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てらまち・ねっと



 パソコンのなりすまし事件、つまり遠隔操作ウイルス事件について、
 東京地検は容疑者を起訴した。
 本人は今でも否認している。

 当初から犯人説に疑問が提示されていたが、
 強力な弁護団ができてから、さらに雰囲気が変わった様子。
 今日は、そのあたりの観点で情報を記録しておいた。 

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●「明らかな誤り」、無実に自信=片山容疑者起訴で弁護人ら-遠隔操作ウイルス事件
         時事 (2013/03/22-18:03)
遠隔操作ウイルス事件で、片山祐輔容疑者が起訴されたことを受け、記者会見する佐藤博史弁護士=22日午後、東京・霞が関 
遠隔操作ウイルス事件で、ハイジャック防止法違反などの罪でIT関連会社社員片山祐輔容疑者(30)が起訴されたことを受け、弁護人らは22日午後、東京都内で記者会見し、「明らかに誤りだ。無実だという絶対的な自信がある」と訴えた。

 佐藤博史弁護士によると、片山容疑者は同日朝の接見の際、起訴される見通しだと伝えられると、「信じられない。(勾留期限の)2日後には外に出られると思ったのに」と頭を抱え、強いショックを受けた様子だったという。

 片山容疑者はこれまで、東京地裁で行われた勾留理由開示で「遠隔操作ウイルスを作ったり、使ったりしたことはない。早く無実と分かってもらいたい」と訴えるなど、一貫して関与を否定。「自分にウイルスを作る能力はなく、他の誤認逮捕された4人と同じ立場だ」と主張していた。

●遠隔操作容疑者、勾留理由開示で無罪主張「疑われ困惑」
         日経 2013/3/22
 パソコンの遠隔操作事件で、ハイジャック防止法違反(航空機の運航阻害)などの容疑で再逮捕されたIT関連会社社員、片山祐輔容疑者(30)の勾留理由開示が21日、東京地裁(冨田環志裁判官)であり、同容疑者は「無実だと分かってもらいたい。早く自由になりたい」と早期釈放を求め、改めて無罪を主張した。

 勾留理由開示は2月26日に続き2回目。冨田裁判官は「罪を犯したと疑う相当な理由がある」と勾留理由を説明した。

 片山容疑者は「ハイジャックという大きな疑いをかけられて困惑している」と主張。事件で使われた匿名化ソフト「Tor」については「何年か前に自宅のパソコンで使ったが、最近は使っていない」と述べた。


●遠隔操作容疑者を起訴=日航機爆破予告など3事件―東京地検
            ニュース – とれまがニュース 2013年03月22日
 遠隔操作ウイルス事件で、東京地検は22日、大阪府の男性のパソコン(PC)を遠隔操作した日本航空機爆破予告など3事件に関与したとして、ハイジャック防止法違反や威力業務妨害などの罪で、IT関連会社社員片山祐輔容疑者(30)を起訴した。一連の事件での起訴は初めて。

 片山容疑者は「ウイルスを作る能力はない」などと主張し、否認している。一連の事件では大阪府の男性ら4人が誤認逮捕されており、警視庁などの合同捜査本部は他の遠隔操作事件について捜査を継続する。 

 起訴状によると、片山容疑者は2012年7〜8月、ウイルスに感染した大阪府の男性のPCを遠隔操作し、日航に航空機爆破予告メールを送信して成田発ニューヨーク行きの便を引き返させた他、大阪市のホームページに無差別殺人予告を書き込んだとされる。また、愛知県内の会社のPCを操作してインターネット上の掲示板に大量殺人予告を書き込んだとされる。

 地検は愛知県の事件について、今月3日に処分保留としていた。[時事通信社]

●派遣先でウイルス試作か 遠隔操作、容疑者を起訴
         日経 2013/3/22
 パソコンの遠隔操作事件で、IT関連会社社員、片山祐輔容疑者(30)が派遣先で使っていたパソコンに、遠隔操作ウイルスを試作したとみられる痕跡が見つかったことが22日、捜査関係者への取材で分かった。東京地検は同日、遠隔操作による3件の犯罪予告について、片山容疑者をハイジャック防止法違反(航空機の運航阻害)などの罪で起訴した。

