログの作成・編集
最新のコメント
mintdaisuki/
◆のべ10回の緩和放射線治療が終わった。痛みがほとんどなくなった。
●てらまち/
◆訪問診療、在宅医療に/もし家に帰って、ケアする医師やその他の専門家が決まっていないという空白期間中に何か起きたら大変なことに/ともかく当事者になって進めていく段階に一気に来た
さゆりん/
◆訪問診療、在宅医療に/もし家に帰って、ケアする医師やその他の専門家が決まっていないという空白期間中に何か起きたら大変なことに/ともかく当事者になって進めていく段階に一気に来た
●てらまち/
◆ソフトボールほどに育ったメロンの実/ミニトマトやキュウリ、いんげんは食べ始めている。
mintdaisuki/
◆ソフトボールほどに育ったメロンの実/ミニトマトやキュウリ、いんげんは食べ始めている。
●てらまち/
◆昨日の午後に抗がん剤を点滴。そのあとは「左肩から腕に突然襲ってくる激痛」は全く無い。素人考えでは、がん細胞がビックリして縮小し、神経を圧迫しなくなったから/入院4日目
●てらまち/
◆今日は「抗がん剤カバジタキセル」の投与/なんの不快感も、吐き気も、疲労感もありません/入院3日目。
●てらまち/
◆日本緩和医療学会/がんの患者さんの多くは医療用麻薬の使用を恐れている /麻薬中毒のイメージから敬遠され、痛みを我慢して過す方も少なくない
mintdaisuki/
◆昨日の午後に抗がん剤を点滴。そのあとは「左肩から腕に突然襲ってくる激痛」は全く無い。素人考えでは、がん細胞がビックリして縮小し、神経を圧迫しなくなったから/入院4日目
mintdaisuki/
◆今日は「抗がん剤カバジタキセル」の投与/なんの不快感も、吐き気も、疲労感もありません/入院3日目。
ブログの作成・編集
このブログの記事の分類
カテゴリー
●ツイッター
(775)
●行政訴訟や裁判、判決など
(221)
●市民運動などいろいろ
(163)
●インターネットの様々な問題
(88)
●日本と世界の政治や経済から
(98)
●マイナンバー・個人情報・AI社会
(91)
●政権交代
(895)
●カジノ・依存症・クレ・サラ・多重債務
(41)
●政務活動費の不正、ポスター、ビラなどの選挙公営問題
(137)
●行政・役所・議会・議員の現状や改革
(338)
●ふむふむ・テレビの興味深い特集
(33)
●ふるさと納税
(11)
●格差・労働・派遣・ワークシェアリング
(96)
●偽装・捏造・隠蔽はいずれバレる
(209)
●ふむふむ・気になる新聞記事など
(302)
●男女の平等、共同参加、ジェンダー
(126)
●選挙や議会に関した運動
(237)
●全国の知事や市長、議会の選挙
(274)
●山県市での新しい風ニュース、一般質問など
(205)
●官公庁の裏金事件や公務員不祥事
(218)
●高齢者のこと
(4)
●花粉症、アレルギー、睡眠時無呼吸・シーパップ
(9)
●新型コロナ
(120)
●健康・病気・福祉・介護・リハビリ
(103)
「初めて発症した『帯状疱疹』」の記
(9)
●前立腺がん告知2020年2月 腫瘍マーカー2392 骨転移91 ステージ4相当
(142)
●癌ゲノム医療 がん遺伝子パネル検査 BRCA遺伝子変異 分子標的薬 個別化医療
