毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと



 「和牛オーナー商法」というのがあって、煙たいなぁとみていた。
 実際に、牛も多数いて、牧場もあちこちにあったらしい。
   その点は、上手だと思っていた。

 先日、破たんして、巨額な資金を出していた債権者らへの説明会も開かれている。

 破たんの原因について、宮崎での口蹄疫や原発事故が追い打ちとも言われているらしい。
  「狂牛病BSE問題や口蹄疫、生肉レバーの問題などがあり牛肉に関連するビジネスには厳しい状況が続いていたが、最終的には、福島原発の事故の影響が追いうちになったと見られている。」(企業法務ナビ)

  でも、やっぱり怪しい。
 ひょんなのは、民主党の海江田経産相が過去にこの商法を宣伝していたことが問題化。
 自らオーナーとして、
  「『リスクはゼロ』『安全有利』 海江田経産相が安愚楽投資を『勧誘』」 (www.j-cast)

 ともかく、全国安愚楽牧場被害対策弁護団の紀藤正樹団長は、
   「会社側の話を聞く限り、口蹄疫の発生前から事実上の自転車操業に陥っていたとみられる。発生後の資金集めは詐欺的要素が強い」(産経)
 としているらしい。

 「かつて和牛預託商法として、詐欺も横行して社会問題となった。最後は『安愚楽牧場』『ふるさと共済牧場』の2社だけが生き残った。しかし、97年には安愚楽1社だけになった。どのような経営をしていたのか、真相はまったくの謎。」( YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア))
 という。

 「資金がまわり続けている」限りは大丈夫かもしれないが、
 ともかく、飛びつかせるがうまい人がいるものだ。
 真相の解明が待たれる。
    今日は、そんなあたりの記録。

人気ブログランキング = 今、4位あたり
 ★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←

 ★パソコンは こちらをクリックしてください →→←←このワン・クリックだけで10点
●安愚楽牧場経営破綻
         企業法務ナビ 企業記事投稿日:2011-08-23 18:16:29 破産の経緯
 テレビCMなどでも有名な栃木県那須にある安愚楽牧場が今月、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請し破たんした。狂牛病BSE問題や口蹄疫、生肉レバーの問題などがあり牛肉に関連するビジネスには厳しい状況が続いていたが、最終的には、福島原発の事故の影響が追いうちになったと見られている。

「和牛オーナー商法」とは
 繁殖牛のオーナーを募集し、生まれた仔牛を買い取るシステムで資金を調達するシステム。同社ホームページでは、売買・飼養委託契約金として100万円(4年契約)を同社に支払えば、年1回、3万8000円の配当が得られるしている。高利回り金融商品として会員数を集め、オーナー数は7万人にまでのぼっていた。
 
債権計画、消費者の救済は?
 再建計画は、全国に40ある牧場の数や飼育している和牛の数をも減らし事業を縮小する。また、人員削減も行う。また、東京電力への賠償も検討している。一方で、消費者の救済については、債権者説明会を行い、消費者への理解を求めている状況だ。

総評
 今回の安愚楽牧場の経営破綻は、福島の原発事故が直接の原因との見方がある。その一方で、当初負債総額が630億円とされていたのが、オーナーらへの和牛買い取り費用4000億円が、突浮上したこともあり、その経営やオーナー制度の不透明さを疑問視する声が多々ある。

 東京第二弁護士会に所属する紀藤正樹弁護士は、違法な勧誘が行われていた可能性があるとして消費者庁に行政処分などを求め、「5000億円以上の被害規模が確実な情勢で、豊田商事事件を上回る戦後最大の消費者被害となる」とブログなどで発言している。ただ、ある出資者の男性は「これまでは配当も滞りなく楽しい思いもさせてもらった」などといった声もあり、その経営手法をめぐっては解明が求められる。


●「口蹄疫、原発が原因」 安愚楽牧場、社長が債権者に謝罪
            産経 2011.8.19 19:25
 「安愚楽牧場」の説明会に向かう債権者ら=19日午後、東京・墨田区の両国国技館(大西史朗撮影)
 和牛オーナー制度が行き詰まり、民事再生法の適用を申請した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)が19日、都内で債権者への説明会を開き、三ケ尻久美子社長が「(宮崎県の)口蹄疫の発生や福島第1原発の事故でオーナーの解約が相次ぎ、資金繰りが急激に悪化した。おわびする」と謝罪した。説明会は17日の神戸市に続いて2回目。

 全国安愚楽牧場被害対策弁護団の紀藤正樹団長は説明会後、「会社側の話を聞く限り、口蹄疫の発生前から事実上の自転車操業に陥っていたとみられる。発生後の資金集めは詐欺的要素が強い」と指摘。全国弁護団による債権者説明会を9月1日に都内で開くことを明らかにした。

