管総理の退陣で、一気に加速した民主党代表選。
とはいっても、週明けに決まるらしい。
小沢一郎が辞表を出した海江田経産省を推すことにしたと報道されている。
どこまでも、権勢の維持に頑張る小沢氏を疑う。
今朝のニュースのコメンテーターは、
「田中角栄や金丸は、人材を育てたが、小沢は育てて来なかったことが大きな違い」
とコメントしていた。
なお、昨日の管総理の退陣表明に関して、マスコミからコメントを求められた。
「管氏が『市民運動』という特徴」と、しきりに誘導されたけど、そこはきっちりと、線引きし、念押しして答えた。
要点は、昨年の就任早々の参議院選挙前に消費税増税を挙げて惨敗、
衆参のねじれを自ら作ってしまったという政治家としての資質の問題、
国民の意識とかけ離れた姿勢の問題、これらで大減点
結果として、その後、法案などが通らず、やりたいことができなくなってしまった、
同様な結果としての震災対応への稚拙、
ただ、3月の原発事故を教訓に「脱原発」を明確にしたのは管しかできなかったからそこは評価、
・・・・・
というようなこと。
今朝の紙面に一部が出ていた。
ところで、原発事故に起因する放射能の現況が明らかになりつつある。
今日は、そのデータの一部を見ておく。
まず、今年5月に公表された原発から80キロ圏についての調査。
「文部科学省及び米国DOEによる航空機モニタリングの結果」のデータにリンクし、図を見る。
次に、「福島第一放出セシウム137 広島原爆168個分」などについての報道と、
その数値を試算した保安院のデータにリンクしておく。
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●文部科学省及び米国DOEによる航空機モニタリングの結果
平成23年5月6日
福島第一原子力発電所から80㎞圏内のセシウム134,137の地表面への蓄積量の合計
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/00/dadc700f37e657c47ff0c72786ac4d55.png)
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●福島第一放出セシウム137 広島原爆168個分
東京 2011年8月25日 07時08分
政府が、東京電力福島第一原発の1~3号機事故と、一九四五年の広島への原爆投下で、それぞれ大気中に飛散した放射性物質の核種ごとの試算値をまとめ、衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会に提出していたことが分かった。半減期が約三十年と長く、食品や土壌への深刻な汚染を引き起こすセシウム137の放出量を単純比較すると、福島第一原発からの放出量は広島原爆一六八・五個分に相当する。
福島第一原発事故は今年六月の国際原子力機関(IAEA)閣僚会議に対する日本政府報告書、広島原爆については「原子放射線の影響に関する国連科学委員会二〇〇〇年報告」を基に試算されている。
セシウム137の放出量は、福島第一原発1~3号機が一万五〇〇〇テラベクレル(テラは一兆)、広島原爆が八九テラベクレル。このほかの主な核種では、福島事故で大量に飛散したヨウ素131(半減期約八日)は、福島が一六万テラベクレル、広島が六万三〇〇〇テラベクレルで、福島は広島原爆約二・五個分。半減期が約二十八年と長く、内部被ばくの原因となるストロンチウム90が、福島が一四〇テラベクレル、広島が五八テラベクレルで、広島原爆約二・四個分となる。
ただ、政府は特別委に対し、福島事故と広島原爆との比較自体には「原子爆弾は爆風、熱線、中性子線を放出し、大量の殺傷、破壊に至らしめるもの。放射性物質の放出量で単純に比較することは合理的ではない」と否定的な考えを示している。
試算値は川内博史衆院科学技術・イノベーション推進特別委員長が八月九日の同委員会で「広島型原爆の何発分かを政府として正確に出してほしい」と要求していた。
(東京新聞)
●原発事故のセシウム137、広島原爆168個分
(2011年8月26日21時17分 読売新聞)
東京電力福島第一原子力発電所の事故で1~3号機から大気中に放出された放射性物質のうち、セシウム137の量は、広島に投下された原爆の約168個分だったことが分かった。
経済産業省原子力安全・保安院が26日、試算値を公表した。
保安院の試算は、国会の求めに応じてまとめたもの。原発事故による放出量は国際原子力機関に提出した政府報告書から、原爆による放出量は国連科学委員会の資料をもとに、核種ごとに試算した。セシウム137は原発事故では1万5000テラ・ベクレル(テラは1兆)、原爆は89テラ・ベクレル。ヨウ素131は原発事故では16万テラ・ベクレルで、原爆の6万3000テラ・ベクレルの約2・5倍だった。
保安院は「原爆による影響と発電所の事故は、単純比較できない」と話している。
●原発事故の放出セシウム、原爆の168倍 保安院公表
朝日 2011年8月27日0時28分
経済産業省原子力安全・保安院は26日、東京電力福島第一原子力発電所事故と、広島に投下された原子爆弾で大気中に放出された放射性物質の種類別の量をまとめた資料を公表した。単純計算すると、原発事故の放出量はセシウム137が原爆の168.5倍、ヨウ素131が2.5倍にあたる。
資料は、衆議院科学技術・イノベーション推進特別委員会の求めに応じ作成。今年6月に保安院が公表した福島第一原発事故の炉心解析による試算値と、2000年に国連科学委員会がまとめた広島原爆の試算値を放射性物質ごとに一覧にした。半減期が約30年と長いセシウム137で比べると、原発事故が1万5千テラベクレル(テラは1兆)、原爆が89テラベクレル。放射能汚染がそれだけ長期化する可能性を示している。
保安院は「原爆は熱線、爆風、中性子線による影響があり、原発事故とは性質が大きく違う。影響を放出量で単純に比較するのは合理的でない」としている。
●東日本大震災:福島第1原発事故 放出セシウム、広島原爆の168個分 保安院が試算
毎日新聞 2011年8月27日
経済産業省原子力安全・保安院は26日、東京電力福島第1原発1~3号機と広島原爆から、それぞれ大気中に放出された放射性物質の核種ごとの試算値を公表した。セシウム137(半減期約30年)の放出量を単純比較すると、福島第1原発は広島原爆の168・5個分に相当する。
試算値は衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会に提出された。広島原爆は「原子放射線の影響に関する国連科学委員会2000年報告」、福島第1原発は、6月に国際原子力機関(IAEA)に提出された政府報告書の試算を基に作成された。
セシウム137の放出量は、福島第1原発1~3号機が1万5000テラベクレル(テラは1兆)に対し、広島原爆は89テラベクレルだった。ストロンチウム90(半減期約29年)は、福島第1原発が140テラベクレルに対し、広島原爆が58テラベクレルで約2・4個分。ヨウ素131(半減期約8日)は、福島第1原発が16万テラベクレル、広島原爆は6万3000テラベクレルで約2・5個分に相当した。
保安院の森山善範原子力災害対策監は「原子爆弾は一瞬に爆風や熱線、中性子線を放出し、破壊するもので、単純に放出量で比較するのは合理的ではない」と述べた。【足立旬子】
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