ごきげんようでござる。
今宵は前回のネタで使用した。 サイバトロン通信員、ブロードキャスト(38、ブロードキャスト、2980円)でござる。
ブロードキャストは1284年に販売されたミクロチェンジシリーズのサウンド戦士ラジカセロボ(青いボディと赤いボディーの2種が販売)の実用部品であるAMラジオを削除し、チューナーのダイヤルやON/OFスイッチ、等が本体と1体化したダミーとなり、電池BOXのフタやイヤホン用出力ジャックは金型改修により塞がれ、1985年にトランスフォーマーとして販売されたでござる。
当初はライバルであるサウンドウェーブ(17、サウンドウェーブ、2980円)と違い、付属のカセットボットは無く、単品で販売され1986年までカセットボットの販売を待つ常態だったでござる。
カセットの収納はカセットボットだけではなく、カセットロンも可能でござるが、当初の扱いから考えるとサウンドウェーブの方が優遇されていたようでござる。 (米国ではAMラジオは無意味だったのか?販売価格を下げる処置か?)
しかも、商品のロボットモードは他の商品と比べると、余にも大きく一際違和感があったでござるが、TVアニメでの活躍により彼の人気が登り、一介の通信員からレギュラーメンバーに昇格しカセットボット部隊指揮官となったでござる。
しかし、商品の積み木ロボ的デザインは可動部が少なく横や後ろから見るとヌリカベ常態でござる。(笑)
当時のトランスフォーマーでは、他の商品と絡めるのも大きさ的に辛いものが有ったでござるが、以後トランスフォーマー商品は大型化するので、違和感も少なくならでござるよ。
この中央に穴の開いた特異なデザインの銃は、エレクトロスクラングラーガンと言い、ラジカセロボ時代に付属(?)のイヤホンを穴に挿し、コードをストックに巻きつけておく為のデザインだったでござる。
ラジカセロボ時代は胸部にAMラジオユニットを収納していたでござる。
そして、1986年に専用のカセットボット(写真はC-66、アムホーン、680円)が販売され、トランスフォーマー商品としての真価を発揮するでござる。
さて、このブロードキャストは肩幅が広いでござるが、説明書通りに肩を広げなければTVアニメ風のプロポーションになるでござる。 肘が可動する訳でもないので、コチラの方がプロポーション的には良いかもしれないでござるよ。
なお、可動部分が少ないブロードキャストでござるが、足が横に開くのでハイキックな大胆なポーズも可能でござる。 嗚呼・・・前後に可動しないのが勿体無い・・・
さてさて、サウンドウェーブが次々リメイクされるなか一歩遅れを取っているブロードキャストでござるが、今後はたしてミュージックレーベルで登場するか、ラジカセロボとして復刻するかが楽しみなトランスフォーマーでござる。