 警視庁などの合同捜査本部は、片山被告が一連の事件で使われたウイルスを作成したとみて、今後も捜査を継続。三重県の男性のパソコンが遠隔操作された威力業務妨害事件などを順次立件する方針だ。

 捜査関係者によると、片山被告が派遣先の東京都港区の会社で使っていたパソコンを解析した結果、遠隔操作ウイルスに使われたプログラム言語「C#(シー・シャープ)」でウイルスを試作したとみられる痕跡が残っていた。同被告は「C#は使えない」と主張している。

 捜査本部は2月10日に威力業務妨害容疑で片山被告を逮捕。東京地検が同容疑について処分保留とした後、3月3日に大阪府吹田市の男性のパソコンを遠隔操作した犯罪予告2件についてハイジャック防止法違反容疑などで再逮捕した。

●ネット殺人予告:PC遠隔操作 類似、別ウイルス確認 片山容疑者を起訴
   毎日新聞 2013年03月23日 
 パソコン(PC)の遠隔操作事件で、片山祐輔容疑者(30)の勤務先のPCから、一連の事件で使われた遠隔操作ウイルス「iesys.exe」と類似する別のウイルスが見つかっていたことが、捜査関係者への取材で分かった。「iesys」と同様に「C#」というコンピューター言語で作られており、他人のPCを遠隔操作するための機能があった。東京地検は22日、一連の事件で初めて同容疑者を起訴。警視庁などの合同捜査本部は残る事件の捜査を進める。

 捜査関係者によると、類似の遠隔操作ウイルスは押収したPCの解析で確認された。
合同捜査本部は、片山被告が試作段階のウイルスを削除し忘れていたとみている。

 また、大阪の男性のPCから殺人予告などが送信された事件では、片山被告が事件の数日前の昨年7月下旬に勤務先のPCなどを使ってウイルスの動作確認をしていた疑いがあることも分かった。


 事件に使われたレンタル掲示板サイトに動作テストのためとみられる暗号化された複数の書き込みがあった。IPアドレスを調べたところ、発信元は勤務先や都内のネットカフェだったことが判明。カフェには当時、片山被告が来店しており、発信元のPCがある個室を利用していたことも確認された。【小泉大士、喜浦遊、松本惇】

 ◇起訴にショック
 片山被告が起訴されたのは、遠隔操作したPCから犯罪予告を書き込んだとされる3事件。無差別殺人を予告した大阪の誤認逮捕事件も含まれている。

 起訴状によると、片山被告は(1)12年7月29日〜8月5日、ウイルス感染した大阪府の男性のPCから「ヲタロードで大量殺人する」などと書いたメールを大阪市に送信(偽計業務妨害罪)(2)同年8月1日、同じPCから「航空機に同志が爆弾を持ち込んだ」とのメールを日本航空に送って航空機を引き返させた(ハイジャック防止法違反)(3)同年8月9〜12日、同様の手口で愛知県内の会社のPCからインターネット掲示板に大量殺人の予告を書き込み、イベント会社の警備に支障を生じさせた(威力業務妨害罪)−−とされる。

 弁護人の佐藤博史弁護士によると、片山被告は起訴にショックを受けた様子で頭を抱え「なぜこんなことになったのか」と繰り返したという。【山本将克】

●PC遠隔操作:片山容疑者を起訴 威力業務妨害など
        毎日新聞 2013年03月22日
 パソコン(PC)遠隔操作事件で愛知の会社や大阪の男性のPCから3件の犯罪予告を書き込んだとして、東京地検は22日、IT関連会社社員、片山祐輔容疑者(30)を威力業務妨害やハイジャック防止法違反(航空機の運航阻害)などの罪で起訴した。

 起訴状などによると、片山被告は12年8月、ウイルス感染した愛知県内の会社のPCを遠隔操作し大量殺人を予告したとしている(威力業務妨害)。更にウイルス感染させた大阪府の男性のPCを遠隔操作して同年7〜8月、大阪市のHPに「ヲタロードで大量殺人する」と書き込んだり、「航空機に爆弾を持ち込んだ」とのメールを航空会社に送ったりしたとしている(ハイジャック防止法違反など)。