(42)
●放射線。ゾーフィゴ・塩化ラジウム PSMA治療・ルテチウム・アクチニウム
(49)
●がん・激痛緩和には医療麻薬が効く
(4)
●放射線治療。痛み除去、リンパ節や骨への転移
(11)
●災害
(114)
●ごみ問題・プラスチック/フェロシルトの不法投棄・石原産業
(224)
●原発・高レベル放射性廃棄物地層処分問題
(290)
●再生エネ・太陽光発電
(15)
●花、草、木 (他所)
(205)
●花、草、木 (自家)
(404)
●野菜・米・有機農業・自然卵養鶏
(324)
●「ヤマイモ」のパイプ栽培⇒「自然薯」の波板栽培⇒「短形自然薯」の高畝栽培
(91)
●フルーツの自家栽培
(26)
●旅・温泉・宿・おいしいもの
(120)
●薪ストーブライフ
(86)
●暮らしや料理など
(340)
●日本ミツバチとの暮らし
(130)
●いきいきセカンドステージ
(33)
●モグラとの奮闘・捕獲状況
(10)
●ブログの作成方法、PCや I T のこと
(153)
●自治会・町内会、PTA、消防団
(13)
●認定NPO人「高木市民科学基金」助成選考委員
(9)
●市民オンブズ全国大会・2020
(30)
ブログの作成・編集
つながるブログ
Bookmark
★ 寺町畑
有機無農薬栽培の野菜・米・自然卵
★市民運動のHP
岐阜県民ネット
★みどり一期一会
パートナーのブログ
★みどりweb
パートナーの運動
★ P-WAN
市民と政治をつなぐ
★市民オンブズマン 事務局日誌
内田さん
★市民オンブズマン つくばみらい
『老人』のボケ防止だそう
★さちの夢空間
さちこさん
★田舎暮らし・優しい風
田舎人さん
★週末は「イングリッシュガーデン?」
プンさん
★苔玉ごろごろ、だから苔想
るなさん
★今日のメニュー
jugonさん
★おいしい野菜をつくろう
りんごのほっぺさん
★アルママの気まぐれ日記
アルママさん
★たのしく、たのしく
Yoshiさん
★卯月の手鏡
卯月さん
★友々素敵
鈴木至彦さん
ーーーーーーーー
◆自治体政治の現場◆ --------
★北海道芽室町 正村きみこ
「つぶやきをかたちに」
★愛知県日進市 島村きよみ
活動日記
★大阪府吹田市 いけぶち佐知子
「未来にまっすぐ」
★富山県富山市 上野ほたる
「未来にかがやきを!」
★福井県敦賀市 今大地晴美
ちょっとTeaTime
★愛知県愛西市 吉川みつ子
環境子育てまちづくり
★長野県安曇野市 小林じゅん子
いつも市民派! ずっと無党派!
★三重県松阪市 海住恒幸
海住 Report
★愛知県東浦町 神谷明彦
つれづれログ
★愛知県大府市 鷹羽登久子
非正規雇用ワーカーがある日突然政治家に
★愛知県瀬戸市 臼井 淳
市民の立場から政治を変えよう。
★まみのちょっと一言
小川まみさん
★愛知県武豊町 車いす議員
小寺きし子さん
★寺町ともまさHP
地域での活動
★三重県よろずや
よろずやさん
無党派・市民派 自治体議員と市民のネットワーク
略称 「自治ネット」 で流通
★農のいろは塾
はたけ番@緑ネットさん
★東西南北・閑閑話
kankanwaさん
★タカマサのきまぐれ時評
タカマサさん
★ほぼにちブログ
magさん
★西神田ちんぐゎら日誌
★凡人の旅打ち記録!
