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てらまち・ねっと



 九州電力の玄海原発に関しての「やらせメール」問題で、九電幹部が作成した知事発言メモの概要が明らかになった

 県民参加の国・説明会の人選も仕組まれていたらしい。
      (考えてみるまでもなく、当然のことか・・・)

 県議への働きかけも示されているという。
      (知事は、再開に関して、「県議会の意見を重視する」旨をにおわせていたことが思い出される) 

 保安院の賛成呼びかけも含めて、あってはならないことが行われていた実態がますます示される。

 先に7月30日のブログで
   「この問題は、しばらくは、新たな事実がてでくると思うので」

 と書いたけど、そんな流れ。
   知事の今後も、原発再開問題も争点になるのだろう。

(2011年7月30日ブログ)⇒ ◆原子力安全・保安院の存在意義は/被ばく上限緩和要請/集会で賛成要請/まだ、続くか

(2011年7月8日ブログ)⇒  ◆原発・「ストレステスト」は当然のこと / 「やらせメール」は電力会社の体質では

(2011年7月31日ブログ)⇒ ◆佐賀県知事/やらせ誘発の依頼/玄海町長も/あちこちにウミ

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●九州電力:原発やらせメール 佐賀知事、県議に働きかけ要請 発言メモの概要判明
      毎日新聞 2011年8月6日 
 佐賀県の古川康知事が九州電力の「やらせメール」を誘発する発言をした問題で、九電幹部が作成した古川知事の発言メモの概要が九電関係者への取材で分かった。九電玄海原発(同県玄海町)2、3号機の運転再開に向け、九電に対し、支持者などを通じて自民党系県議に働きかけるように求め、国主催の県民向け説明番組には賛成意見の投稿を要請する内容になっている。

 メモなどによると、古川知事は「自民党系県議に選挙を通じて不安の声が寄せられていることから、支持者にいろいろなルートで働きかけるようにする」「運転再開容認の立場から番組にネットを通じ意見や質問を出す」の2点を求めた。

 また▽運転再開に向けた動きを丁寧にやっていくことが肝要▽番組出演者のうち1人は商工会議所専務理事を予定し、反対派は代表者選抜が難しいので普通の参加者を選ぶことになる▽危惧される国側のリスクは菅総理の言動--など具体的な内容が記されていた。

 古川知事と九電の前副社長ら幹部3人は番組放映5日前の6月21日、佐賀市の知事公舎で面談。その際、知事は「経済界からも賛成意見を出してほしい」と伝えた。九電側は前副社長が同席した佐賀支社長にメモ作成を指示。メモは原子力本部に渡り、社員約100人に送ったメールに添付する形で広がった。

 古川知事は面談での発言について「やらせメールを要請した事実はない」と否定し、九電の眞部利應(まなべとしお)社長も「やらせは知事の発言が引き金ではなく、不正確な文書の作成が誤解を与えた」と擁護している。今回判明したメモは県議への働きかけや番組参加者の選定など、具体的なことから、古川知事の原発再稼働への積極姿勢を浮き彫りにする形となった。【石戸久代、福永方人】

 ◇知事「根拠は?」
 佐賀県の古川康知事は6日午前、同県唐津市で開かれた講演後、報道陣に対し、発言の事実関係について「何を根拠におっしゃっているのかわからない」とのみ答えて車に乗り込んだ。知事は2日の会見で、九電で作成された発言メモについて「見ていない」と話していた。

●佐賀知事 「県議に働き掛けを」 玄海原発再開 九電メモ、事実と一致部分も
       西日本 2011年8月7日 01:56
 九州電力の玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働をめぐる「やらせメール」問題で、九電幹部が作成した古川康・佐賀県知事の発言メモの概要が6日、明らかになった。「脱原発」を掲げる菅直人首相の存在が再稼働のリスクになるとの見方や、原発の緊急安全対策について国際原子力機関(IAEA)に評価してもらうように国に求めていることなどを明記。メモ通りであれば中立を求められる知事の政治姿勢が厳しく問われそうだ。

 古川知事は番組放送5日前の6月21日、当時の副社長ら九電幹部と佐賀市の知事公舎で面談。その際の知事発言を、同席した佐賀支店長(現・佐賀支社長)がメモで残していた。メモは22日に九電社内にメール配信された直後、削除要請があったという。

 関係者によると、メモはA4判2枚で「古川知事の発言のみ記載」として箇条書き。国にIAEAから国の緊急安全対策を評価する談話を出してもらうよう進言したことや、原発再稼働に向けた国側のリスクが菅首相とみているなどの記述があった。

