大津市歴史博物館は15日、同市坂本5丁目の西教寺(注1)の木造阿弥陀三尊像の一つ「観音菩薩立像」(像高59cm)に、鎌倉時代の仏師快慶の弟子だった行快の名前が墨書されていたことが分かったと発表した。 現存する行快の名前が記された仏像では最古という。 三尊像のうち阿弥陀如来立像(像高81cm)も作風から行快作とみられという。
仏像の足を台座に挿す「足ほぞ」と呼ばれる部分に「巧匠 法橋(注2)行快」と記されていた。法橋は僧侶の位だが、仏師にも与えられた。 行快が法橋の地位にあったとみられる時期から1216〜27年に作られたとみられる。
行快の仏像は今月20日から大津市歴史博物館常設展示で展示される。
[参考:共同通信、産経新聞、京都新聞、NHK大津]
(注1) 天台真盛宗総本山 戒光山兼法勝西教寺: 聖徳太子の創建と伝わるが、定かでない。
(注2) 法橋、法眼と位が上がるが、法眼は1227頃に授かっている。
過去の関連ニュース・情報
2010.11.10 河内長野市・金剛寺 不動明王坐像の胎内から墨書が見つかり、行快作と判明
仏像の足を台座に挿す「足ほぞ」と呼ばれる部分に「巧匠 法橋(注2)行快」と記されていた。法橋は僧侶の位だが、仏師にも与えられた。 行快が法橋の地位にあったとみられる時期から1216〜27年に作られたとみられる。
行快の仏像は今月20日から大津市歴史博物館常設展示で展示される。
[参考:共同通信、産経新聞、京都新聞、NHK大津]
(注1) 天台真盛宗総本山 戒光山兼法勝西教寺: 聖徳太子の創建と伝わるが、定かでない。
(注2) 法橋、法眼と位が上がるが、法眼は1227頃に授かっている。
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