プロなみ
自己紹介
岐阜県山県市。無党派・市民派として、いろんな市民運動にかかわっています。
〒501-2112
岐阜県山県市
西深瀬208
2009年3月にメールのアドレスを変更
(新) ↓
tera@ccy.ne.jp
Search
このブログ内で
ウェブ全て
ブログの作成・編集
CALENDAR
2008年6月
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
前月
翌月
今までの投稿
2022年09月
2022年08月
2022年07月
2022年06月
2022年05月
2022年04月
2022年03月
2022年02月
2022年01月
2021年12月
2021年11月
2021年10月
2021年09月
2021年08月
2021年07月
2021年06月
2021年05月
2021年04月
2021年03月
2021年02月
2021年01月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年09月
2020年08月
2020年07月
2020年06月
2020年05月
2020年04月
2020年03月
2020年02月
2020年01月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年09月
2019年08月
2019年07月
2019年06月
2019年05月
2019年04月
2019年03月
2019年02月
2019年01月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年09月
2018年08月
2018年07月
2018年06月
2018年05月
2018年04月
2018年03月
2018年02月
2018年01月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年08月
2017年07月
2017年06月
2017年05月
2017年04月
2017年03月
2017年02月
2017年01月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年09月
2016年08月
2016年07月
2016年06月
2016年05月
2016年04月
2016年03月
2016年02月
2016年01月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年09月
2015年08月
2015年07月
2015年06月
2015年05月
2015年04月
2015年03月
2015年02月
2015年01月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年07月
2014年06月
2014年05月
2014年04月
2014年03月
2014年02月
2014年01月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年09月
2013年08月
2013年07月
2013年06月
2013年05月
2013年04月
2013年03月
2013年02月
2013年01月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年09月
2012年08月
2012年07月
2012年06月
2012年05月
2012年04月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年09月
2010年08月
2010年07月
2010年06月
2010年05月
2010年04月
2010年03月
2010年02月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
2008年05月
2008年04月
2008年03月
2008年02月
2008年01月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年09月
2007年08月
2007年07月
2007年06月
2007年05月
2007年04月
2007年03月
2007年02月
