ごきげんようでござる!
本日も前回に続きオオカミ(?)ネタでござる。
が、正確にはオオカミではなく、ウルフモンスター(?)に変型するデストロン指揮官のワイルダー(D-301、ワイルダー、1800円)でござる。
2足直立の為に熊っぽく見えるでござるが、オオカミでござる・・・多分。
まあ、狼型怪物でござるよ、ビーストウォーズ・リターンズ(海外名、ビーストマシーンズ)に登場したノーブル(BR-11、ノーブルサヴェッジ、1799円)と同じでござるな。 背中に翼も生えているでござる(笑)。
ビーストマシーンズは機械と有機体の融合がテーマ(?)でござるから、テクノオーガニックビーストなる有機体表現を持つロボットでも良かったでござる(ノーブルはテクノオーガニックビーストと言い難い?)が、ワイルダーの場合は純粋なロボット(トランステクター)なので、生物表現(毛皮)のあるロボットとは如何かと思うのでござるが・・・
まあ・・・ 後のビースト戦士達の試作品・・・ 否!先祖と考えるべきでござるかな?
本品のトランステクターはTVアニメの作画と比べると残念な造形で、前脚(腕?)の可動も微妙で殆んど固定ポーズのような商品でござるよな。
なお、モンスターモードでは武器パーツ(分子破壊ブラスター)は余剰パーツでござるが、背中に折りたたんだ脚部のスキマに収納(?)する事が可能でござる。
さて、ワイルダーの頭部となるヘッドマスターJr.のワイルダーは、ヘッドマスターと比べると簡易造形で背中のロボット顔は露出しており、ヘッドモードの変形も二つ折りにするだけでござる。
なお、ワイルダーは「今週のビックリ、ドッキリメカ!発進~」な位置にあるコクピットに収納されるでござる。
う~む・・・ TVアニメでは、ソレなりに描かれていた分、ギャップのある商品でござる(泣)。
更に、サイバトロン側のヘッドマスターJr.に比べると商品が余りにもチープで、胸部のパラメーターが剥き出しなのは悲しいでござるよ。
そう、ロボットモードもバランスは悪くないでござるが、可動がイマイチで、変型パターンも引っくり返っただけで、後ろから見てはイケナイ商品でござる。
せめて、オオカミの頭部が背中のコクピットスペースに収納するような設計だと見栄えが良かったのでござるが・・・ 繋がった両足や肩はポーズが付け辛く可動方法など不満が残るばかりでござる。
ワイルダーの武器は右手には分子破壊ブラスターを持ち、左手にウィングシールドを装備する姿は奇しくも、ビーストウォーズのハウリンガー(C-9、ハウリンガー、1500円)に引き継がれるとはオオカミの遺伝子とは怖いものでござる。
なお、ヘッドマスターでも盾を装備するのはエイプフェイス(D-99、エイプフェイス、2300円)と彼のみでござる。
ワイルダーの場合玩具設定ではアメリカ出身の13才だったりするのでござるが、TVアニメでは15才くらいで描かれており、元暴走族のリーダーで親分肌の知的で悪の美少年らしいのでござるが、クールで知的な戦闘業者は無く、ゴーシューター(C-301、ゴーシューター、1800円)をライバル視するなど指揮官と云うよりもガキ大将なのでござるよな。 (笑)
しかしまあ、一番残念なのがライバルのゴーシューターより小さい事でござる。
否! サイバトロン側のヘッドマスターJr.よりロボットモードの背が低い事が残念でござるよ・・・
ヘッドマスターJr.は海外設定ではヘッドマスターと同格でござるが、商品は小型化された為に日本では見た目で子供の設定が与えられたようでござる。
まあ、拙者的には子供が戦場に赴くのは反対なので日本版設定を素直に受け止めたくないのでござるよな。
しかしヘッドマスターのコンセプトの良さ(?)を証明する為に、リニューアルデザインでマスターピース化でもしてほしいのでござるが・・・
マスターピースに成れる人気キャラクターが存在しないのでござるよな。 (笑)