 民事再生手続きの申立書によると、負債総額は約4330億円。大部分は全国の出資者(7万3356人)への負債で計約4207億円に上る。


●県内オーナー よぎる「解約」踏み切れず
         下野 (8月20日 05:00)
 「あんなにたくさんのお金はどこへ行ったの」。19日に両国国技館で開かれた安愚楽牧場の債権者説明会。マス席で代理人弁護士の説明を聞いた県北の主婦(57)は、深いため息をついた。同牧場が和牛オーナー約7万3千人から集めた出資金は約4200億円。「新たな出資金を支払いに使う自転車操業だったんでしょうね」

 主婦は約5年前、知り合いに勧められ、オーナーになった。それまでに他の「和牛預託商法」の会社が相次ぎ破綻したが、安愚楽は残っていた。「残るってことは出資しても安全ということかな」。老後に備え長年ためた数百万円を投じた。

 契約時、3万円の商品券や季節の高級果物をプレゼントされた。1年後、元金の2・5%に当たる配当を手にした。銀行よりもはるかに高利回りだ。年1回確実に入る配当金。今の出資額は当初の2倍以上に増え、500万円を超えている。

 「配当金やプレゼントは、やっぱりうれしかった」と主婦。が、どこか安愚楽の経営の危うさも感じていた。毎月送られてくる出資勧誘チラシでは配当率が徐々に上昇。「経営が厳しいから率を上げて、資金調達しているのかな」

 今年初め、安愚楽が口蹄疫問題の悪影響を受けていること知り、解約を検討した。その後届いた同社の文書は、業績が持ち直しつつあると強調していたという。解約を思いとどまった。そして経営破綻。主婦は訴える。

 「損害は自己責任。でも、正しい情報は伝えられたのか…」

●安愚楽牧場関係の相談殺到 相談者の契約額平均1千万円
             朝日 2011年8月18日23時54分
 「和牛オーナー制度」が行き詰まり、民事再生法の適用を申請した安愚楽(あぐら)牧場(本社・栃木県)に関する相談が急増している。国民生活センターの18日のまとめでは、経営状況の悪化が報じられた8月に入ってから、全国の消費生活センターに寄せられた相談は734件。相談者の契約金額は平均1067万円だった。

 安愚楽牧場に関する相談は2006年度以降に926件あり、今年8月分だけで8割を占める。多くが「経営が傾いていると聞いたが、どうしたらよいか」などの不安の声だ。なかには1億円以上にのぼる契約をした人もいたという。

 「全国安愚楽牧場被害対策弁護団」(団長・紀藤正樹弁護士)では、電話相談(03・3261・3026/平日午前11時~午後4時)も受け付けている。国民生活センターは「全国の消費生活センターでも被害弁護団の情報は把握しているので、問い合わせてほしい」と呼びかけている。

 19日には、東京・両国国技館で午後1時と午後6時の2回、同社の債権者説明会が開かれる。

●安愚楽牧場の出資者の最高額は1人3億円
         YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)2011年08月22日 15時35分 | 最上級を刺激する総合情報サイト
 安愚楽牧場(本社・栃木県那須町、三ヶ尻久美子社長)のオーナー出資者約7万人の中に、1億円以上の出資者は135人いることが、東京商工リサーチの調査でわかった。また一人で最高の出資額は3億500万円だった。1人当たり債権額平均は574万円だった。 

 全出資者は7万3356人、債権額は総額4207億6700万円になる。そのうちの135人が1億円超となった。

 都道府県別では東京都が1万1740人(債権総額744億7900万円)で最多。地区別では関東地区(3万8636人、債権総額2283億8100万円)が最多で会員債権者数、会員債権額でも過半数を占めた。

 会員債権総額をオーナー会員数で割ると1人当たりの平均額は574万円。また、会員債権者の金額レンジ別では1000万円未満が6万1980人(構成比84.4%)と大多数を占めた。

 ◆都道府県別の債権者数
1 東京都 1万1740人(16.0%)
2 神奈川県 9103人(12.4%)
3 埼玉県 6341人(8.6%)

 ●「リスクはゼロ」「安全有利」 海江田経産相が安愚楽投資を「勧誘」
       www.j-cast 2011/8/22 19:31
原発問題で注目を浴びる海江田万里経済産業相が、民事再生法の適用を申請した安愚楽(あぐら)牧場(栃木県)のオーナー制度を勧誘するともとれる記事を書いていたことが明らかになった。