2007年01月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年09月
2006年08月
2006年07月
2006年06月
2006年05月
2006年04月
2006年03月
2006年02月
2006年01月
2005年12月
2005年11月
2005年10月
2005年09月
2005年08月
2005年07月
2005年06月
2005年05月
2005年04月
2005年03月
2005年02月
ブログの作成・編集
URLをメールで送信する
(for PC & MOBILE)
gooおすすめリンク
日経平均株価
NYダウ
おすすめブログ
【コメント募集中】「パクチー」を食べられますか?
@goo_blog
【お知らせ】
【11/18】goo blogサービス終了のお知らせ
【PR】プロ直伝・dポイントをザクザクためる術
【PR】安い&大量の「訳あり商品」がヤバい!
【コメント募集中】「パクチー」を食べられますか?
◆ホスゲンで国が告発/石原産業を捜索/伊勢湾にアンモニアガス放出40年/地元説明会
●ごみ問題・プラスチック/フェロシルトの不法投棄・石原産業
/
2008-06-03
昨日のこのブログ、アクセスの1割以上が石原産業関連だったようだ。
告発に基づいて警察が入ったからに違いない。
そこで最近の情報の整理。
《報道》
「(ホスゲンの製造は)地域住民の理解が得られない」との理由で、国や県に別の物質をつくっていると虚偽の報告をしていた」
「経済産業省が全国で初めて化学兵器禁止法違反容疑で石原産業を5月30日に県警に告発、三重県警は2日午前、四日市工場と本社の家宅捜索を始めた 」
「毒劇物取締法に違反して劇物のアンモニアガスの伊勢湾への放出は、今年3月中旬まで40年以上続いた」
《社長》
「こういう会社にしたのは歴代の経営者。私は絶対に変えたい」
「ホスゲン製造設備について「今後、地元の理解が得られれば再開したい」
《住民》
「四日市、ひいては日本の恥だ」
「いつまでも四日市から『公害』のイメージが抜けない」
「工場廃業が一番の解決法だ」
《毎日新聞・コラム》
「石原産業と当時の通産省との癒着を指摘した石橋発言」
「フェロシルト問題が発覚した時、『また、あの企業か』とうんざりしたのにまたもである」
昨日、雑誌の取材中に新聞社から捜索に関してのコメントを求められたので私は手短に。
「またまた、では済まない、またまたまた!の会社。もう、廃業にするしかないんじゃないですか!」
記者「そうですよねぇ!」
6月2日朝のNHKニュースから
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
人気ブログランキング→→
←←ワン・クリック10点
ここのところ6位、7位、8位あたり
国関係の動きを調整している兼松さんの詳しいデータ
⇒
放射線量改ざんして処分場に捨てたアイアンクレー 国、石原産業、三重県への申し入れ
三重県環境森林部 は 緩い
フェロシルト問題等の石原産業(株)にかかる対応状況
●無届けでガス放出 石原産業、ホスゲン製造過程で
中日 2008年5月17日 朝刊
石原産業の四日市工場(三重県四日市市)が化学兵器の原料にもなる有毒ガス「ホスゲン」を無届けで製造していた設備から、製造過程で出たガスを大気中に放出しながら、大気汚染防止法で義務づけられた県への届け出をしていなかったことが分かった。
県によると、2004年7月に建設し、05年2月から本格稼働した製造施設では、原料の化学物質を混合して反応させ、ホスゲンを製造。しかし十分な濃度まで反応しなかった一部のガスは、排出基準以下に処理して大気中に放出していた。この際、ごく微量のホスゲンや同法で特定有害物質に規定される塩素も、そのまま外部に出たとみられる。
同法では、ばい煙を大気中に排出する施設をつくる際、事前に都道府県へ届け出なければならない。同社は無断で設置し、排出した有害物質の量も書類で提出する必要があるが、報告しなかった。
ホスゲンの無届け製造を3月に同社から報告を受けた県が4月に立ち入り検査して発覚。同社に報告を求め、今月13日、経緯を説明する文書を受け取った。放出するガスを処理していた設備を県が調べたところ、国よりも厳しい県独自の排出基準をクリアする設定にはなっていたため、人体などへの影響はないという。
