tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

雲見 魔女で学ぶドイツ語(2)

2008-12-16 23:40:51 | プチ放浪 海沿い編

 

電車の中で見かけた、限りなくやさしいおねーさん。彼女の読んでいた本が、「魔女で学ぶドイツ語」。
tetujinはドイツ語もダメなので、ドイツ語の話じゃないっす。んで、魔女と海。
ご存知のように、ディズニーシーに『リトル・マーメイド(Little Mermaid)』がいる。オリジナルのアンデルセン原作の童話『人魚姫』では、最後には水の泡になって死んでしまうという悲しいストーリーなのだが、ディズニーのリトルマーメイドは、ハッピーエンド。ディズニーの中では、一番好きかも・・・・・・。

人魚姫のアリエルは、3日以内に王子様エリックが彼女に愛のキスをしなければ魂を渡すという条件で、彼女の声と引き換えに足を海の魔女(Sea Witch)からもらうって話。
彼女のお供が「タイ」の仲間のフランダー(Flounder)と、ザリガニのセバスチャン(Sebastian)。
このFlounderは、カレイやヒラメなどの総称をさすものだと思うのだが、違うだろうか?
「カレイ」を和英辞書で引くと、”a flatfish(フラットフィッシュ)”や”a flounder(フランダー)”となっている。
さらに、魔女(Witch) と言えば、北大西洋産の黒褐色カレイ科の一種(=witch flounder)のこと。なぜ、ヒレグロに似たカレイの一種に魔女/witchの名前が付いたかは定かでないが、その姿を見れば想像に難くない。学名 Glyptocephalus cynoglossus。まだ、見たことがないが、舌平目のように料理するとおいしいらしい。

さて、ディズニーシーのマーメードラグーンのアトラクション。『リトル・マーメイド』で登場するフランダーが、仲間のフライングフィッシュ(トビウオ)たちを率いてつくったジェットコースターがある。このフランダー(Flounder)は、動詞では、「あがく」とか「へまをする」という意味なので、カレイやヒラメから来ているのではなく、そういう意味から来ているのかもしれない。もちろん、ぼくが解釈に「へま」をしてなければの話だが。

ドイツの魔女の話は、16世紀ごろの話。キリスト教に反する教徒の異端審問が魔女裁判にまでなった。その裁判で、多くの罪のない人びとが拷問にかけられた。その犠牲者は10万人を越えるともいわれている。それらの悲しい過去を記載した資料は、ロマンティック街道の始点でもある街、ローテンブルクの中世犯罪博物館をはじめとするドイツに散らばるたくさんの博物館で見ることができる。
また、「ヴァルプルギスの夜」というお祭りがドイツ中部のハルツ地方で行われている。17世紀ごろから伝わる伝説にまつわる祭りのようだ。主役は悪魔と魔女。毎年4月30日に、春の訪れを夜通し祝うものらしい。子供も大人も魔女の仮装をして、飲んだり食べたり遊んだりの大きな祭りのようだ。

ところで、子供番組「ポンキッキ」のキャラクター、ガチャピンがスキューバダイビングするDVDを見た。
着ぐるみのままダイビングという自殺行為に等しい行動を軽々とこなし、「海の中はすごく綺麗だよ~」とほのぼのとしたコメントを残していた。これに対抗して、魔女の仮装でダイビングしてみたいのだが、ドイツの海じゃないとウケないか。


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