トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

惑星参謀ウルトラマグナスの謎?

2007-10-24 01:17:45 | トランスフォーマー・マイクロン伝説

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ごきげんようでござる!

今宵は「トランスフォーマー・マイクロン伝説」登場の惑星参謀 ウルトラマグナス(MC-14、ウルトラマグナス、2980円)の紹介でござる。

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惑星参謀・・・? 初代ウルトラマグナス(C-69、ウルトラマグナス、3980円)のシティコマンダー以上に役職が解り難い存在でござるが、マイクロン伝説版ウルトラマグナスの存在自体が謎に包まれたトランスフォーマーでござる。

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謎その1 ヴィークルモードって何?

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一応・・・初代ウルトラマグナスと同じくトランスポーターのようでござるが、車を乗せられない・・・というか、牽引車が余にも小さいでござる?

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まあ、牽引車がマイクロンでござるから仕方なしでござる。

謎その2 トランスポーターに自足能力は有るのか?

・・・TVアニメでは、牽引車部分が登場せず、母艦(アクサロン)より射出?

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謎その3 牽引車のマグナスは本当にマイクロンか?

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通常のマイクロンから比べると大型の体格でござるが、マイクロンジョイントは凸凹共に装備しているのでマイクロンであるが、TVアニメでは登場エピソードがなく、設定すら「彼の役割は、リーダであるコンボイの良き右腕となり、彼を支える事である」としか書かれておらず、参謀であると言う事は読み取れるでござるが、惑星参謀の意味が解らないでござる?

本来ならマイクロンにとって重要なキャラクターであるはずでござるが、マイクロンとしての設定が無いでござる?

そもそも、ヴィークルモードを牽引車と表記しているが、外見上は装甲車でござる。

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設定では、「彼自身が武器の塊」と表記されており、ロボットモードも頑丈そうだし、何より自身の数倍あるトランスポーターを牽引する力強さは、そのデザインで十分に発揮されているでござる。

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そう、マグナスは武器モードに変形する事が可能でござる。

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更にマグナス は、トランスポーターと合体しウルトラマグナスとなるでござる。

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本体であるマイクロンのマグナスが頭部となり、トランスポーターに合体する。

正にヘッドマスターでござる!

更に、合体に連動して、グゴギカゴゴ・・・の例の変形音が鳴るサウンドギミックを内蔵しているでござる。

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謎その4 日本版と海外版は同一人物か?

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そう、1987年展開の「ザ・ヘッドマスター」では、国内版と海外版ではヘッドマスターの設定が異なる事でござる。 日本版は、頭部となるヘッドマスターが本体であり、意志の無いロボットボディ(トランステクター)と合体(ヘッドオン)する訳でござるが、海外版では、本体が頭部の無いトランスフォーマーで、頭部となるパートナー(ネビュロス人)は協力者でござる。

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この海外版との違いは、マイクロン伝説版ウルトラマグナスにも引き継がれ、マイクロンのマグナスが本体であり、トランスポーターはサイバトロン技術者がコンボイの為に製作したパワーアップユニットである・・・と、テレビマガジン(?)に記されていた記憶が有るでござる。

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そう・・・ 海外展開の「ARMADA」ではウルトラマグナスの商品名ではなく、オーバーロードと呼ばれるでござる。 オーバーロードと聞けばデストロン破壊大使(D-307、オーバーロード、5980円)を思い出すでござるが、如何やら、1990年に販売されたカートランスポーターに変形するマイクロトランスフォーマーのロードジェット(C-337、ロードジェト、800円)の海外名であるオーバーロードを引き継いだようでござる。 しかし、両者とも角ばった青いボディのイメージがあるでござるな。

アルマダ版オーバーロードは本体がトランスポーターに変形するオーバーロードで、頭部となるミニコンはロールアウトでござる。 しかも、アルマダ版オーバーロードはマイクロン伝説版ウルトラマグナスとは顔の色や一部の塗装が異なり、成型色の一部異なっているでござる。(拙者はアルマダ版オーバーロードは未入手)

なお、アルマダ版オーバーロードの活躍は、付属のカタログに掲載されたコミックに描かれているでござる。 ・・・拙者が知るエピソードはコレだけ・・・日本語訳「トランスフォーマー・アルマダ」には未登場でござる?

