tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

雲見 ウミウシ(2)

2008-12-05 23:53:56 | プチ放浪 海沿い編

 

ウミウシの小さな目は、明るさが見分けがつく程度らしい。そのかわり、頭に生えた触角や、口元にある口触手で、獲物のありかを探索する。ウミウシはたいてい肉食で、サンゴやカイメン、フジツボの仲間、卵、小魚などのほか、ほかのウミウシを食べたりする。
雌雄同体の彼らは、各個体が雄と雌、両方の生殖器官をもっているため、1回の生殖で互いに相手を受精させることができる。卵の形は、バラの花びらのように、リボン状のもの、らせん状、塊状などさまざまで、驚くほど大きな卵を海底に産む。孵化した幼生はヴェリジャー幼生と呼ばれ、巻貝のような殻を持っている。ヴェリジャー幼生は浮遊生活をおくるが、やがて変態し、殻を失って底生の成体となる。

ウミウシの毒を怖れずに捕食する生物は、ほかのウミウシ、ある種の魚、カメ、ヒトデ、カニ、それに人間。海産物を食べさせたら世界一の日本人は、昭和天皇を除いて、ウミウシを食べないのだが、ロシア・アラスカ沖の島々や南米のチリなどでは、毒のある部位を取り除いてウミウシを食べるらしい。ちなみに、ウミウシの研究で有名な昭和天皇は、「研究のためだからね」といって甘辛く煮付けてめしあがったらしい。そして、「味が無いし、コリコリして噛み切れない」との感想を抱かれたとのこと。ウミウシの味に関しては、今のところこの情報だけ。昭和天皇は、いったいどのウミウシを召し上がったのやら・・・・・・。
どなたか、昭和天皇のフォローをしてくださる勇気あふれるチャレンジャーはいないでしょうか?一般に、フグやカワハギ、オコゼやエイなど毒のあるサカナはおいしいと言いますが・・・・・・。

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