経済評論家だった1990年代初頭、当時の複数の連載コラムで安愚楽牧場のオーナー制度を紹介。自らが肉牛のオーナーだったことを明かした上で、「『それならひとつ会員になってみようか』と思った人は~」と、申し込み方法を紹介している。

制度が行き詰まった安愚楽牧場の出資者は7万3000人以上、債権額は4200億円以上にのぼる。「広告塔として被害を拡大させた」との批判も出そうだ。

牛のオーナー制度はリスクが低いとの議論を展開

海江田氏は連載の中で安愚楽牧場について取り上げていた 「AERA」2011年8月28日号が「『広告塔』は海江田経産相」と題して掲載した記事によると、海江田氏は少なくとも3本の記事で安愚楽牧場について取り上げている。実際にこの3本の記事の中身を確認してみると、いずれも、高配当で比較的リスクが少ないことを強調したものだった。

例えば、「サンデー毎日」1990年7月22日号では、「モーモー牛さんも財テクの対象に」と題して、海江田氏本人の署名入りで、債権者集会で謝罪を続ける立場になってしまった三ヶ尻久美子社長の、社長就任披露パーティーの様子を細かく紹介した記事を書いている。その中で、

「実は私もこの牛のオーナーになっているのです」
ともカミングアウト。記事の途中には「平均10%の利回りで」という見出しも入り、利回りの高さを強調した。記事本文でも「財テクとしての利回りもまずますだと思いますが」と、オーナー制度を評価している。また、3つある会員コースの内容を紹介した後は、

「『それならひとつ会員になってみようか』と思った人は安愚楽共済牧場の預託事業センター(編注: 当時の記事には電話番号を記載)へ」
と、ご丁寧にも電話番号まで書いて申し込みの方法を紹介している。

また、「SAPIO」90年8月23日号では、

「10%配当に加えて新巻き鮭1尾!なかなか捨てがたい『和牛オーナーシステム』」
と題して、海江田氏が和牛のオーナーシステムと、競馬の共同馬主制度を対比する形で紹介。

「先ほどの牛のオーナーシステムは配当が決まっている確定利回りなのに対して、こちらの共同馬主のほうは配当が不定」
「牛のローリスク・ミドルリターンと、馬のハイリスク・ハイリターン、あなたはどちらを選びますか」
と、牛のオーナー制度はリスクが低いとの議論を展開している。この記事では、前出の3コースの内容を表にして分かりやすく説明している。

「保険でしっかり保障され、約束通りの金額が支払われます」
これら2つの記事から2年後に書かれた記事では、さらに「勧誘口調」が強くなっている。「女性セブン」92年7月2日号では、見出しに、

「貯金より有利な和牛オーナー制度のうまみ点検! 2年で年利6%、4年で9%にプラスαもある」
とうたい、リード文では

「夢があって安全有利なら申し分ない」
との記述も。オーナーに利益が還元される仕組みを説明する中では、

「この利益は利息とは異なり、年間20万円以下は申告不要ですから実質的に非課税貯蓄と同じです。しかも、この利益は申し込み時に確定していて、リスクはゼロ。たとえ、参加期間中に牛が事故や病気などで死亡してしまっても保険でしっかり保障され、約束通りの金額が支払われます」
と、「リスクはゼロ」とまで言い切っている。また、「SAPIO」同様、申し込み方法も紹介されている。

もっとも、海江田氏は前出のサンデー毎日の記事で、

「もちろんこの手のオーナー制度は銀行や郵便局の預貯金とは違いますから、法律で配当や元金が保障されているわけではありません」
「もし、この会社が何らかのアクシデントに見舞われて倒産してしまったら、配当や元金はどうなるのか、その辺りも自分自身でよく確かめてから決めてください」
と、一応の注意喚起はしている。だが、この程度の注意喚起では「広告塔」との批判は避けられそうもなく、民主党代表選出馬にも影響を与えそうだ。


●倒産危機の安愚楽牧場、女社長の正体は?
     YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア) 2011年08月04日
 負債618億円を背負い倒産の危機にある安愚楽牧場。高配当をうたい、TVCM、新聞広告などで約3万人の出資者を集め、和牛預託商法と言われる企業では唯一生き残り成功モデルとも言われてきた。しかし、その内実は火の車だった。同社を仕切ってきたのが女社長・三ヶ尻久美子氏。経歴も定かではなく、表に出てこないが、その一端が伝わってきた。

堅実経営?
安愚楽牧場の東京オフィス。張り紙が貼られ、
人気もなかった 「わたしは移動には飛行機は使いません。節約のため全部電車です」

 一昨年に横浜市内で行われた安愚楽牧場主催のパーティーで、同社の三ヶ尻久美子社長が200人以上の出資者を前にして語ったのだという。出席者の一人は「これだけしっかりした方が社長なら、安心だ」との思いを強くしたそうだ。

