ごきげんようでござる!
今宵は、1984年度の「戦え!超ロボット生命体・トランスフォーマー」に登場するも、日本未販売に終わり、遂に2007年12月にTFアンコールシリーズとして、一般販売が決定した、サイバトロン警備員、アイアンハイドの紹介でござる。
アイアンハイドの前身であるダイアクロン・カーロボットのワンボックス・チェリーバネット(No2,ワンボックス・チェリーバネット)は1982年に販売されたカーロボット最初期の商品でござる。 SF色の強いダイアクロンシリーズにリアル観を用いたデザインが反映され、ダイアクロン隊員との連動を前提にした商品でござる。
その為にロボットモードも所謂・・・操縦系メカニック・・・頭部の無いロボットとして製作されたでござる。 他のダイアクロン商品と共にトランスフォーマーに転生する際、ボディカラーを黒から赤に変更され、ダイアクロン隊員を削除してサイバトロンマークとシークレットエンブレムを貼り付けて販売されるに到ったでござる。
しかし、何故かアイアンハイドはTVアニメに置いて登場回数も多く、実質上サイバトロンのNo,2と言うべき存在だったでござる・・・ そう、ワンボックスワゴンは当時の米国では人気車種だったらしいでござる? しかも、TVアニメでは、商品と異なるロボットモードのデザインが登場したものでござるからタチが悪いでござる。
日本国内では、人気キャラゆえ、商品のギャップが激しくロボットモードは別物と言っていい事から日本国内の販売が見送られたという事でござる?
拙者もTVアニメに感化され、アイアンハイドを日本未販売と知らずに探したものでござるよ。
さて、写真の商品は2001年にラチェット(99、ラチェツト)と共にe-HOBBYにて限定販売されたアイアンハイド(98、アイアンハイド&99、ラチェツト、6000円)でござる。 (写真の商品はシール未貼付)
商品はロボットと移動砲座に分割され、それぞれダイアクロン隊員を座らせる操縦席が設けられているでござる。
ロボット部分は両腕、拳、足首が可動するくらいでギミックは無く、移動砲座には、スプリングによるミサイル発射ギミック(ロケットランチャー)があり、ロケットランチャー部にもダイアクロン隊員用の操作席(?)を有するでござる。
ロボットは移動砲座に乗せロケットランチャーを構えるポーズが可能でござる。
・・・ギミック的にはコレだけの商品でござるが、何故TVアニメでは注目されたのでござろうか? 正直な感想は、本商品はTVアニメのアイアンハイドの名前が無いと魅力のある商品と言い難いでござる。
よほど米国側のスタッフが本商品を気に入っていたとしか言いようが無いでござるな?
まあ、それでも言えることはカーロボット最初期の商品である事から、サイバトロンではコンボイ(01、コンボイ、3900円)に次ぐ高齢であると言う設定・・・ 旧式である事を匂わせているのは心憎く、米国コミック版ではチャー(C-82、チャー、1400円)と同期のトランスフォーマーらしい描写がされ、ロボットモードの絵も似通ったデザインで描かれいるでござる。 ・・・確かにアイアンハイドのヴィークルモード(移動砲座を外した常態)は似ているかもしれないでござる。
さて・・・問題はTFアンコール版を購入するか否かでござる・・・
TFコレクションなら間違いなく購入するでござるが、TFアンコール版に付加価値が有るかの問題でござる・・・ 資料として買うか・・・
・・・どちらにしろTFアンコールシリーズの販売は、劇場版トランスフォーマーの便乗商品である事は間違いないでござる。 ・・・e-HOBBY限定でダイアクロン時代を再現した黒いボディで販売されないでござるかな?