 警視庁の捜査では、遠隔操作に使われたウイルスに片山被告が使っていたPCで作成された痕跡があり、同被告が接触したとみられる猫の首輪についていた記憶媒体からウイルスの設計図が見つかった。地検は最初の逮捕となった威力業務妨害容疑について処分保留としていたが、複数の客観証拠から再逮捕分と併せて起訴できると判断した模様だ。

 片山被告は今月21日の勾留理由の開示手続きで「ウイルスを作ったり使ったりしたことはない」などと陳述。弁護人も「(同被告は)ウイルス作成に必要なプログラム言語を使えない」と述べ、地検に不起訴とするよう求めていた。【山本将克、山田奈緒】

●「作ってない」遠隔操作容疑者の男改めて無実主張
        テレ朝 (03/21 17:35)
片山祐輔容疑者(30)は去年、大阪府の男性のパソコンを遠隔操作し、大阪市のホームページに殺人予告を書き込んだほか、日本航空に旅客機の爆破を予告するメールを送り、運航を妨害した疑いで3日に再逮捕されました。

21日に片山容疑者の勾留理由を開示する手続きが行われ、東京地裁は「証拠隠滅と逃亡を疑うに足りる理由がある」と説明しました。

一方、片山容疑者は、「ウイルスを作ったり使ったりしていない」と改めて無実を主張しました。
また、「早く自由になりたい」と話し、弁護側も釈放するよう求めました。

●遠隔操作 片山被告の起訴受け弁護士が会見
           日テレ  3/22
 パソコン遠隔操作事件で、東京地検は22日、3つの事件で逮捕されていたIT関連会社社員・片山祐輔容疑者を起訴した。

その後、起訴を受けて片山被告の弁護士が会見した。 
起訴された片山被告は去年8月、他人のパソコンを遠隔操作ウイルスに感染させ、「日本航空」に爆破予告を送りつけたハイジャック防止法違反(航空機の運航阻害)や威力業務妨害など3つの罪に問われている。
弁護士によると、片山被告は遠隔操作ウイルスに使われている「C#」というプログラム言語について、「使う能力がない」などとこれまで容疑を否認していた。

しかし、警視庁などが会社で使用していたパソコンを解析したところ、「C#」を使って遠隔操作ウイルスを試作したとみられる痕跡があったことが捜査関係者への取材で新たにわかった。

起訴を受けて会見した佐藤博史弁護士は、改めて無実を訴えた上で、22日朝の片山被告の様子について、「彼(片山被告)として、さかんに言っていたのは、『あと2日後に出られると思っていたけど、何でこんなことになるのでしょうか。自由にならなきゃいけない身なのに、何でこんなことになっちゃったのでしょうか』(ということ)」と話した。

 警視庁などは今後、三重県の男性が誤って逮捕された伊勢神宮の爆破予告事件などでも再逮捕する方針。

●遠隔操作 「5人目の誤認逮捕だ」 佐藤博史弁護士インタビュー
   産経新聞 3月13日(水)
片山祐輔容疑者の弁護を担当している佐藤博史弁護士(中村翔樹撮影)(写真:産経新聞)
 片山祐輔容疑者は一貫して無罪を訴え、2月19日以降、検察・警察当局による取り調べを拒否している。主任弁護人を務める佐藤博史弁護士(64)が産経新聞の単独インタビューに応じ、「警察も検察も決定的な証拠を持っていない。5人目の誤認逮捕だ」と当局側の姿勢を批判した。

【フォト】片山容疑者「逮捕は寝耳に水。誤認逮捕の4人と同じだ」 PC遠隔操作

 佐藤弁護士は足利事件で再審無罪判決を勝ち取ったことで知られる。片山容疑者の逮捕から4日後の2月14日に主任弁護士となり、10回以上接見してきた。

 「遠隔操作ウイルスの作成に使われたプログラム言語『C#(シーシャープ)』を使えない」「神奈川県藤沢市の江の島で、ネコに記録媒体付きの首輪をはめた防犯カメラの画像が存在しない」などを根拠として挙げ、片山容疑者の無罪を主張する。

 片山容疑者は「C#」について「(勤務先で)研修を受けたので、全く分からないわけではないが、一から作ることはできない」と説明しているといい、佐藤弁護士は「この点だけでも、彼が真犯人ではないのは明らかだ」と指摘した。