 さらに、「九電へのお願い」として、6月26日の国の説明番組への再稼働容認の投稿に加え、県議への働き掛けも要請。最大会派の自民党系県議が運転再開に理解を示す一方、支持者から原発への不安の声を受けていると指摘した上で「いろいろなルートで働き掛けるために支持者にお願いしてほしい」と求めた。

 九電は6日、こうしたメモの概要について「当社にある古川知事との面談メモと異なるものではない」(社長室)と認めるコメントを発表した。

 一方、古川知事は同日午前、同県唐津市内で記者団に、県議への働き掛け要請などについて「何を根拠に言っているのか分からない」と説明を拒否。古川知事は7日未明、佐賀市内で記者団に「9日の県議会特別委員会できちんと説明したい」と話した。=2011/08/07付 西日本新聞朝刊=

●「出演者、経済界一人だけ」九電の知事発言メモに
         (2011年8月6日 読売新聞)
 九電の「やらせメール」問題で、大坪佐賀支店長(当時)がまとめた古川知事の発言メモでは、「説明番組の出演者のうち、1人しか経済界の人間がいない」などと県民代表の構成についても触れていたことが5日、九電関係者への取材でわかった。

 メモには「再起動のためには、自民党県議団の理解を得る必要がある」とも書かれており、第三者委員会は、さらに調査を進める。

 6月26日の国主催の説明番組には、主婦や農業、大学生ら7人が県民代表として出演したが、経済界からは佐賀商工会議所専務理事だけだった。メモには、代表の人選の経緯やこれに対する評価も書かれており、経済界出身者の参加者が1人しかいないことを踏まえ、経済界から声を出していくべきだと訴えていた。

●佐賀知事発言の九電メモ克明、未公表事実も多数
     (2011年8月7日 読売新聞)
 九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の再稼働を巡る「やらせメール」問題で、佐賀県の古川康知事と面談した九電幹部が作成した知事発言メモの概要が6日、わかった。この中には、6月21日の面談当時は未公表で、しかも関係者しか知り得ない事実が多く含まれ、その信ぴょう性が高まっている。知事の“本音”ともとれるメモは、どこまで真実なのか――。渦中の知事は6日、報道陣の問いかけにほとんど応じず、9日の県議会で説明するとしている。

 6月26日に行われた国主催の説明番組に参加した県民代表は、当日まで非公表だった。だが、メモには、人選経過が赤裸々につづられている。

 <1人は商工会議所の専務理事を予定している>との言葉通り、名指しされた専務理事は、5日後の番組に参加した。

 <反対派も1人入れようかと考えたが、選抜が難しいとのこと。残りは普通の参加者を選ぶことになるだろう>と、まるで県が主催者として人選しているかのような発言も。結局、反対派は参加要請を断り、参加者は女子大学生や主婦、農業男性らとなった。

 <長崎大の放射線医学の専門家に同席してもらう>との内容も実現した。

 参加要請を受けたという反原発市民団体の杉野ちせ子さん(59)は「県民が信じた知事が、裏では九電と一緒になって再稼働に向けて突っ走っていたとしたら完全な裏切り行為。全てが信用できなくなる」と強い不信感を示した。

●九電:副社長が知事の意向くむ 佐賀支社長「配信に驚愕」
         2011年8月7日 12時33分 更新:8月7日 13時27分
 九州電力の「やらせメール」を誘発した佐賀県の古川康知事の発言メモが社内に添付メールとして回ったのは、原子力担当の段上守副社長(当時)の指示だったことが、九電関係者への取材で分かった。メモを作成した佐賀支社長は知事との会談の備忘録として作り、副社長側に渡したと証言しているといい、副社長が社員らのやらせを後押しするため知事の意向を受ける形で知事の発言を利用したとみられる。

 関係者によると、副社長は佐賀支社長ら幹部3人で6月21日に知事と会談した後、内容をメモにするよう支社長に指示。支社長は同日中にA4判2枚にまとめ、副社長の秘書にメールで送った。その後、副社長が部下の担当部長にメモを回し、課長級社員がメールに添付して原子力部門の約100人に配信された。

 一方、佐賀支社長は「副社長から『メモを作ってね』と言われ、副社長の個人的な備忘録として作ったので、原子力部門で共有化されたと聞いた時は驚愕(きょうがく)した」と話しているという。