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謎その5 ウルトラマグナスの必然性?

しかし・・・ 並べてみるとウルトラマグナスとの相違は、角ばった体型と型に装備されたミサイルくらいでござるか・・・ そう・・・マイクロン伝説版はウルトラマグナスを名乗らずともオーバーロードでもよかったのではないでござるかな?

2000年展開の「カーロボット」に登場するファイヤーコンボイ(C-001、スーパーファイヤーコンボイ、4980円)と合体するゴッドマグナス(C-023、ゴッドマグナス、4980円)のイメージを引き継がせた日本側の商品戦略でござろう?

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商品は手持ち武器が無く、内蔵火器で戦う様でござるが、肘、膝が無可動でござる。

可動に物足りないモノを感じるでござるが、パワーアップ系トランスフォーマーの約束であるユニット分離による変形でござるが、本商品の合体モード(マトリクスキャノン)は分離変形ながら、スライド方式により部品を外さず変形できるのは感動モノでござる。

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マトリクスキャノンは別売りのコンボイ(MC-01、コンボイ・スーパーモード)の基地モードに合体可能で、スプリング式ミサイル発射ギミックを左右に一発ずつ装備されているでござる。

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コンボイのコンテナ内蔵のサウンドギミックとの合わせ技が、流石に商品的に迫力が有るでござる。

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無論、ヴィークルモードでも連結可能でござる。

変なデザインのコンボイのトレーラーと合体したら謎のデザインも変にしか見えないでござるな・・・

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そして、ロボットモードで合体し、マグナコンボイとなるでござる。

両肩に背負ったマトリクスキャノンが迫力でござる!

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コンボイ・スーパーモードの肩がスカスカだった理由は合体(リンクアップ)により解消されたでござるし、コンボイ・スーパーモードでの配色を考えればウルトラマグナスの赤いボディは正解でござるな。

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謎その6 何故にTVアニメでは雑な扱いなのか?

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それは、根本的に日本版設定では「マイクロンは通常トランスフォーマーと会話できない?」と設定してしまった事により、マイクロンを道具扱いにした演出上の失策でござる。

もはや、道具扱いしてしまったマイクロンに直接マイクロンギミックの無いウルトラマグナスは演出上コンボイのパワーアップユニットで、本体であるマグナスは切り捨てられた訳でござるな。 そう・・・ウルトラマグナスはTVアニメではパワーアップユニットでしかないでござる・・・

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初登場となる第43話「Evolution.43 怪物-PUPPETー」では、パワーアップイベントが重なり最もダメなエピソードとして印象に残っているでござる・・・

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しかも、第50話「Evolution.50 連合-UNIONー」にてウルトラマグナスのロボットモードが2カット(?)登場・・・ 「後発商品の為にTVアニメスタッフにウルトラマグナスの詳細を伝え切れなかった為にアニメ本編のシナリオに登場させる事が出来なかった」と言っているでござるが、ただTVアニメのスタッフが対応しきれなかったという方が正しいのではないでござるかな?

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謎その7 トランスポーターの使い方?

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どうやらウルトラマグナスはスペースシャトル専用トランスポーターだった様でござる?

トランスポーターはコンボイに直接牽引させたり、コンテナの後ろに牽引させることが出来る訳でござる。 カタパルトを兼用したトランスポーターの様でござるな。

↑の写真は、アルマダ版パワーリンクス・ジェットファイヤー(日本ではトイザらスより、3499円で限定販売)を搭載してみたでござる。 パワーリンクス・ジェットファイヤーの着陸脚兼シールドは取り外した方が乗せやすいでござる。

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三機連結も可能でござるが、その姿は勇者シリーズのアドベンジャー(鋼鉄武装 アドベンジャー、4980円)を思い出してしまうでござるよ・・・

謎その8 次回作の「スーパーリンク」でのその後?

など等、マイクロン伝説版ウルトラマグナスには謎が満載でござる?

・・・次回もウルトラマグナスの謎を考えてみるでござる。