ごきげんようでござる!
異なる2台のメカが合体してロボットに成るのは合体ロボの基本でござるが、トランスフォーマーに置いては実は珍しい存在でござる。
トランスフォーマーの合体とは、個々のトランスフォーマーが(2~6)合体するか、単体のトランスフォーマーがサポートメカと合体する強化パターンでござるが、今宵紹介するデストロン合体戦闘兵フライホイール(D-97、フライホイール、1200円)は合体兵士と呼ぶよりも、分離型トランスフォーマーでござる。
そう、ヴィークルモードがジェット機(ステルス戦闘機?)とタンクに分離する1人のトランスフォーマーでござる。
空と陸からの同時攻撃が一人で出き、あらゆる状況に対処できる戦略兵士でござるな。
そのため、手持ち武器(レーザーキャノン)がジェット機にもタンクにも装着できるでござる。 余剰パーツが出ない配慮でござるが、レーザーキャノンは1丁のみ付属でござる。
しかも、このコンセプトは1986年にバンダイより販売のダブルマシンロボのコンセプトと同じでござる。ミリタリー色が強く下半身が地上担当などと似通った部分がおおいでござる。 しかも悲しい事にダブルマシンロボのほうが先に販売され、デザインもプロポーションも良かったりするでござる。
更にはタンクには車輪すら付いていないので、転がし走行も出来ないでござる。
が! 本商品はダブルマシンロボにはない自動変型ギミックが再現されているでござる。
2台のメカを重ねて合体させれば、瞬時にロボットモードに変型できるでござる。
プロポーションが悪いのは自動変型ギミックでござる。
コンセプトはパクっても、そのまま商品化しないのがタカラ魂でござる!
変化を付けるには手持ち武器のレーザーキャノンの持ち方を変えるくらいでござるかな?
パッケージ写真では、右持ちでござるが、説明書とパッケージ写真では左持ちでござる。
フライホイールの性格は分離後も、それぞれ性格があり、敵と戦うよりも自分自身といっも戦っているそうでござる。
なお、この合体自動変型ギミックを持つトランスフォーマーのカテゴリーをツーインワンと呼ばれるでござるが、後にも先にもツーインワンのカテゴリーはフライホイールとバトルトラップ(D-96、バトルトラップ、1200円)の2種のみでござる。
TVアニメでも登場は顔見世程度で殆ど印象の無いマイナーな兵士でござる。
次回はバトルトラップの紹介でござる。