 また佐賀支社長は、知事から「原発の再稼働を容認する意見を出していくことも必要だ」との趣旨の発言について、会談の前にも「何回か聞いていた」と説明。一方で、知事の発言の意図については「九電が自ら意見を出せとか、社員を使って賛成意見を出せというようには受け取っていない。メモは発言内容を簡潔にしてしまい、不正確で誤解を生じさせるような文言になっている」と釈明しているという。【竹花周、小原擁】

●「リスクは菅総理の言動」“佐賀知事発言メモ”
     テレ朝 (08/07 00:31)
 玄海原発の運転再開に絡むやらせメール問題で、九州電力側が作成した古川知事の発言メモに、「危惧されるのは菅総理の言動」と記されていたことが分かりました。

 ANNは、玄海原発の運転再開をめぐる説明番組の5日前に当時の副社長らと佐賀県の古川知事が会談した後、九電側がまとめた知事の発言メモを入手しました。懸念する材料として、「全国知事会で菅総理が原発の運転再開に向けたメッセージを読むことになっていたが、その場になって読み上げてくれなかった」「総理の言動でスケジュールが遅れることが心配」などと発言したと記されています。

 また、「自民党系の県議は運転再開の必要性を分かっている。さまざまなルートで議員に働きかけるよう支持者に依頼してほしい」とも述べています。これについて、九州電力は「知事の発言とメモの内容には食い違いがあり、第三者委員会に調査を委ねている」としています。

●古川知事「県議に働きかけを」 九電メモに記載
             佐賀新聞 2011年08月07日更新
 玄海原発(佐賀県東松浦郡玄海町)の国主催による県民向け説明番組をめぐる九州電力の「やらせメール」問題で、九電が作成した古川康佐賀県知事との面会発言メモに、知事が玄海2、3号機の再稼働に向けて自民党県議に働き掛けるよう九電側に求めた記載があることが6日、関係者などへの取材で分かった。

番組当日まで公表されていなかった出演者についても7人のうち1人の役職を挙げ、九電側に事前に伝えたことになっている。メモの内容は、九電の第三者委員会が事実関係を調べている。内容が事実とすれば、未公開情報を教えた上で、再稼働に誘導する動きを依頼していたことになる。

 古川知事は同日午前、唐津市鎮西町での公務後、事実関係について「何を根拠に言っているのか分からない」とだけ述べた。県危機管理・広報課は午後、「9日の県議会特別委員会できちんと説明したいというのが知事の意向。それまではコメントできない」と説明した。

   関係者によると、メモは知事の言葉として、自民党県議は発電再開の必要性に理解を示しているが、支持者から寄せられた不安の声を受けて発言していると指摘。いろんなルートを使って議員に働き掛けることを支持者に依頼するよう具体的に書かれているという。自民党は県議会(定数38)の最大会派(29人)で、議会の動向を大きく左右する。

 これまで面会では、知事が「経済界にある再稼働容認の意見を出すことも必要。出し方としてネットやメールもある」と九電幹部に話したことが明らかになっている。メモには「経済界」という表記はないが、同様の趣旨の記載があるという。

 番組出演予定者については、商工会議所専務理事を挙げ、反対派の代表は調整が難しく、一般の県民になる見通しを示していた。当時、知事は「国主催」を理由に、県が番組内容にかかわっていないと説明していた。

   さらに、知事は再稼働に向け「危惧される国側のリスクは菅総理の言動」と首相の言動次第で遅れる懸念も示しているほか、国際原子力機関(IAEA)に緊急安全対策の評価談話を出してもらうよう説得工作を国に進言したことも触れられているという。

   古川知事は番組放送5日前の6月21日朝、当時の副社長ら九電幹部3人と知事公舎で面会。同席した大坪潔晴佐賀支店長(現支社長)が知事発言をメモに残していた。メモは原子力本部にわたり、番組への投稿を呼びかけるメールに添付されて社員約100人に送られた。メモはA4判サイズ2枚分という。

   古川知事は7月30日と8月2日の会見で「やらせメールを要請した事実はない」と否定、九電のメモについては「見ていない」と答えている。

●知事発言メモ「事実なら責任問題」 県議会側も憤り
      2011年08月07日更新
 「いろいろなルートで県議の支持者に働きかけてほしい-」。九州電力の「やらせメール」問題の引き金になった可能性が指摘される古川康知事の発言メモに、議会工作の指示と受け取れる内容が書かれていることが6日、明らかになった。県議からは「本当にそんに露骨な要請をしたのか」という驚きの一方、知事を支えてきた自民県議からも「メモの内容が事実なら、責任問題だろう」と厳しい声が上がった。
 
