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てらまち・ねっと



 今年2月6日の朝日新聞県内版のコラム・「いきいきセカンドステージ」では、 「除草に革命 『紙マルチ』」として、除草剤を使わない稲作りで私が使っている紙のマルチを紹介した。
 マルチは、段ボールから再生して作る幅160センチ、長さ100メートルの巻きロール。
 2ヶ月ほどで土と区別がつかないようになり、いずれ土にかえる。
 専用の田植え機も10数年前から開発されている。

 私のところでは、手植えと機械植えと両方をやっている。
 先日7日は、大学を出た前後の若い人たちが手植えしてくれた。
 昨日は、機械植え。

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4軒の共同の
紙マルチ専用の田植機
の登場
まず、紙を引き出したら
水田の土に圧着、
苗を植え始める
    
(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


反対側まで行ったら Uターン
この日、幾分、水が多過ぎて、植えにくいようだ
  


紙ロールは、本体の真後ろの下に1本。これが紙を出していく。
機械の左右・両側では、補充用の1本ずつを携行。
水田のどこで紙がなくなっても、すぐに補充できる



Uターンしたらそのまま、また植える
苗も、その場で補充する
    


機械の植え残しは、どうしても出てくる
そこは、手植えする



機械で植え終わった2ヶ所の水田
    

先日の手植えの水田の植え終わり



以下、7日の手植え部分の写真を再掲するが、
稲の苗作りも載せたのでどうぞ
 ⇒ ◆無農薬稲作。紙マルチに手植え/品種は初霜

幅160cm、長さ100mの紙ロールを二人で広げる
通路として、足幅だけは間隔を空ける
    

両側から植える
1ロールに5条植えにしている。
だから、片側から「一人で3条」と「一人で2条」
    



以下は、2月のブログの再掲。

  ◆稲の紙マルチ栽培。有機農業・無農薬の米づくり。個人や趣味、教材向。三洋製紙・活性炭カミマルチ
   手植えの田植えの様子

  ◆稲の紙マルチ栽培。有機農業・無農薬での米づくり。専用田植機(三菱農機)。マルチ(三洋製紙)
   機械植えの田植えの様子

  ◆紙マルチの効果。水田の稲。畑のうりやカボチャ、やまいもなどの栽培
    植え付けてしばらく様子

  ◆水田の紙マルチで除草剤不要の楽な米作り、楽な農業。ウリ類やヤマイモにも紙マルチ
    3週間後の様子

 ● いきいきセカンドステージ
地域に軸足を移して暮らしを充実させたい熟年世代に発信するコラムです。園芸や有機農業に詳しい山県市議の寺町知正さん、「団塊の世代」の社会貢献や健康づくりを後押しするNPO理事長の中島幸雄さんが交代で執筆します

(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
  除草に革命 「紙マルチ」
   【寺町 知正さん】2008年02月06日

 かつて米作り農家の風物詩といえば、手作業の田植えと四つんばいになっての草取りだった。暑い時期の過酷な労働で腰を痛めることもあって嫌われた。
 私は子ども時代から経験した。成人して自分の意思で有機農業を始めた時も、やはり手押しの除草機と四つんばいの草取りだった。

 私は、小道具を自作して正確に1尺角に苗を植え、手押し除草機が縦と横に通れるようにした。その後、動力付き除草機を導入し、格段に楽になった。それでも、稲株の周りは手で除草しなければならなかった。

 時代は進み、再生紙で作った「紙マルチ」を水田の表面に広げながら苗を植えていく専用田植え機が開発された。約10年前に田植え機を友人らと共同で購入して使っている。何と楽チンなこと。いったん田植えをすませたら、欠株や異物、草があっても紙が破れるから田に入らない。田植えの後、草取りは夏のほんの補助的作業になった。

 この農法は田植え機がなくてもできる。

 紙マルチは幅160センチ、長さ100メートル、重さ約25キロのロールなので、2人で紙の左右を持って水田に広げ、両側から手で苗を植えれば良い。バックして紙を広げつつ植えることもできる。切って幅や長さを変えても使える。変形水田にも有効だ。無農薬稲作に挑んだり、グループで楽しんだりもでき、教材向きといえる。現在では紙マルチに種もみを着けて直まきする方法まである。

 この紙マルチは畑でも使える。
 
 私は6月中旬に田植えをする予定だが、4月から5月にする地域もあるので、今年からぜひ試してもらえるように早めに紹介させてもらった。
 次回は、桜の咲く頃に植えるヤマイモの簡易栽培のことに触れたい。



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