同工場は、この設備以外のばい煙などを排出する施設は同法に基づき届け出ている。ホスゲンの製造自体が無届けだったため、県は「故意に隠した可能性が高い。国と相談して行政処分も含め対応を検討する」としている。
この製造設備では、06年10月まで計172・6トンのホスゲンを製造。
「(ホスゲンの製造は)地域住民の理解が得られない」との理由で、国や県に別の物質をつくっていると虚偽の報告をしていた。
【ホスゲン】 有毒ガス。農薬や合成樹脂、染料などの原料として幅広く用いられるが、吸い込むと肺水腫や気管支炎などの障害を起こし、死亡する場合がある。第一次大戦では化学兵器として使われた。1994年9月には、当時のオウム真理教の信者らがジャーナリスト江川紹子さん宅に噴霧する事件も起きた。
●ホスゲン「元副工場長が指示」 石原産業が報告書
中日 2008年5月20日 朝刊
石原産業(大阪市)は、四日市工場(三重県四日市市)で化学兵器の原料にも使われる有毒ガス「ホスゲン」の製造などが無届けだったのは「当時の佐藤驍(たけし)副工場長(70)の指示だった」とする報告書を県に提出していたことが分かった。
佐藤元副工場長は、産廃のフェロシルトを土壌埋め戻し材と偽って不法投棄した事件を主導したとして、昨年12月の名古屋高裁判決で懲役2年の実刑が確定している。・・・・・今回も「佐藤元副工場長の主導」とする同社だが、実際に無届けを指示したことを示す書類はないという。
●石原産業:伊勢湾にアンモニアガス放出、40年 三重県など調査で判明
毎日新聞 2008年5月23日 中部朝刊
猛毒ガス「ホスゲン」の無届け製造を公表した大手化学メーカー「石原産業」の四日市工場(三重県四日市市)が
毒劇物取締法に違反して行っていた劇物のアンモニアガスの伊勢湾への放出が、今年3月中旬まで40年以上にわたって続いていた
ことが三重県などの調べで分かった。三重県と四日市市は22日、石原産業が新たに設置したガス除外設備を確認するため工場に立ち入り調査。今月末までに放出時期や量について詳細な報告書の提出を求める。
・・・・ 船が接岸する桟橋から約300メートルのパイプで工場内のタンクに送られるが搬入後パイプの中に気化したアンモニアガスが残るため、工場内から窒素ガスを送り、伊勢湾の海中に放出していた。液化アンモニアは月3~4回(計300~400トン)搬入され、放出量は1回当たり1~2キロという。
県は「量的に環境への影響は少ないと思うが、長年にわたる不正行為で許しがたい。工場では他にも多くの毒劇物を扱っており、今後、抜き打ち調査などを行い、監視を強化したい」としている。【田中功一】
==============
■ことば ◇アンモニアガス
無色の気体で、息が詰まるような強い刺激臭があり、水に溶けやすい。冷却や圧縮で液化する。吸入すると、口や鼻、のど、目などの粘膜がはれるなどの症状が出る。高濃度の吸入では呼吸困難や肺の出血などを起こし、生命に危険が及ぶこともある。
●「恥を知れ」と四日市住民 ホスゲン無届けの石原産業
サンケイ 2008.5.25 20:25
三重県四日市市の工場で農薬原料で有毒ガスの「ホスゲン」を無届けで製造していた化学メーカー石原産業(大阪市)は25日、四日市市の市民センターで住民説明会を開き、織田健造社長は「重大な問題を起こし、申し訳ない」と謝罪したが、集まった住民約150人からは「恥を知れ」などと厳しい声が相次いだ。
織田社長は、相次いだ不祥事の背景を「不正に対し上に『ノー』と言えない上意下達の企業風土が原因」と説明。「大幅な人事交流で風通しのよい体質にし、隠ぺいを一切なくす」と強調、今後は産業廃棄物についての環境保全データなどを開示する約束をした。
住民からは「四日市、ひいては日本の恥だ」「工場を閉鎖したら」
などの意見が出た。同社はホスゲンの無届け製造のほか、これまでに土壌埋め戻し材「フェロシルト」不法投棄事件で家宅捜索を受けている。
●社長謝罪にも「恥を知れ」 ホスゲン問題で説明会
5.26 中日
石原産業(大阪市)の四日市工場(三重県四日市市)で有毒ガス「ホスゲン」を無届けで製造していた問題で、同社は25日、工場がある四日市市塩浜地区の住民への説明会を開いた。織田健造社長は無届け製造を含む一連の不正について陳謝。住民からは企業体質への怒りや、再発防止策を疑問視する厳しい意見が相次いだ。社長が地元住民に直接謝罪したのは初めて。