 「非常にコミュニケーションが取りやすく、どこから切っても犯人らしさがない」。佐藤弁護士は片山容疑者をこう分析し、「われわれはメディアを通じて手の内を明かし、彼の言い分を全部話している。警察・検察にも、これほど有利な状況はない」と訴える。

 また、「警察は『やっていない』と言っている人の言葉に、耳を傾けるべきだ。録音・録画が行われれば、どんなことでも話す。録音・録画が行われない限り、今後も取り調べに応じさせるつもりはない」と持論を展開。片山容疑者は「検察官が私を揺さぶる言動を繰り返した」と訴えているといい、佐藤弁護士は「検察による違法な取り調べが行われている」と批判を繰り返した。

●遠隔操作事件、佐藤弁護士が反転攻勢「冤罪だ!」 ネットで「支援」の動き、メディアの風向きも変わる
           J-CASTニュース 2013/2/26
PC遠隔操作事件をめぐり、警察側の旗色の悪さが目立つ。大々的に報じられた逮捕劇から2週間あまり、このところ捜査の進展をうかがわせる情報がほとんど報道されなくなった。

一方で、片山裕輔容疑者を弁護する佐藤博史弁護士は、各種メディアに立て続けに登場して、「冤罪」を訴え続け、攻勢を強めている。

猫の首輪「公開捜査」を弁護人呼びかけ
逮捕前後は、片山容疑者の情報がメディアにあふれ、「ネコ男」「オタク」「非モテ」などと、興味本位に報じられることが多かった今回の事件。
風向きが変わったのは、弁護人として「足利事件」で無罪を勝ち取ったことで知られる佐藤弁護士が登場してからだ。

今回の逮捕を「誤認逮捕」と訴える佐藤弁護士は2013年2月19日、ジャーナリストの江川紹子さんのインタビューに応じて冤罪の可能性を訴えたのを皮切りに、「AERA」や「日刊ゲンダイ」などにも立て続けに登場、片山容疑者が問題のウイルスを作るのに使われたプログラミング言語「C♯」に熟達していないこと、警察が「決定的な証拠」を片山容疑者に示せていないことなどを指摘し、大きな反響を呼んだ。


さらに佐藤弁護士は21日の会見で、片山容疑者の無実を証明しうる「首輪をつけていない猫の写真」の公開捜査まで呼びかけた。

問題のSDカード付き首輪をつけた野良猫が発見されたのは、1月5日のことだ。片山容疑者は3日午後に江ノ島をいたことを認めている。片山容疑者が犯人だとすれば、このタイミングで首輪をつけたのではなくてはならない。ところがもし、片山容疑者が現場を去った3日夕方以降に「首輪をつけていない」状態の問題の猫が目撃されていれば「もうそれだけで無実の証明」(佐藤弁護士)だとして、写真の提供を広く求めたわけだ。

すでにネット上では、3日前後に撮影された問題の野良猫の写真が多数まとめられている。
以前から片山容疑者を応援する声は根強かったが、ここに来て、劇場型事件の「観衆」たちまでもが舞台に上がり始めた感がある。

ウイルスに「会社の情報」もネットは疑問視
こうした中で、片山容疑者と見られる人物を江ノ島で目撃した、という証言もクローズアップされた。2010年に投稿されたあるブログでは、片山容疑者によく似た人物が、猫たちが寒さをしのげるよう、座布団を江ノ島に持ち込んでいたことが記されている。これがもし本人なら、片山容疑者は以前から何度も江ノ島を訪れていた可能性があり、1月3日に居合わせたことも「不自然ではないのでは」との見方も出ている。

ただ警察も押されてばかりではない。20日には新たな証拠として、FBIが差し押さえた米国のサーバーからウイルスのデータが押収され、そこから片山容疑者の派遣先の会社のPCを示す情報が見つかったと報じられた。しかし警察の「IT音痴」ぶり、またウイルスのデータ自体は以前から専門機関を含め多くの人が解析していることもあって、「今さら何が出るものか」と冷めた反応が強い。週刊誌からは早くも「冤罪だったら刑事も記者も全員クビ」(週刊現代)という記事まで飛び出した。

片山容疑者は26日、東京地裁で開かれた勾留理由開示の手続きのため、逮捕以来初めて公の場に姿を見せた。片山容疑者は「逮捕は寝耳に水」「私は犯人ではありません」と、改めて事件への関与を否定した。



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