 三ケ尻社長は、「前社長だった夫の跡を受けた」(ある出資者)という話もあるが、まったくその経歴は表には出ていない。出資者の目には「出資者を大切にする利発そうな経営者」と映ったそうだ。

 こうした出資者をつなぎとめるためのパーティーは、何年かに1度は行われていたそうで、出資者は要望を出したり、「株主総会」「懇親会」のような場でもあったそうだ。三ケ尻社長は出資者を邪険に扱うことなく、意見や要望には謙虚に耳を傾けていたという。

 しかし、パーティー開催は一昨年が最後だったという。昨年は一転して、宮崎県の口蹄疫問題、そして今年は東京電力の福島第一原発事故にも見舞われて、負債は618億円にまで拡大し、取引を停止し見動きが取れない状態になってしまっていた。

 それだけに出資者たちは「信じられない」「裏切られた」という思いを強めている。
・・・・
 2000万円を出資して、さらに東京電力の株も保有していたそうだ。「もう震災で、こんなことになって…」と落胆していた。

 男性は8年前に投資をスタートし、5%以上の利回りがあったことから決断。配当が高かったために満足していたのだという。ただ、2週間前に約8%の利回りで、新規募集の通知が送られてきたのだという。

 「(利回りも高いので)これはおかしいなと思ったんですよね」。その予感は当たっていた。しかし、もうどうすることもできなかった。

 かつて和牛預託商法として、詐欺も横行して社会問題となった。最後は「安愚楽牧場」「ふるさと共済牧場」の2社だけが生き残った。しかし、97年には安愚楽1社だけになった。どのような経営をしていたのか、真相はまったくの謎。現在は、弁護士が資産を算定中で、近く今後についての発表がある見通し。

 中には1億円などという出資者も他メディアに登場しているが、高配当とは、こうした破たんリスクを織り込んでいるからこその高配当なのだと、再認識させられる一件だ。

●安愚楽、神戸で債権者説明会 三ヶ尻社長が「私財も処分」
         下野 (8月18日 05:00)
 民事再生法の適用を申請した黒毛和牛生産の安愚楽牧場27 件(那須塩原市埼玉)は17日、神戸市で初の債権者説明会を開いた。同社の和牛オーナー制度への出資者は全国約7万3千人に上る。説明会で三ヶ尻久美子社長は「皆さまのご理解に背く形になり、おわび申し上げます」と涙ながらに陳謝し、私財を処分して債権者への弁済に当てることを明言。同社代理人弁護士は会社の全資産を売却し、債務弁済する方針を示した。

 説明会は「グリーンアリーナ神戸」で午前と午後の2回に分けて行われ、関西のオーナーを中心に計約900人が出席した。

 午前の出席者によると、三ヶ尻社長は「昨年の口蹄疫問題が落ち着いたと思った直後、福島第1原発事故の影響で和牛の放牧制限や出荷停止を余儀なくされた。併せて既存オーナーの解約が相次ぎ、資金繰りが急激に悪化した。一企業の努力ではいかんともし難くなった」などと経緯を説明した。

 民事再生手続きの申立書によると、負債額は約4330億円。大部分は出資者に対する負債で約4200億円となっている。

 代理人弁護士は今後の弁済方針について、全事業の第三者への譲渡の可能性を探るとしたほか、早ければ半年後に固まる再生計画に賛同した出資者に対し、保有する和牛の売却代金を均等割りして支払うとした。ただ全額弁済は不可能との見方を示した。

 出資金がいくら戻るかの配当率に関し、代理人弁護士は「(資産などの)調査が終わっておらず断定的なことはいえない」とした。民事再生法を選択した理由を「オーナーの財産維持に直結する牛の生命を守ることを最優先した。事業を譲渡されたスポンサーがその事業を継続する考え方」などと述べた。

 債権者の質問に答え、代理人弁護士は「(スポンサーが見つかったとして)オーナー制度をそのまま継承することは難しい」「国や東京電力との具体的な損害賠償交渉を始めたい」などとした。

 説明会は19日にも東京都内で開かれる。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )




08:32 from web
民主党の代表選が混とんとしている。候補者らの「小沢詣」にはうんざり。ともかく「原発」への政策の方向から見極めてみたいと、情報に注意している⇒◆「かすみ始めた『脱原発』」(22日毎日新聞コラム)/民主党の原発推進派議員らの一部の名簿・・⇒http://t.co/VY5z1m6
by teramachitomo on Twitter

コメント ( 0 ) | Trackback ( )