約130人を前に、織田社長は「大変重大な問題を起こし、心からおわび申し上げます」と謝罪。住民の求めで立ったまま、不正の概要や対応、廃棄物処理に関する環境データ公表などの再発防止策を説明し
「こういう会社にしたのは歴代の経営者。私は絶対に変えたい」
と述べた。
しかし、昭和40年代の硫酸廃液の垂れ流しや四日市公害、フェロシルト事件など不祥事が相次ぐ同社の体質に住民からは「恥を知るべきだ」との声も。
約20人が「隠ぺい体質をどう改善するのか」「安全に操業できるのか」と質問したのに対し、織田社長は経営トップとして現場の従業員との意思疎通に重点を置いて透明性を高めることなどを約束した。
また、住民からは「経営陣が大阪にいて地域のことが分かるのか」と四日市市への本社移転を求める意見や、説明会に立ち会った県や市の担当者らに監督責任を求める声もあった。
同社は説明会後、6月10日に一般向けの工場見学会を開くことを明らかにした。
◆ホスゲンの製造、再開希望
織田社長は住民説明会後に会見し、現在は稼働を停止している
ホスゲン製造設備について「今後、地元の理解が得られれば再開したい
と思っている」との意向を示した。
ただ、説明会で住民から厳しい意見が相次いだことを踏まえ「今日のところをみると大変難しい」との認識も示し、理解が得られなければ設備を撤去する意向も示した。
製造設備が無届けだったことについては、設備の責任者だった佐藤驍(たけし)元副工場長が「ホスゲンは発生すると即反応し、別のものになる」と当時の経営陣に説明していたことを明らかにし、あらためて元副工場長主導だったことを強調した。
●石原産業:社長、住民に謝罪 再発防止策を説明 四日市
毎日新聞 2008年5月26日 2時22分
大手化学メーカー・石原産業(大阪市)は25日、四日市工場(三重県四日市市)での9件の不正・不祥事に関し、地元住民を対象にした説明会を工場周辺の同市塩浜地区で開いた。織田健造社長は「誠に申し訳なく、心よりおわび申し上げます」と謝罪。今後、要望があれば自ら他地区の説明会にも出席するほか、6月に工場見学会を開くなどし、信頼回復に努める考えを示した。
織田社長は、農薬の材料となる猛毒ホスゲンの無届け製造や、約40年にわたるアンモニアガスの伊勢湾への放出など、問題の概要や再発防止策を説明し「二度と起こさない。生まれ変わる」と繰り返した。
出席した約100人の住民からは
「いつまでも四日市から『公害』のイメージが抜けない」「工場廃業が一番の解決法だ」
など厳しい意見が出た。
織田社長は説明会後、記者会見。「過去何度も地元の信頼を裏切った。社長の言うことは信用できないと指摘も受けた。どう責任を果たすかが問われると思う」と述べた。現在休止中のホスゲン製造を今後再開する可能性については「今日の意見では大変難しい。理解が得られなければ(製造設備を)撤去しないといけない」と語った。【清藤天、高木香奈】
● 風にきく またも石原産業 /三重
〔三重版〕毎日新聞 2008年5月26日 地方版
津地検担当が決まった駆け出し時代、「厄介なことになった。担当を先輩に戻す」とデスクが言う。「そんなばかな」と食ってかかり、懸命に立ち向かったのが、石原産業事件。もう37年前の話だ。厄介な--とは石橋政嗣元社会党委員長(当時は書記長)が国会で、石原産業と当時の通産省との癒着を指摘した、公害問題史上で知られる「石橋発言」のことだ。
わんぱくな駆け出しを支えてくれたのは浪曲好きだった当時の某担当課長。「一節聴かせてよ」と頼むと、硫酸混じりの廃液を海に垂れ流した事件捜査のさわりを折り込んでうなってくれた。「国のためだと? 金のためだろう。人の社会を何と心得る」が最後の決まり文句だった。4大公害事件の突破口でもあり、地検もマスコミも熱く燃えていた。
フェロシルト問題が発覚した時、「また、あの企業か」とうんざりしたのにまたもである。放射線量率が自主管理基準値の3倍にもなるアイアンクレーを四日市市内の産業廃棄物処理場に搬出。毒ガス兵器にもなるホスゲンを生産したのに、虚偽の届け出でこれを隠し続けていた。このほか、残渣(ざんさ)の不法埋設や虚偽報告など計九つもの不法行為が明らかにされた。「コンプライアンス(法令順守)意識が非常に低い企業風土、体質があった」とトップ(織田健造社長)が認めるのだから、何をか言わんやである。「仏の顔も三度」はとうに過ぎた。何も信じられない--が通常の感覚だろう。行政の不退転の介入と、司法当局の鋭いメスが不可欠だ。【橋本明】
