ごきげんようでござる!
今宵は実用LCDゲーム機より変形するモーファトロンを紹介するでござる。
モーファトロンは1997年にTIGER ELECTRONICS IMC.より販売され、日本ではJESNT㈱ヤマグチより1998年ごろ販売された商品でござる。
1997年はビーストウォーズがヒットし、本商品も多分に影響を受けた商品でござる。
そう、本商品の個体名は、モーファビースト(モーファトロン・モーファビースト/変形LCDゲーム、2400円?)でござる。
では、少しモーファトロンの物語を紹介するでござる。
平和を奪われた惑星
キミ達「モーファビースト」は、静かな惑星で何万年も平和で暮らしていた。
「モーファスパイダー」「モーファザウルス」も、みんな平和に暮らしていたのだ。 しかし、ある日、あの最も憎らしい怪物ども「宇宙海賊」が宇宙の彼方からやってきて、平和だったキミ達の惑星を破壊し始めたのだ。 「宇宙海賊」によって、キミ達の仲間の命がわれ、これまでの平和な暮らしが崩壊したのだ・・・。
さあ! そこでキミの出番となる。 キミは戦いのエキスパートなのだ。
この惑星を守る為に結成され、特殊な訓練を受けたAIF、エイリアン・インヴェージョン・フォース(エイリアン侵略隊)のメンバーだからだ。
AIFとは、正義と誠意の為に「宇宙海賊」を追いかけて戦うエリート部隊のことだ。
調査船の報告で、遠く離れた殖民惑星が、「宇宙海賊」のアジトであることが確認できた。
「宇宙海賊」達は、みんな宇宙空間でも耐えられる特殊な金属でできた戦闘スーツとレーザーガンで武装し、殖民惑星の宇宙ステーションに住み着いていたというわけだ。
チャンスだ!
キミの仲間達は「宇宙海賊」によって大打撃を受けたが、今度はキミの版だ!
彼等はキミを待ち受けているだろうが、キミには宇宙一のカギツメと何でも溶かす毒液がある。
さあ! 正義と誠意のために戦うのだ!
憎い「宇宙海賊」達をやっつけろ! (説明書本文より)
・・・え~と・・・ 説明書記載のストーリーによると、スペースマシン型LCDゲームがモーファビーストのようで、ゲーム画面に登場する宇宙海賊はヒューマノイド(人間型宇宙人?)でござる。 本商品はモーファビーストが乗り込むスペースマシンを商品化したのか、もともとモーファビースト自体が変形するのか定かでないでござるが、商品はフォーメーションチェンジ(変形)するでござる。
そう・・・コレがモーファビースト・・・
随分と生めかしいデザインのロボットでござる(?)。
緑色ならピッコロさんでござるが、ビーストウォーズの影響をモロに受け、手足は生物的デザインの上に光沢のあるブルーの軟質素材がヌルとした生物表現に成っているでござる。
また、ゲーム中の敵が人間だという観点も面白いでござるな。
しかし、足の面積が狭い為に接地性が悪いでござる・・・
これで腕の可動が前後に動けば良かったでござるが・・・
本商品は、単4電池(別売り)1本使用でLCDゲームが両方のモードで遊べるでござるが、ゲーム内容はPS2版「トランスフォーマー」もクリア出来ないヘッポコゲーマーでござるが、このゲームはクリア出来たでござるよ。
なお、モーファトロンにはモーファスパイダーとモーファザウルスの3種が存在していそうでござるが、拙者はモーファスパイダーを入手していないので全貌が解らないでござるしカラーバリエーションも不明でござる。
この他にも実用ゲーム機がロボット(?)に変形する商品は存在するでござるが、本家のトランスフォーマーには実用ゲーム可能な商品が販売されていないでござる。 何時かトランスフォーマーでも実用ゲーム機ロボが販売される事を期待したいでござる。