宇宙の海は~俺~の海~♪
「海賊戦艦キャプテンシャーク俺のコトだあっ!」
ちゅーコトで海洋生物(?)ネタ特集の最期は、1995年の勇者シリーズ「黄金勇者 ゴルドラン」よりキャプテンシャーク(DX、海賊戦艦キャプテンシャーク、3980円)の紹介でござる!
・・・さてさて、このキャプテンシャークでござるが、月に眠っていた9番目のレジェンドラ勇者なのでござるが!
「レジェンドラの勇者は8人」
の設定を踏み倒して登場した掟破りの勇者なのでござる。 (笑)
それでも一応は「8人の勇者が悪の手に渡った時の保険(?)」だと云う設定があり、一人でも互角に戦えるくらい強いのでござるが・・・
よ~く考えてみると、彼が悪の手に落ちていたらどうなっていたのでござろうか?
補欠勇者にしておくには実力があるので、あまりにも回りくどいのではないでござろうか、?
そう・・・ 彼一人居れば、たいていの事が出来る勇者なのでござるな。
まず、サメ型宇宙戦艦というコトで、移動能力は宇宙は勿論、空中・海上・水中・陸上とオールマイティーに活動でき、長距離移動も一人で行動できる「何でも有り」な勇者ロボなのでござるな。
言ってしなえば正規のレジェンドラの勇者を否定しまう存在であり、サメ型戦艦というデザインもお子様に媚びた、そのまんまのデザインであるが、主力武装の16連装スパイラルランチャーは、ミサイル発射を重点に置くゴルドラン商品において、最多のミサイル発射ギミックを持ち、玩具史上においても、BB弾連続発射式以外のミサイル発射ギミックでは最多であり、ゴルドラン・シリーズ玩具のミサイルとは共通規格の為に互換性が有り、ダイヤル式16連射のミサイルをぶちまけても、予備ミサイルには困らない親切設計なのでござる。
付属ミサイルも12発×4と豊富で、ロボットモードの武器であるロケットフックやシャークハーケンも16連装スパイラルランチャーより発射可能なのでござる。
因みに16連装スパイラルランチャーの艦底部への取り付けは、水中モーターをイメージした遊び心の有るデザインでござる。
そして、16連装スパイラルランチャーを背面に装着し、エンジン部を180°回転させキャタピラを引き出す事によりバトルタンクモードに変形するでござる。
本品には車輪が付いている為に転がし走行が可能でござる。
各砲塔は旋回するので、非常に戦艦らしいのでござるが・・・ 問題は大きさなのでござる。
艦橋構造物のマドから推測すると、中に人(ワルター・・・ 否! イーター・イーザック船長以下ユカイな仲間たち?)を乗せているので、大きさ的には可也デカイ勇者となるはずなのでござるが・・・ 他の勇者サイズと比べると、ロボットモードでは縮んだような気がするでござる・・・
そう・・・ 付属ジョイント(連結器)を使う事により、別売りのアドベンジャー(DX、鋼鉄武装アドベンジャー、4980円)と連結可能なのでござるが・・・ 連結する事によりスケール感が一気に崩壊する艦船系変形ロボの宿命背負っているでござる。
まあ・・・ アドベンジャーも通常の蒸気機関車よりも更にデカイのでサイズは特定しがたいでござる。 (笑)
しかし、商品は大きさが幸いし、背面の武器格納庫に、ロケットフックや予備ミサイルを収納できるスペースを有する事が嬉しいでござるな。
そしてロボットモードのデザインも海賊らしく隻眼であり、左腕にロケットフックが付いていたり、尾ビレ(艦尾)部分がマント風になっていたりと、あまりに媚びた・・・ 否!ねらったデザインでござる。
そして脚部の無駄にデカイ安定脚でござる・・・
コレほど大きくなくとも自立するのでござるが・・・ 16連装スパイラルランチャーの装着位置が後ろに有る為に転倒するわけでござるな。
従って安定脚がないと自立できないのでござるよ。 (笑)
しかも! 安定性を重視するためか、脚部は繋がったままで無可動!
肩の砲塔は旋回するが首は回らないし、腕の可動範囲も狭いときているでござるよ・・・
しかし・・・ その反面、右手に保持するキャプテンソードは海賊戦艦モードでは尾ビレ内側に収納できたり、両腕のロケットフックやシャークハーケンは、スプリング式の射出でござるが、スパイラルランチャー用のミサイルも発射できる、ミサイル発射に特化した玩具であり、米国ではミサイルが小さい為に販売できない商品でござる。 (笑)
さて・・・ 本品はミサイル発射にだけ特化している訳ではなく、付属の合体用ジョイント板を使用することとにより合体するでござる!
そう・・・ アドベンジャーとの武装合体!
ハイパーギャラクティカバスターモード!
流石、掟破りの勇者でござる、「後発の勇者は武器合体!」の法則が破られ、2番勇者であるアドベンジャーを武器にしてしまったでござるよ。
しかも、重心が右側に掛かる為に安定性が悪くなるのが普通でござるが、ここで無駄にデカイ安定脚が威力を発揮してビクともしないでござるよ。 (笑)
まあ、TVアニメでは蒸気機関車を肩に担ぐキャプテンシャークの作画は、効果的に安定脚が描かれ、実に漢らしい描写だったでござる。 ・・・しかし・・・ 「蒸気機関車は肩に担ぐ」の法則は守っているでござる。
が・・・ この商品よ~き見ると・・・ アドベンジャーの合体位置が真ん中よりではないでござろうか? TVアニメの作画は勿論の事、パッケージ写真でも合体位置が商品とずれていたりするでござる?
やはり・・・重心が右に傾くため改良で、パッケージ写真は試作品でござるか?
否? アドベンジャーの合体用ジョイントをずらした事も考えられるでござるが・・・?
う~む・・・ 可動と合体位置には不満が残る物の、何気にアドベンジャーの武器が持てたりする自由度と、商品の大きさから来る迫力は評価したい商品でござる。
まあ、デザインは・・・お子様向けマーケッティングの勝利でござるかな。 (笑)