●石原産業を捜索 ホスゲン無届け製造容疑
中日 2008年6月2日 夕刊
化学メーカー「石原産業」(大阪市)が四日市工場(三重県四日市市)で化学兵器にも使われる有毒ガス「ホスゲン」を無届け製造していた問題で、三重県警は2日午前、化学兵器禁止法違反(製造の無届け)の疑いで四日市工場と本社の家宅捜索を始めた。経済産業省が全国で初めて同法違反容疑で石原産業を5月30日に県警に告発していた。
関係者によると、石原産業は主力製品の一つだった農薬の原料にするため、四日市工場で2005年2月から06年10月にかけてホスゲン172・6トンを経産省に無届けで製造した疑いが持たれている。
化学兵器禁止法は、ホスゲンなど毒性の強い「第2種指定物質」を年間30トン以上造る場合、翌年の予定量と前年の実績を経産省に届け出ることを義務付けている。違反した法人や個人は30万円以下の罰金が科される。
経産省は今年3月に石原産業から報告を受け、工場の立ち入り調査などを実施。「住民の理解が得られない」との不合理な理由で長期間にわたって無届けで製造した悪質性の高い違法行為と判断し、3年の公訴時効にかからない製造期間を対象に告発に踏み切った。
石原産業は今年3月、全社員1600人から過去の不正を報告させ、5月14日にホスゲンの無届け製造を含む9件の不正を公表した。1967年に提訴された四日市ぜんそく訴訟の被告企業6社の一つ。80年には、四日市工場から伊勢湾に大量の硫酸廃液を垂れ流した事件で有罪判決を受けた。
産廃の「フェロシルト」を土壌埋め戻し材と偽って不法投棄した事件では05、06年の2回、四日市工場などの家宅捜索を受け、元副工場長(70)に懲役2年、法人としての石原産業に罰金5000万円の判決が確定した。
四日市工場は昨年11月にもフェロシルトを埋めた愛知県瀬戸市内の2カ所に別の産廃を不法投棄したとして再び家宅捜索されており、今回の事件で家宅捜索を受けるのは4年連続。
◆誠実、真摯に対応
■石原産業の織田健造社長の話 捜査には誠実かつ真摯(しんし)に対応します。取引先、株主、周辺住民の皆さまにはご心配とご迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げます。
●石原産業捜索 「責任所在解明を」 不安と怒りの地元住民
2008年6月3日 読売新聞
石原産業四日市工場(四日市市)による化学物質「ホスゲン」無届け製造問題は2日、経済産業省の告発を受けた県警が化学兵器禁止法違反(無届け製造)容疑で同工場などを捜索し、刑事事件に発展した。再三、繰り返される「違法操業」に、地元住民からは「責任の所在を徹底的に解明してほしい」と、怒りの声が上がった。
同工場にはこの日、捜査員約25人が事務所や、ホスゲンを製造していたプラントを捜索、夜までかかって押収した書類を詰め込んだ段ボール箱を運び出した。
同工場は、フェロシルト不法投棄事件などで、警察の捜査を繰り返し受けていることから、同工場事務管理総括部の種橋和彦部長補佐は「これが最後になってほしい」と唇をかんだ。捜索終了後、本田敬夫副工場長は、住民や関係者に対し「ご心配とご迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げます」との織田健造社長名の謝罪文を読み上げ、深々と頭を下げた。
地元の塩浜地区連合自治会長、伊藤力さん(72)は「捜査では、違法行為の責任が誰にあるのか解明してほしい。地元説明会での『新しい会社になった』という言葉を信じたいが、長年にわたって不正が続けられていただけに不安が残る。会社側も、住民の不信感をなくすため、きちんと説明を続けてほしい」と話していた。
四日市市環境保全課は「市の指導にかかる水質汚濁防止法に基づく告発は、公訴時効が過ぎ、できなかったが、今後とも立ち入り検査や工場側に説明を求め、チェックを強化したい」と、厳しく指導していく考えを改めて示した。
一方、野呂昭彦知事は「違法行為に対しては、改めて強い憤りを感じる。違反が明らかになれば、法に基づいて厳しい措置を取る」とのコメントを出した。
コメント (
2
)
|
Trackback ( )