過去に例がない全員参加の特別委員会を立ち上げ、玄海原発の再稼働問題を審議してきた県議会。民主党の内川修治議員は「ここまで具体的に指示し、介入した話が事実なら、ひどすぎる話だ。議会にも県民にも失礼な話で弁解の余地はない」と批判した。

 九電佐賀支店長(現支社長)が書いたメモが真実味を帯びているのは、県民説明番組の出演者など一部の人しか知らない情報が書き込まれている点。社民党の徳光清孝議員は「信憑(しんぴょう)性があると思う。知事が九電側に重要な情報を流し、再稼働に向けて相談していたのでは」と指摘する。

 これまでの議会で、知事は「安全性を第一に、中立な立場で判断したい」と繰り返したが、その根幹が揺らいでいる。共産党の武藤明美議員は「事実なら大問題。知事は中立を装いながら、再稼働に向けた中心人物として“確信犯”的な行動を取っていたといえる」と批判した。

 県議会与党として古川知事を支えてきた自民党も戸惑いを隠さない。石丸博県議団会長は「次から次に問題が出てくる。当面は成り行きを見極めないと、自民党としての判断は難しい」と話す。

 取材に応じた県議はいずれも九電からの働き掛けについて「なかった」と否定しており、「事実関係は、知事が話しているように第三者委員会の判断を待つしかない」と繰り返した。「疑惑は信じたくない」と話す自民の中堅県議は「第三者委員会に身を委ねる以上、その結論次第では、最悪のこと(引責辞任)も考えなければならないだろう」と心配した。
 
古川知事はこの日、コメントは出さず、9日の県議会特別委員会で説明する意向。知事公舎前には夜遅くまで取材陣が帰りを待ち構えたが、姿は見せなかった。

●自民県議「事実なら失礼」 知事メモ
      朝日 2011年08月07日
 九州電力のやらせメール問題を巡り、九電幹部が作成した「知事発言メモ」の中で、古川康知事が「自民党系県議にいろいろなルートで(再起動の必要性を)働きかけるよう支持者にお願いしてほしい」と九電側に要請したという疑惑が浮上した。県政与党として古川知事を支える自民党県議は「発言が事実なら大変失礼な行為」と反発。9日の県議会原子力安全対策等特別委で、知事の詳しい説明を求める声が相次いだ。

 自民党議員団会長の石丸博議員は「知事が九電にそういうお願いをしていたとは」と、メモの内容に驚いた。だが、再起動について九電や支持者からの働きかけは「なかった」という。

 同党県連幹事長の伊東猛彦議員も、九電や支持者からの働きかけは否定。「あの時期に当事者の九電と面会したのは不適切で、県民に疑義を生じさせた。9日の特別委で、どういう言葉を発したのか明らかにしてほしい」と話した。

 現職最多の当選7回を数える同党の篠塚周城議員は「事実であれば、特別委で真剣に議論している議会に対して失礼な行為」と指摘。「9日の特別委では、『第三者委に委ねている』と避けずに、知事はきちんと説明すべきだ」と話す。(上山崎雅泰、岩田正洋)

●「やらせ」問題の知事発言に抗議 佐賀市内をデモ行進
       佐賀 2011年08月05日更新
 九州電力の「やらせメール」につながった可能性が指摘される古川康佐賀県知事の発言問題を受け、県原発問題対策協議会などは5日、佐賀市の中心街で知事発言に抗議するデモ行進をした。脱原発を訴えるとともに、知事公舎での知事と九電幹部の面会について全容解明を求めた。

 同協議会などが呼び掛け、20人が参加。横断幕を手に、佐賀玉屋前から県庁まで約1キロを行進した。参加者は玄海原発1号機の廃炉や2、3号機の再稼働阻止のほか、「国や県ぐるみの世論操作は許さない」「古川知事は県民に謝罪を」などと声を上げた。

   デモ行進後、県庁北側のくすかぜ広場でリレートークを開き、脱原発への思いを訴えた。

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昨日から、今年第2回目の「議員と市民の勉強会」。名古屋泊。
今回のテーマは《決算審査を使いこなし予算へつなぐ~決算は政策の事後評価》。参加者に「課題」として指定しておいたデータや資料も集計。講座のスケジュールの内容は⇒◆「議員と市民の勉強会⇒http://t.co/TlEOWFG
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